「英語のメールは書けるのに、会議になると言葉が出てこない」
「TOEICではある程度点数が取れるのに、仕事の英会話には自信がない」
「相手の話にはついていけても、とっさの返事に困ってしまう」
そんな経験はありませんか?ビジネス英語というと、難しい単語や丁寧で長い英文を覚えなければならないと思いがちです。しかし、実際の仕事のやり取りでは、短くてシンプルなフレーズが繰り返し使われています。
たとえば、「確認します」と言いたいとき、
Let me check.(確認しますね)
「あとで連絡します」なら、
I’ll get back to you.(あとでご連絡します)
毎回長い英文を考える必要はありません。これだけでも、十分に自然なコミュニケーションができます。
仕事の英語で大切なのは、難しい英文をたくさん知っていることだけではありません。必要な場面で、短い一言をすぐに口から出せることです。こうした定番フレーズが身につくと、会議で相槌を打つ、確認する、意見を求める、少し考える時間をつくるといった日常のやり取りがぐっと楽になります。
- もくじ
「まずはこれだけ」仕事で使えるビジネス英語18選早見表
仕事の英語では「難しい英文を作ること」よりも、短いフレーズを必要なときにすぐ使えることが大切だとお伝えしてきました。では、実際にはどんな表現を覚えておけばよいのでしょうか。
まずは、この記事で紹介する18フレーズを一覧で見てみましょう。すべてを一度に覚える必要はありません。「これは明日の仕事で使えそう」と思うものを2~3個見つけるところから始めてみてください。
| 場面 | フレーズ | 意味 |
|---|---|---|
| 返答 | I’ll get back to you. | あとでご連絡します |
| 確認 | Let me check. | 確認します |
| 納得 | That makes sense. | なるほど、納得です |
| 同意 | Sounds good. | いいですね |
| 強い同意 | Absolutely. | もちろんです/その通りです |
| 会議 | Any thoughts? | 何か意見はありますか? |
| I agree. | 賛成です | |
| That’s a good point. | それはいい視点ですね | |
| 確認 | Could you clarify that? | もう少し詳しく説明していただけますか? |
| 進行 | Let’s move on. | 次に進みましょう |
| 確認 | Just checking… | 念のため確認ですが |
| 返答 | No worries. | 大丈夫ですよ |
| お礼 | Thanks for letting me know. | 知らせてくれてありがとうございます |
| Appreciate it. | ありがとうございます/助かります | |
| 案内 | Feel free to… | 遠慮なく~してください |
| 雑談 | How’s everything going? | 最近どうですか? |
| Busy day? | 今日は忙しいですか? | |
| Hope your week’s going well. | 今週も順調だといいですね |
短い表現ばかりですが、会議、メール、チャット、雑談など、仕事で繰り返し登場する場面をかなりカバーできます。大切なのは「18個知っている」状態で終わらせず、実際の場面で使えるようにすることです。ここから、それぞれのフレーズの使い方を詳しく見ていきましょう。
ビジネス英語は「難しい英語」より短いフレーズが重要
ビジネスの場では、正確で丁寧な英語が求められる——そう考えると、つい「きちんとした英文を作らなければ」と身構えてしまうかもしれません。
もちろん、契約書や正式なメールなどでは正確さが重要です。しかし、日々の会議やチャット、同僚とのやり取りでは、毎回長い英文を組み立てる必要はありません。むしろ、よく使うのは短くてシンプルなフレーズです。
「確認する」= confirm とは限らない
日本語から英語を考えると、「確認する」は confirm と覚えている人も多いでしょう。
たとえば、I will confirm it. 文法的には間違いではありません。ただし、confirm は「内容が正しいことを確定する」「予約や事実を正式に確認する」といった意味で使われることが多い単語です。
一方、資料や予定を「ちょっと見て確認する」という場面なら、Let me check. の方が自然です。
Let me check my calendar.(カレンダーを確認しますね)
Let me check with my manager.(上司に確認してみます)
日本語ではどちらも「確認する」ですが、英語では場面によって使う動詞が変わります。単語を一対一で置き換えるのではなく、「この場面ではどんな一言が使われるのか」をかたまりで覚えることが大切です。
「検討します」も長い英文にしなくていい
会議で突然意見を求められたとき、すぐに答えが出ないこともあります。
そんなとき、
I will consider it carefully and give you my decision later.(慎重に検討して、後ほど回答します)
と長く言おうとすると、英文を組み立てている間に会話が止まってしまいます。
状況によっては、もっとシンプルに、
Let me think about it.(少し考えさせてください)
だけでも十分です。さらに時間が必要なら、
Let me think about it and get back to you.(少し検討して、あとでご連絡します)
と、短いフレーズ同士をつなげればよいのです。
ビジネス英語では、「難しい一文を作る」よりも、短い定番表現を組み合わせるという発想を持つと、ぐっと話しやすくなります。
仕事では「短く返す力」が会話をスムーズにする
英語が出てこないとき、「もっと単語を覚えなければ」と思う人は少なくありません。しかし、実際には知っている英語を素早く取り出せていないことが原因の場合もあります。
会議で相手の意見に納得したら、That makes sense.
