よく耳にする「TOEIC公式問題集」の正しい使い方とは?

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新年度の目標に、TOEICのスコアアップを考えられている方もいるかと思います。私自身、TOEICに関するセミナー等でお話させていただくことや、関連する記事などを寄稿させていただく機会もありますが、その際には必ずと言っていいほど「TOEIC公式問題集(以下、公式問題集)」の話があがります。また、多くのTOEIC指導者の方も、高い頻度で「公式問題集」の利点について口にされています。
今回は「公式問題集」が多くのTOEIC指導者たちから評価されている理由について、そして、その効果的な活用法についてお話しさせていただきます。

そもそも「公式問題集」とは?

TOEICでは試験後に問題冊子を持ち帰ることができません。また、出題された問題の漏洩等も固く禁じられています。もちろん、英検などのように「過去問」も存在しません。これらのことから、実際のTOEICテストを再現することは非常に難しくなっています。
「公式問題集」は、TOEICテスト開発機関であるETS(Educational Testing Service)が、実際のテストと同じプロセスで作成した問題が収録されている唯一の問題集なのです。このため、設問の設定方法や使用されている英文の質が、TOEIC本試験でのものと極めて近くなっているのです。リスニング音声も実際のTOEICテストのナレーターの音声が使用されています。現在(2018年4月)までに、リスニング編・リーディング編を含む6種類の公式問題集が発売されています。(http://www.iibc-global.org/toeic/support/prep.html)。価格は高めですが、どれも高いクオリティーが保たれています。

「公式問題集」の効果的な活用法

公式問題集には様々な活用法があります。ここでは、特にTOEIC学習を始めたばかりの方や英語学習初級者にぴったりの3つの学習法を紹介します。

①「リスニングパートを音読する」
意外に思われるかもしれませんが、「リーディングパート」ではなく「リスニングパート」を音読するのです。理由は次の通りです。リーディングパートの英文は非常に難易度が高いため、音読する題材としては適切ではありません。(音読は、声に出している英語の意味が、自分で理解できなければ効果は薄くなります)。「リーディングパート」でも良質な英文が使用されていますが、難易度という観点から「リスニングパート」の英文のほうが音読には向いているのです。

②パート5(または、パート6)の短めの英文を精読する
TOEICの英文は非常に良質でauthentic(オーセンティック:実用度が高いもの)だと言えます。しかし、パート7などの長い英文をしっかり理解して精読していくことは英語上級者の方でもなかなか大変なようです。一方、パート5などの短文であれば、別冊解答に載っている日本語訳を用いて精読することは可能だと思います。このような地道な精読こそがリーディング力を上げるための最も効果的な方法なのです。

③公式問題集を用いて語彙力をアップさせる
②で紹介した学習法と関連していますが、公式問題集の別冊解答には全ての英文の日本語訳だけではなく、非常に丁寧な単語や熟語の意味が掲載されています。前述したように、TOEICで用いられている英語は非常に信頼のおける、頻出度が高いものなので、本文中に自分の知らない単語・熟語があれば、一つずつ覚えていきましょう。このような地道な作業が語彙力をアップさせる唯一の方法だと言えます。

「公式問題集」で今年こそスコアアップ
ここまで紹介してきましたように、「公式問題集」を「問題集」としてではなく、「学習書」や「単語集」のように使用することが大切です。こうすることで、英語力の向上やTOEICのスコアアップにもつながるはずです。ぜひ、実践してみてください。

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