TOEIC新形式への対策ちゃんとできてる?スコアアップのカギはPart5への取り組み方

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あなたのTOEICスコアは思うように伸びていますか?

TOEICは7つのパートに分かれていますが、その全ての対策を毎日進めていくのは簡単なことではありません。特に忙しい社会人の方だと、行き帰りの通勤電車や休日ぐらいしか時間を割けないという方も多いでしょう。TOEICの勉強をまだ始めたばかりの方や、自身の勉強法をまだ確立できていない方は、一問が短くTOEICのエッセンスが凝縮されているPart5に集中的に取り組むことをおすすめします。

1. 新形式でも変わらない。Part5にはTOEICのエッセンスが盛りだくさん!

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まずはPart5の概要を確認しておきます。Part5は、短い英文中に一つの空欄があり、その中に入るものとして最も適切なものを、選択肢から選ぶという、短文穴埋め問題です。このPart5で問われているのは、文法力と語彙力の二つであり、品詞や接続詞を問う問題、単語やイディオムを問う問題など広い範囲から出題されます。TOEICの出題形式と問題構成が、2016年5月実施の公開テストより変更されることが発表されましたが、Part5は問題数が減るだけで、出題形式はそのままであることが分かっています。

Part5を制するものはTOEICを制する?

Part5は、TOEIC上級者でも最後まで苦労するパートの一つです。なぜなら攻略するためには、基礎文法のほぼ全てを網羅しておく必要があり、単語や熟語も全パートの中で最も難解なものが出題される傾向にあるからです。

しかし一方で、これは「Part5にはそれだけ多くのエッセンスが詰まっている」ということでもあります。Part5で出題される単語や文法が分かっていれば、他のリスニングパートや、長文問題にも対応することができ、あとは、それが聞き取れるか、すばやく読めるかの問題です。細かく言えば、それぞれのパートに応じた対策やテクニックも必要になってきますが、Part5で養った力はTOEIC全体に応用が利くのです

もちろん全パートを満遍なく学習するのが理想ですが、忙しい現代社会ではまとまった学習時間を取るのが難しいという方も多いでしょう。そのような方たちや、特に知らない単語がたくさんある、文法が分からなくて意味が取れないといった、TOEIC初心者の方たちは、まずはPart5対策を優先的に進めてみてはどうでしょうか

また手軽に持ち運びができるよう、文庫サイズや新書サイズで出されているPart5対策用教材も多く、Part5に特化したスマホアプリも複数あるので、通勤などの隙間時間を使って手軽に学習できるのも、おすすめする理由の一つです。

2. 解いて終わりはもったいない!Part5から最大限に学ぶコツ

Part5の対策、「解いて答え合わせをして終わり」にしていませんか?

先ほど述べたように、Part5の一つの問題は短いですが、その中に重要な文法や単語が凝縮されています。たしかにPart5は知識問題なので、簡単なものであれば3秒で解くことも可能です。限られた時間の中で、かなりの問題数をこなさなければならないテスト本番であれば、知識とテクニックをフルに使って時間を節約することも重要ですが、日常の学習であればもっと丁寧に一問ずつ進めていくことをおすすめします。そこで、解答に関係するポイントだけでなく、Part5からもっとたくさんのことを吸収するためのコツを紹介します。

知らない単語は全て覚える

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Part5には、文章を最後まで読まなくても解答できる問題が少なくありません。

Participants of the charity event are given precious medals that were created in 1990 when the charity ——- began.
(A) original (B) originally (C) origin (D) originates

上の例題を見てください。この問題を見て数秒で(B)を選んだ人も多いでしょう。これは品詞問題なので、全文を読まなくても空欄の前後を見ただけで、動詞を修飾する副詞の(B) originallyが入ることがわかります。それで次の問題に移ってしまってもいいのですが、それではあまりにももったいない。

もちろんこの英文中の全ての単語を知っていて、意味もすばやく取ることができればそれで問題ありません。しかしそうでない方は、下記のような、解答には直接絡まないけれど、TOEICに頻出する単語も押さえるようにしましょう。

・ participant 参加者
・ charity event チャリティーイベント
・ create 〜を作る
・ original 最初の
・ origin 起源
・ originate 起こる

そして文全体を通して、正しくすばやく意味が取れるように何度も読み返します。そうすることで、place an orderのようによく一緒に用いられる語句の組み合わせ(コロケーション)が身に付き、「この単語とこの単語は相性がいいんだな」という語感が鍛えられていくのです。

攻めの姿勢で問題を徹底的に掘り下げる

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Participants of the charity event are given precious medals that were created in 1990 when the charity (originally) began.

こちらは先ほどの例題ですが、解答のカギとなった「動詞を修飾するのは副詞」という部分だけがポイントではなく、もっと他にも見るべき要素があります

例えば、Participantsに対応するbe動詞がareになっていること。TOEICでは次のように空欄の位置を変えて、Participants of the charity event —— given precious medal〜とし、Participantsとthe charity eventのどちらが正しい主語なのかを見破れるか試す問題も出題されます。またこれもシンプルなポイントですが、whenの後がS+Vを含んだ節になっています。こうした何気なく読み飛ばしてしまう部分にも、次のテストで出るかもしれないポイントは多く眠っているのです。

ただひたすら解答→答え合わせを繰り返すのではなく、「自分ならここを問題にするだろうな」と出題者の気持ちになって問題を解くことで、自分の知識を整理することができ、実際のテストに出たときにもすばやく対応できるようになるでしょう。

少ない時間でパフォーマンスを最大化する

5月からの新形式では、長文パートが増え、難化が予想されており、従来のテクニックだけに頼っていると、思うようなスコアが出なくなってしまうでしょう。

これからのTOEIC対策には質が求められています。少ない時間で大きな成果を出すためにも、今回ご紹介したようなPart5を中心としたTOEIC学習を試してみてはいかがでしょうか。本当の英語力を身につけることができれば、スコアは必ずそれを示してくれるはずです。

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