提案に賛成なら、Sounds good.
少し確認したいなら、Let me check.
こうした一言がすぐに出るだけでも、会話への参加のしやすさは大きく変わります。まずは「完璧な英文を話す」ことより、相手の発言に短く反応することを意識してみましょう。
ここからは、実際の仕事で使いやすい18個のフレーズを、場面別に紹介します。
まず覚えたい|返事に困ったときのビジネス英語6選
仕事で英語を使っていると、「何と返せばいいかわからない」という瞬間が意外と多くあります。
すぐに答えられない、確認したい、相手の意見に同意したい、そんなときに使えるのが、これから紹介する5つのフレーズです。
まずはこの5つを反射的に言えるようにしておくだけでも、やり取りがかなり楽になります。
1. I’ll get back to you.|あとでご連絡します
その場ですぐに答えられないときに便利なのが、I’ll get back to you. です。
I’ll get back to you tomorrow.(明日ご連絡します)
Let me check and get back to you.(確認して、あとでご連絡します)
get back to someone は、「確認したり検討したりしたあと、その人に改めて連絡する」という意味でよく使われます。
単に「返信する」というよりも、いったん持ち帰ってから回答するニュアンスがあります。
会議中に突然質問されても、必ずその場で答えを出す必要はありません。そんなときにこの一言を知っていると、焦らず対応できます。
2. Let me check.|確認します
資料や予定、数字などを確認するときに幅広く使える表現です。
Let me check the schedule.(スケジュールを確認します)
Let me check with the team.(チームに確認してみます)
Let me check and see.(ちょっと確認してみますね)
Let me ~ は「私に~させてください」が直訳ですが、実際の会話では「~しますね」という自然な申し出としてよく使われます。
I will check. でも意味は通じますが、Let me check. の方が、その場ですぐ確認するような柔らかい響きになります。
3. That makes sense.|なるほど、納得です
相手の説明を聞いて「なるほど」「それならわかります」と伝えたいときに使います。
That makes sense. Thanks for explaining.(なるほど。説明してくれてありがとうございます)
That makes sense now.(これで納得できました)
日本語の「なるほど」に近い表現ですが、単なる相槌というより、相手の説明に筋が通っていると理解したことを示すニュアンスがあります。
会議では黙ってうなずくだけでも意思表示はできますが、一言 That makes sense. と返すだけで、「きちんと話を聞いている」ことが相手にも伝わりやすくなります。
4. Sounds good.|いいですね
提案や予定に対して「それで大丈夫です」「いいですね」と軽く同意するときの定番表現です。
How about 3 p.m.?(午後3時はどうですか?)
Sounds good.(いいですね)
また、
I’ll send you the draft this afternoon.(今日の午後、下書きを送ります)
Sounds good. Thanks.(いいですね。ありがとうございます)
というようにも使えます。
sounds は「~のように聞こえる」という意味なので、直訳すると「よさそうですね」。OK. よりも少し前向きな印象を出したいときに便利です。
5. Absolutely.|もちろんです/その通りです
相手の発言に強く同意するときに使えるのが Absolutely. です。
Do you think we should prioritize this project?(このプロジェクトを優先した方がいいと思いますか?)
Absolutely.(その通りだと思います)
依頼への返答として、
Can you send me the latest version?(最新版を送ってもらえますか?)
