中学校の英語からよく目にしたであろう a(an) と and。
シンプルな言葉たちだからこそ、しっかりとルールを知りましょう。
早速、問題を見てみてください。
次の英文を見てください。
「昨日、私は何人に会った」
でしょうか?
I saw a cook and artist yesterday.
この文の主人公である「私(I)」は一体誰に会った(saw)のでしょうか?
a(an) は何を支えているか?
正解は「1人」です。
「あれ? cook と artist に会ったのでは?」
と思われた方は、早とちりをしてしまったかもしれません。
a は「とあるひとつ(ひとり)」を表します。
a は後ろに名詞(のかたまり)が来る目印!
a の後には必ず名詞が来ます。
今回の問題ではどんな名詞が後ろに来ていますか?
cook だけなのか、artist も含めるのか。
決め手は and にあります。
and は何を並べているか?
and は「そして」という意味で覚えていますかね。
もちろん意味は合っていますが、次のポイントは大丈夫でしょうか?
対等に言葉を並べる(=等位)接続詞
日本語訳だけでは気づくことができません。
and の前後を見て、「対等な」の語句を見つける必要があります。
では、前の a と and を合わせて、問題の英文を見ましょう。
今回の英文は空欄の前に a cook という名詞があります。
a から名詞のかたまりが始まっているわけです。
そして、空欄の後には artist という名詞があります。
名詞という同じ働きの言葉を and が並べていますね。
視覚的に示すと、上のような感じです。
では、「cook と artist に会った」とする場合は、
どのように言えばいいのでしょうか?
このように言えば、それぞれ別の人物を表せます。
ふたつの英文を and が並べているものを意識しながら、
状況を想像しながら、何度も声に出して読んでみましょう。
and との距離が徐々に縮まっていくはずですから。
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