簡単そうで難しい「as」のイメージと使い方を理解しよう!

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皆さんは「as」という単語を聞いて、どう日本語に訳しますか?「〜の時」や「〜なので」、「〜につれて」など、短くて簡単なように見える「as」は意外と多岐に渡る用法があり、使い方も難しいものです。今回はそんな少し厄介な「as」のイメージをしっかり理解し、「asエキスパート」になるお手伝いをしたいと思います。

asのイメージは「イコール」、これ一つ!

Asは接続詞や前置詞、副詞と、品詞の種類も多岐に渡り、かつ接続詞だけでも色々な訳し方があるため、長文で登場すると意味をつかみにくくなる厄介な単語かもしれません。しかし実は、そんな「as」が持つイメージは1個だけ。

それは「イコール」、そう「=」です。

as は、asが結ぶ2つのものが「イコール」、つまり等価なものであるというのを表す「印」だと考えてみてください。例えば、「A as B」という文章があれば、asを「=」に置き換えて、「A=B」と構造を理解することができます。

▼大原則
asがあれば「=」に置き換えてみよう

では実際に「=」に置き換えて色々な例文を見ながらご説明したいと思います。

接続詞のasを「=」に置き換えよう

接続詞とは、後ろに主語(S)と動詞(V)を伴って、別の文とつなげる役割をする品詞のことです。asが接続詞になる時、多岐に渡る用法があり、戸惑う事も多いのですが、全て「イコール」に置き換えて考えてみましょう。

▼時間的に「イコール」:〜する時

As I entered the hotel, I saw him
(私がそのホテルに入った時、彼を見た。)
→ホテルに入った時=彼を見た時

ここでのasは「I entered the hotel」と「I saw him」を結んでいますので、「as」を「=」に変えると、「I entered the hotel = I saw him」となります。つまり「私がホテルに入った」のと「私が彼をみた」のは、「時間的にイコール(同時)」だということになりますね。この場合、「〜する時」と訳しますよ。

▼原因と結果が「イコール」:〜なので

As it is Sunday today , I have no work to do.
(今日は日曜日なので仕事がない。)
→日曜日=仕事がない日

ここでのasは「it is Sunday today」と「I have no work to do」を結んでいます。そこでasを「=」に置き換えると、「it is Sunday today= I have no work to do」となりますね。「今日は日曜日である」ということと「仕事がない」ということが、原因と結果という関係でイコールで結び付けられています。このように原因と結果の関係になっている場合、「〜なので」と訳すと自然でしょう。このように「〜なので」と訳すasは通常、原因になる文(今日は日曜日である)が、誰が見ても明らかなことである場合に使われます。そうでない場合は、「because」の接続詞を使った方が無難ですよ。

▼様態が「イコール」:〜するように

Do as I say.
(私が言うようにしなさい。)
→あなたがすること=私がしろと言うこと

この文章は、「Do as I say to do」という文章の「to do」が省略された形です。つまり「Do = I say to do」となり、「あなたがすること」と「私がしろと言うこと」がイコールなわけですね。このように物事のあり方(様態)がイコールである場合にもasが結びつける役割をして「〜するように」と訳します。この例文のように、asの後ろの文が省略されていて不完全な形の場合は「〜するように」と訳す事が多いですよ。

▼変化の具合が「イコール」:〜につれて

As time passed, the situation got worse.
(時間が経つにつれて、状況は悪くなっていった。)
→時間が経つ具合=状況が悪くなる具合

この例文の場合は、asが「time passed」と「the situation got worse」を結びつけて等価であることを示しています。つまり、「時間が経つという変化の具合」と、「状況が悪くなっていく」という変化の具合がイコールだということですね。この時のasは「比例のas」とも呼ばれ、比較級が前後に含まれるなどして、物事の変化を表す場合には、「〜につれて」と訳す事が多いでしょう。

▼逆説で結ぶ「イコール」の関係:〜にもかかわらず

Young as she is, she is very thoughtful.
(彼女は若いにもかかわらず、とても思いやりがある。)
→彼女=若い=思いやりがある

この文章は本来「As she is young, she is very thoughtful.」という語順であるはずです。そしてasはこれまでと同様イコールに置き換えられ、「she is young = she is very thoughtful(彼女は若くて、かつとても思いやりがある)」という構造なのですが、この「young」が話し手の意図によって強調されると、本来の語順が逆になる「倒置」という事態が起こります。その倒置によって、頭に「Young」が出てくるわけです。

このように倒置が起こるほどyoungが強調されると、「彼女は若い!それにもかかわらず、とても思いやりがある」と逆説の意味が発生します。

あくまで倒置が起こった時にのみ、asは逆説の「それにもかかわらわず」という意味になりますので、「倒置が起こっていれば逆説のas」というふうに見分けるといいでしょう。

接続詞以外のasも「イコール」に置き換えよう

「as」には接続詞以外に、副詞や前置詞の役割もあります。これらの場合も、やはり「イコール」に置き換えることができます。例文とともに見ていきましょう。

▼「〜として」と訳す前置詞のas

He works as a cook at the hotel.
(彼はそのホテルでコックとして働いている。)
→彼 = コック

Regard your enemy as your benefactor.
(敵を恩人と思え。)
→敵= 恩人

後ろに名詞を伴う「前置詞のas」。 1つ目の例文では「He = a cook」、2つ目の例文では「your enemy = your benefactor」でという関係が各々あり、やはり前置詞のasも等価の役割を果たすことが見て取れますよね。2個目の例文のように「regard A as B」は「A = Bとみなす」という意味でよく登場しますよ。

▼「同じくらい」と訳す副詞のas

She is as smart as you.
(彼女はあなたと同じくらい賢い。)
→She = smart = you

形容詞や副詞を修飾する「副詞のas」。「A is as 〜 as B(AはBと同じくらい〜だ)」は比較表現としてよく知られている形ですよね。この場合、最初のasが副詞のasで、「同じくらい」という意味があります。やはりここでもイコールの意味がasにはあるということがわかりますね。

まとめ

色々な品詞や用法があって苦手意識がある方も多いasですが、すべて実は「イコール(等価)」のイメージが根本にあります。TOEICなどの長文読解でも、結ばれたものが等価であるという構造だけでもつかめると、理解がしやすくなるかもしれません。ぜひ次にasを見かけたら挑戦してみてくださいね。

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