Absolutely. I’ll send it now.(もちろんです。今送ります)
のように使うこともできます。
Yes. よりもはっきりとした賛同を示せる表現ですが、どんな場面でも使う必要はありません。強く賛成したいときや、快く引き受けることを伝えたいときに使ってみましょう。
6. No worries.|大丈夫ですよ
相手から謝られたり、お礼を言われたりしたときに使いやすい表現です。
Sorry for the late reply.(返信が遅くなってすみません)
No worries.(大丈夫ですよ)
また、
Thanks for helping me with this.(手伝ってくれてありがとう)
No worries.(どういたしまして/大丈夫ですよ)
という返し方もできます。
比較的カジュアルな表現なので、社内チャットや親しい取引先との会話に向いています。よりフォーマルに返したい場合には No problem. や That’s perfectly fine. なども選択肢になります。
会議でそのまま使えるビジネス英語5選
英語の会議では、長い意見を述べることだけが「発言」ではありません。
相手の意見に反応したり、質問したり、次の話題へ進めたりする一言も、会議を成立させる重要なコミュニケーションです。
「自分から長く話すのはまだ難しい」という人こそ、まずは次の5つから使ってみましょう。
7. Any thoughts?|何か意見はありますか?
メンバーから意見を求めたいときの短くて便利な表現です。
We’ve reviewed the proposal. Any thoughts?(提案内容を確認しました。何か意見はありますか?)
Any thoughts on the new design?(新しいデザインについて何か意見はありますか?)
What do you think? もよく使われますが、Any thoughts? は会議で複数の人に広く意見を募るときにも使いやすい表現です。
進行役でなくても、自分の意見を述べたあとに、
That’s my view. Any thoughts?(私はそう考えています。皆さんはいかがですか?)
と続ければ、自然に会話を広げられます。
8. I agree.|賛成です
相手の意見に賛成するときの基本表現です。
I agree. We should focus on the customer experience.(賛成です。顧客体験に注力すべきだと思います)
I agree. だけでも十分ですが、一歩進んで理由を添えると、自分の意見としてより伝わりやすくなります。
I agree, especially because we’re short on time.(賛成です。特に、時間が限られているからです)
また、完全には同意しない場合には、
I agree to some extent, but…(ある程度は賛成ですが……)
と続けることもできます。
9. That’s a good point.|それはいい視点ですね
相手の発言を受け止めるときに便利な表現です。
That’s a good point. We should look at the numbers again.(いい視点ですね。数字をもう一度確認した方がよさそうです)
特に便利なのが、自分とは違う意見に返答するときです。
That’s a good point, but have we considered the cost?(それはいい視点ですね。ただ、コストについては検討しましたか?)
いきなり But I disagree. と反論するよりも、まず相手の意見を受け止めてから自分の考えを述べると、話し合いを穏やかに進めやすくなります。
10. Could you clarify that?|もう少し詳しく説明していただけますか?
相手の意図がよくわからなかったときに使える表現です。
clarify は「明確にする」という意味。
Could you clarify what you mean by urgent?(「urgent」とは具体的にどういう意味か説明していただけますか?)
Could you clarify that last point?(最後の点をもう少し詳しく説明していただけますか?)
英語の会議では、わからないまま話を進めてしまう方が後々大きな問題になりかねません。
聞き返すことは「英語ができない証拠」ではなく、内容を正確に理解するためのコミュニケーションです。わからないときほど積極的に使ってみましょう。
11. Let’s move on.|次に進みましょう
一つの議題について十分に話し終え、次へ進みたいときの定番表現です。
I think we’ve covered everything. Let’s move on.(一通り話せたと思います。次に進みましょう)
Let’s move on to the next topic.(次の話題に進みましょう)
move on は「次へ進む」という意味で、会議だけでなくプレゼンや打ち合わせでもよく使われます。
進行を任されたときに覚えておくと便利な一言です。
メール・チャット・会話で使えるビジネス英語4選
最近の仕事では、メールだけでなく、SlackやTeamsなどのチャットを使ってやり取りする機会も増えています。
チャットでは、正式なビジネスメールほどかしこまらず、それでいて失礼にならない短い英語が重宝します。
ここでは、メール・チャット・会話のどれでも応用しやすい5つを紹介します。
12. Just checking…|念のため確認ですが
相手を急かしている印象を和らげながら、状況を確認するときに便利です。
Just checking if you received my email.(メールを受け取ったか、念のため確認です)
Just checking to see if you’re available tomorrow.(明日ご都合がつくか、確認させてください)
just を入れることで、「ちょっと確認なのですが」という柔らかい響きになります。
ただし、正式なメールでは文脈に応じて、
I just wanted to check whether…
のように文章として整えることもあります。
13. Thanks for letting me know.|知らせてくれてありがとうございます
