「2倍の大きさ」「60%の重さ」は英語で言える?「比較級」や「名詞」を使って倍数表現をマスターしよう

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「2倍の大きさ」「60%の重さ」は英語で言える?「比較級」や「名詞」を使って倍数表現をマスターしよう
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「〜より2倍大きい」「〜の3倍の高さだ」といった倍数を表す表現はなかなかすぐに口から出てきにくく、とても難しいですよね。今回はそんな「倍数」を、比較級などを使って表現する方法をご紹介したいと思います。比較表現が苦手な方にもわかりやすいように、順を追っておさらいしていきましょう。

「as 〜 as」の原級比較を使って倍数を表現しよう

比較級を学んだ際に、「as many as〜(〜と同じくらいたくさん)」「as large as〜(〜と同じくらい大きい)」といった「原級比較」という表現を学ばれた事があるかと思います。この「as 〜 as …(…と同じくらい〜)」の表現を使って倍数表現をすることができます。

「A is ◯ times as 〜 as B」→ 「AはBより◯倍〜だ。」

「as many as〜」「as large as〜」の前に「three times」「four times」といった「◯ times(◯倍)」を置くだけで表現することができます。

This country is as large as Japan.
(この国は日本と同じ大きさです。)

This country is three times as large as Japan.
(この国は日本の3倍の大きさです。)

このように、「as large as 〜」の前に「three times」をつけて、「〜の3倍の大きさ」という倍数表現ができます。

This house is as big as mine.
(この家は私の家と同じ大きさです。)

This house is five times as big as mine.
(この家は私の家の5倍の大きさだ。)

こちらも、「as big as 〜」の前に「five times」をつけて、「〜の5倍の大きさ」という倍数表現ができます。原級比較「as 〜 as」の形を少し変化させるだけですので、とても簡単に作ることができますよ。

「〜er than」の比較級を使って倍数を表現しよう

比較級といえば「bigger than〜(〜より大きい)」「longer than〜(〜より長い)」という形を思い浮かべる方も多いでしょう。この比較級の形を使って、「◯倍大きい」「◯倍広い」というような倍数表現をすることもできます。

「A is ◯ times 〜er than B」→ 「AはBより◯倍〜だ。」

つまり、「bigger than」「smaller than」といった比較級の前に「three times」「four times」といった「◯ times」を置くだけです。

例えば下記のように使います。

This train is longer than that one.
(この電車はあの電車より長い。)

This train is three times longer than that one.
(この電車はあの電車より3倍長い。)

このように、「longer than〜」の前に「three times」をつけて、「〜の3倍の長さ」という倍数表現ができます。

My room is bigger than yours.
(私の部屋はあなたの部屋より大きい。)

My room is four times bigger than yours.
(私の部屋はあなたの部屋の4倍大きい。)

こちらも、「bigger than〜」の前に「four times」をつけて、「〜の4倍の大きさ」という倍数表現ができます。

このように比較級を使って倍数表現をすることもできますが、基本的には「as 〜 as」の原級比較を使って倍数表現をすることの方が多いとされています。

「the 名詞 of」を使って倍数表現をしよう

倍数表現は、比較級や原級を使わず、名詞のみを使って表現されることもあります。

「A is ◯ times the 名詞 of B」→AはBの◯倍の…だ。」

この「名詞」の部分は、比較したい内容で変化します。例えば下記のように使います。

This train is three times the length of that one.
(この電車はあの電車の3倍の長さです。)

「長い」という形容詞の名詞形である「length(長さ)」を使って、「the length of」という形をつくり、その前に「three times(3倍)」を置くことで「〜の3倍の長さ」という意味になっています。

My room is four times the size of yours.
(私の部屋はあなたの部屋の4倍のサイズです。)

こちらは「大きい」という意味を名詞にした「size(大きさ)」を使って「the size of」という形をつくり、その前に「four times(4倍)」を置くことで「〜の4倍の長さ」という意味になります。

