「かじる」「すする」など食べる動作を英語にいいかえると?

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西洋の食事マナーではよく、「スープをすすってはいけない」と言いますが、「すする」を英語で何というか、ご存じでしょうか。日本語に「かじる」「飲み込む」といった言い方があるように、英語にも食べ方にまつわるさまざまな表現があります。ここに紹介するような単語を覚えて、表現の幅をさらに広げましょう。

すすったり飲んだりすることに関連した表現

「飲む」と言えばまずはdrinkが思い浮かびますが、drinkは「液体を容器から口に入れる」という行為を表し、すすったりゴクゴク飲んだりする様子を表すには、また別の言い方を使います。日常の中でよく使われるものをご紹介しましょう。

▼slurp(すする)

It is acceptable to slurp noodles in Japan.
(日本では、麺をすすって食べていいことになっています)

麺やスープなどを、ズルズルと音を食べてすする様子を表します。「ズルズル」という擬音を”slurp, slurp”と表現することもあります。

▼sip(ひと口すする)

Sip the cocktail and taste it.
(カクテルを一口すすって、味わってみて)

slurpが「ズルズル」という音を伴うのに対し、sipはすっと一口すするだけで、音を立てるわけではありません。「ちびちび飲む」という意味にもなるので、I’m sipping whiskey at a bar.(バーでウィスキーをちびちび飲んでいる)というようにも使えます。

▼gulp(ゴクゴク飲む)

He gulped down his beer.
(彼はビールをゴクゴクと飲み干した)

“ゴクゴク”と音を立てて飲み込んでいる感じを表すのがgulp。downをつけると、「全部飲んだ」という意味合いになります。「ガツガツと音を立てて食べる」という意味にもなり、He gulped his meal.(彼はガツガツと食事した)というようにも使います。

▼swallow(ゴクンと飲み込む)

Swallow the tablets with water.
(水と一緒に錠剤を飲み込んでください)

gulpが飲んでいる最中の様子を表すのに対し、swallowはのどを通り切って「飲み込む」感じを表します。「言葉を飲み込む」と抽象的に使われることもあり、She swallowed what she wanted to say.(彼女は言いたいことを飲み込んだ)のように使えます。

▼lick(なめる)

Bob licked my ice cream!
(ボブが私のアイスクリームなめた!)

日本語同様、tongue(舌)でペロリとなめる様子を表します。待ちかねていたものを前にして「舌なめずりをする」のは英語圏でも同じ、He licked his lips when the dinner is served.(夕食が運ばれてきて、彼は舌なめずりした)のように使えます。

かむ、かじることに関連した表現

「かむ」といってまず思いつくのはbiteかもしれませんが、biteは「(歯で)かむ、かみつく」様子を表し、「口の中でかむ」ことには使いません。だから、「ガム」は普通biteしないのです。「かむ」「かじる」にまつわるさまざまな表現を見ていきましょう。

▼bite(かむ、かみつく)

He bit his sandwich.
(彼はサンドイッチにかみついた)

動物や虫が「かむ」場合にも使うので、I was bitten by mosquito.(蚊にかまれた)のようにいうこともできます。

▼chew(口の中でかむ)

Chew your food well before you swallow it.
(食べ物を飲み込む前によくかみなさい)

口の中で、歯でかむ様子を表します。日本語の「チューインガム」は、chewing gum(かむガム)から来ています。

▼gnaw(かじる)

A squirrel is gnawing nuts.
(リスが木の実をかじっている)

何か固いものをガリガリかじる感じ。gは読まず、「ノー」と発音します。「ひどく苦しめる」という意味にもなり、He was gnawed by anxiety.(彼は不安にさいなまれた)のように言います。

▼munch(ムシャムシャ食べる)

She’s siting there, munching her pizza.
(彼女はそこに座って、ピザをムシャムシャ食べてる)

口を動かしながらもぐもぐ、ムシャムシャ食べている様子を表し、「ムシャムシャ」という擬音を”munch, munch”ということもあります。日本語から受ける印象と同様、あまり上品な感じではありません。

まとめ

日本語では「スープを飲む」と言いますが、英語ではeat soup(スープを食べる)。drink soupと言うと、「カップに入ったスープに口をつけて飲むこと」をイメージします。このように、同じ「飲む」「かむ」といった意味の単語でも、日本語と英語では、言葉によってイメージが異なることがあるのです。外国のテレビや映画の食事のシーンなどを注意して見ていると、そこで使われている表現の違いに気がつくことがあるかもしれません。英語ならではの感覚を身につけて、日常の中で上手に使い分けられるようになりましょう。

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