“could”は過去だけじゃない!ネイティブも使う意味と使い方を解説

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“could”は過去だけじゃない!ネイティブも使う意味と使い方を解説

皆さんは「could」という単語をよく使いますか?「できる」という意味の「can」の過去形が「could」ということはご存知の方も多いかもしれませんが、「could」は「できた」だけではありません。今回はそんな「could」の色々な意味や使い方をご紹介しましょう。

過去形だけじゃない「could」の使い方

「could」は助動詞「can」の過去形の形で、「できた」と訳すと中学英語では習います。しかし「could」は過去のことを表すだけでなく、未来や現在についても表現することができます。初めに「could」の使い方について解説します。

過去の能力:できた

I could swim when I was five.
(5歳の時に泳げました。)

When I was young, you could buy a packet for two dollars.
(若い頃は1箱2ドルで買えましたよ。)

皆さんが最初に習った「できる」という意味の「can」の過去形としての「could」です。過去の能力において「(過去に)〜できた」と表現します。能力として「〜できた」だけでなく、2つ目の例文のように「以前は〜が可能だった」という「可能」の意味でも使うことができます。

可能性:〜かもしれない

It could rain tomorrow.
(明日は雨がふるかもしれない)

He could be at home now.
(彼は今、家にいるかもしれない。)

未来や現在に対して起こりうる可能性について「〜かもしれない」と表現したいときにも「could」は使われます。「could」というように「can」の過去形にはなっていますが、過去について話しているのではありませんので注意しましょう。1つ目の例文の場合は「明日」という未来の可能性について話しており、2つ目の例文の場合は「今」という現在の可能性について話していますよ。

丁寧な依頼:〜していただけますか?

Could you help me?
(手伝っていただけますか?)

Could I use your phone?
(電話を使わせていただけますか?)

「Could I 〜?」や「Could you〜?」の形で始まって、相手に丁寧に許可を求めたり、依頼をしたりする表現です。「Can you 〜?」や「Can I 〜?」よりも「Could you 〜?」「Could I 〜?」を使った形のほうが、丁寧さが増しますので、目上の人やビジネスの場で使うときは必ずこちらを使いたいところです。

非現実的な仮定:〜だったらよかったのに

You could have told me.
(言ってくれても良かったのに。)

I could have won the game.
(勝てたかもしれないのに。)

実際にはそうしなかったけれど、「できたはずだった」という後悔や仮定を表現したい時にも「could」は使われます。仮定法から来た表現ですので、例文のように過去のことについての後悔を話したいときには、「could have told」「could have won」と、「could + have + 過去分詞」の形になります。

「could」を含んだ、知らないと訳せない英語表現

次に、couldを含んだ英語表現で、ネイティブが会話の中でよく使うものをご紹介しましょう。どれも知らなければ訳しにくいものばかりですので、必ず知っておきたいところです。

I could use 〜:〜があったら助かる

I could use a break.
(ちょっと休憩したいな)

I could use a coffee.
(コーヒー飲みたいな。)

I could use some help.
(ちょっと手伝ってもらえると助かる)

直訳すると途端に訳せなくなる例文ばかりですが、「I could use」という表現を知っていれば難なく訳せます。「I could use」はひとかたまりで、「〜ができたらありがたい」「〜があったらいいなあ」という意味になります。「I want to〜(〜したい)」と欲求を表現すると直接すぎることでも、婉曲的に「ちょっと〜したいなあ」と伝えることができるのでとても便利です。

3つ目の例文のように、「I could use some〜」と「some」のうしろに抽象的な名詞を置いて、「助け」「愛」「刺激」などの抽象的な欲求にも使うことができます。

couldn’t 〜 比較級:これ以上〜できないくらい・・

It couldn’t be better.
(最高だ)

I couldn’t agree more.
(大賛成です。)

I couldn’t be happier.
(すごく幸せ!)

「couldn’t 〜 比較級」は、直訳すると「これ以上〜できない」となり、つまり「これ以上〜できないくらい…だ」という最上級の肯定文になります。

例えば、1つ目の例文の場合、「これ以上より良くなれない」というのが直訳で、そこから「最高だ」という意味になっています。2つ目の例文の直訳は「これ以上賛成できない」、3つ目の例文は「これ以上幸せになれない」という意味ですね。

couldn’t care less:どうでもいい

I couldn’t care less about celebrity gossip.
(芸能ゴシップなんて全然興味ない。)

I couldn’t care less about what people think of me.
(人が私をどう思おうと、全く気にしない。)

先程の「couldn’t 〜 比較級」の形をとった表現で、よく使われるのが「couldn’t care less」という英語表現です。直訳すると「これ以上少なく気にすることができない」となり、「つまり全然気にしていない」「全く興味がない」という意味になります。「I couldn’t care less」だけで「どうでもいいよ」「ちっともかまわない」という発言になりますので知っておきましょう。

couldn’t be〜:〜のはずがない

That couldn’t be true.
(それが本当なはずがない。)

She couldn’t be serious.
(彼女が本気のはずがない。)

This couldn’t be happening.
(そんなことが起こるはずがない)

「couldn’t be〜」で「強い否定」になり、「〜のはずがない」と表現することができます。「can’t be」も同じ「強い否定」ですが、それよりは幾分、丁寧な表現になりますよ。また「It couldn’t be…!」で「まさか!(そんなはずがない)」というような表現になり、海外ドラマなどで驚いた人のセリフにもよく出てきます。

you could have fooled me:そんなふうにはみえないけど

Really, I’m pleased. – You could have fooled me.
(ほんとよ、私はとっても幸せよ。- そんなふうには見えないけど。)

You say you’re not tired? Could have fooled me.
(疲れてないって?とてもそうは見えないけど。)

相手の言動と事実が合わない時に言う皮肉を含んだ言葉です。「You could have fooled me」で「別のときなら私をだませたのに」というのが直訳。つまり「今は騙せないよ」「そんなのは嘘でしょう」という意味。「そんなふうには見えないけど」と訳したり、「だまされないよ」と訳したりします。

Who could blame 〜?:無理もないよね

She cried when she heard the news. Who could blame her?
(その知らせを聞いて彼女は泣いた。誰がそれを責められる?)

She quit that stressful job. Who could blame her?
(あんなストレスの多い仕事はやめたんだ。誰が彼女を責められる?無理もないよ。)

「Who could blame〜?」は「誰が〜を責められる?」が直訳で、対象の人に共感を示し、「それは当たり前だよ」「無理もないよね」と理解を示す表現です。相手を守るようなニュアンスになるので、あなたの優しさが伝わる表現です。

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中学英語で「could」といえば「can」の過去形と習ったことから、「could」は過去形で使うと覚えてしまった方も多い「could」ですが、実は現在未来も含め、様々な意味で使われます。またcouldを含んだ表現も沢山あり、知らなければ訳せないものばかりですので、ぜひ覚えておきましょう。

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