なお、名詞部分によく使われる英単語には下記のようなものがありますよ。

<名詞に使われる英単語>
・大きさ:size
・重さ:weight
・長さ:length
・高さ:height
・速さ:speed
・広さ:width
・深さ:depth
・年齢:age
・数えられる数:number
・数えられない量:amount

これらの英単語を「the 名詞 of」に応用して使いましょう。

比較級の3つの注意点

これまでお話してきた倍数表現を使うにあたり、いくつかの大切な注意点がありますのでご説明していきましょう。

いろいろな倍数表現

「3倍」は「3 times」、「4倍」は「four times」と表現していきますが、「〜 times」を使わずに表現する例外があります。

2倍は「twice」

「2倍」を表す際には、「two times」ではなく、「twice」という表現が使われます。「two times」とは言いませんので注意しましょう。

This house is twice bigger than mine.
(この家は私の家より2倍大きい。)

This building is twice as tall as that one.
(このビルはあのビルの2倍の高さだ。)

This house is twice the size of mine.
(この家は私の家の2倍の大きさだ。)

「半分」「3分の2」などの表し方

「〜の3分の1」「〜の5分の2」のような分数表現を使いたいときには、「〜 times」のかわりに分数表現を前に置いて表し、原級比較の「as 〜 as」や「the 名詞 of」を使って表現します。

The train is one third as long as that one.
(この電車はあの電車の3分の1の長さです。)

That country is two thirds as big as Japan.
(あの国は日本の3分の2の大きさです。)

My house is two thirds the size of yours.
(私の家はあなたの家の3分の2の大きさです。)

ただし、「2分の1」とはあまり言わず、「半分」という意味の「half」を使います。

My house costs half as much as this one.
(私の家はあの家の半分の価格だ。)

This package is half the weight of that one.
(この荷物はあの荷物の半分の重さです。)

60%などのパーセント表記

「〜の80%だ」といったパーセント表記も原級比較の「as 〜 as」や「the 名詞 of」を使って表現することができます。

My room is about 80 percent as big as this room.
(私の部屋はこの部屋の約80%の大きさです。)

上記のように、「as big as〜」の前に「about 80%(約80%)」を置くだけで「〜の80%の大きさ」と表現することができます。

It’s 60 percent of the weight of the original.
(これは元の60%の重さです。)

上記のように「the wight of〜」の前に「60%」を置くだけで、「〜の60%の重さ」と表現することができます。

倍数表現の疑問文

「何倍の大きさですか?」など倍数表現を疑問文にする場合は、通常比較級の「〜er than」を用い、「How many times 〜er is A than B?」という形で表現します。

How many times bigger is America than Japan?
(アメリカは日本の何倍の大きさですか?)

How many times longer is this road than the other one?
(この道路はもう一方の道路の何倍の長さですか?)

語順を間違えないように、上記の2つの文章を何度も言って覚えてしまうのがおすすめですよ。

目的語がasに含まれる場合

下記のような文章の場合、

I have many pencils.
(私はたくさんの鉛筆を持っている。)

上記の文章を、原級比較の「as 〜 as」を使って倍数表現をする際には、

I have twice as many pencils as her.
(私は彼女の2倍の鉛筆を持っている。)

といったように、「as 〜 as」の中に目的語の「pencils」も入れ込みます。「☓ I have pencils as many as her」とはなりませんので語順に気をつけましょう。

確認問題に挑戦しよう!

最後に、確認のクイズに挑戦してみましょう!

問題:次の日本語にあう英文になるように( )に適切な英語を書きましょう。

(1)この家は私の家の2倍の大きさだ。
This house is (     )as big as mine.

(2)カナダは日本の何倍の大きさですか?
How many (   )is Canada than Japan?

(3)あの国は日本の3分の1の大きさです。
That country is (    )as big as Japan.

(4)これは元の60%の重さです。
It’s 60 percent of the ( ) of the original.

答え:
(1)twice
(2)times bigger
(3)one third
(4)weight

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「〜の3倍の大きさ」といった倍数表現は、表現するのが難しそうに感じられがちですが、実際は、形さえ知ればとても簡単です。主に3つの定形表現がありますので、何度か例文を口に出しながら形を覚えてしまいましょう。

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