予定変更や進捗、問題などを知らせてもらったときに使える定番表現です。
The meeting has been moved to Thursday.(会議が木曜日に変更になりました)
Thanks for letting me know.(知らせてくれてありがとうございます)
let someone know は「人に知らせる」という頻出表現です。
I’ll let you know.(わかったら知らせます)
と形を変えて使うこともできるので、セットで覚えておくと便利です。
14. Appreciate it.|ありがとうございます/助かります
Thank you. の代わりに使える、少しこなれた印象の表現です。
I’ll take care of it today.(今日対応しておきます)
Appreciate it.(助かります、ありがとうございます)
より丁寧にするなら、
I really appreciate it.(本当にありがとうございます)
とも言えます。
ただし Appreciate it. は比較的カジュアルなので、正式なビジネスメールなら I appreciate your help. など、主語を入れた形の方が適している場合があります。
15. Feel free to…|遠慮なく~してください
相手に「気軽に~してください」と伝えたいときの便利な表現です。
Feel free to ask any questions.(何か質問があれば遠慮なく聞いてください)
Feel free to contact me anytime.(いつでもお気軽にご連絡ください)
Feel free to share your thoughts.(遠慮なく意見を聞かせてください)
メールの締めくくりにも使いやすく、
Feel free to reach out if you have any questions.(ご質問があればお気軽にご連絡ください)
といった形もよく使われます。
仕事の雑談に使える英語3選
英語を仕事で使うとなると、会議やプレゼンばかりを想像しがちですが、意外と困るのが「雑談」です。
オンライン会議が始まるまでの数分、同僚と廊下で会ったとき、海外の取引先との打ち合わせ前——こうした短い会話は、仕事上の関係を築くうえでも大切です。
難しい話題を用意する必要はありません。まずは相手の近況を軽く尋ねる3つの表現を覚えておきましょう。
16. How’s everything going?|最近どうですか?
仕事や生活全般について、「最近どう?」と軽く尋ねられる表現です。
Hi, Sarah. How’s everything going?(こんにちは、サラ。最近どうですか?)
返答も難しく考える必要はありません。
Pretty good, thanks. How about you?(順調ですよ、ありがとう。あなたは?)
How are you? より少し会話を広げやすく、顔なじみの同僚や取引先との雑談にも使えます。
17. Busy day?|今日は忙しいですか?
相手が忙しそうなときや、仕事の話題から雑談を始めたいときに使える短い一言です。
Busy day?(今日は忙しいですか?)
Yeah, it’s been pretty hectic.(ええ、かなりバタバタしています)
完全な文章にすると Are you having a busy day? ですが、カジュアルな会話では Busy day? だけでも自然に使えます。ただし、初対面の相手や非常にフォーマルな場では少しくだけた印象になるため、関係性に合わせて使いましょう。
18. Hope your week’s going well.|今週も順調だといいですね
週の途中にメールやチャットを送る際、少し柔らかい雰囲気を作りたいときに使える表現です。
Hope your week’s going well.(今週も順調だといいですね)
会話では、
How’s your week going?(今週はどうですか?)
のように質問にすることもできます。仕事の雑談では、特別に面白いことを話そうとする必要はありません。「最近どうですか」「忙しいですか」といった簡単な一言でも、相手への関心を示すことができます。
英語で雑談をするときに大切なのは、完璧な文章を作ることではなく、短い一言を投げかけ、相手の返答に反応することです。
ここまで紹介した18個も、単独で覚えるだけでなく、実際の仕事の場面を想像しながら組み合わせてみると、より使いやすくなります。
18フレーズを組み合わせて仕事での英会話をマスター
ここまで18個のフレーズを一つずつ紹介してきました。
とはいえ、実際の仕事では、一つのフレーズだけを単独で使うわけではありません。短い表現をいくつか組み合わせながら、会話を進めていきます。
むしろ、「長い英文を一から作る」のではなく、すでに知っている短いフレーズをつなげると考えた方が、英語はぐっと話しやすくなります。
実際の仕事の場面を想定して見てみましょう。
会議で意見を求めるとき
A: We’ve reviewed the new proposal. Any thoughts?(新しい提案について確認しました。何か意見はありますか?)
B: That’s a good point. I agree that we need more time.(それはいい視点ですね。もう少し時間が必要だという点には賛成です)
A: Sounds good. Let’s move on to the budget.(いいですね。では、予算の話に進みましょう)
ここでは、
Any thoughts?
That’s a good point.
I agree.
Sounds good.
Let’s move on.
と、今回紹介した表現が次々に使われています。一つひとつを見ると簡単な英語ですが、組み合わせるだけで会議らしいやり取りになります。
すぐに答えられないとき
仕事では、質問されたからといって、その場ですべてに答えられるとは限りません。
そんなときも、焦って長い英文を作る必要はありません。
A: Do you know when the report will be ready?(レポートはいつ完成するかわかりますか?)
B: Let me check. I’ll get back to you this afternoon.(確認します。今日の午後にご連絡します)
A: Sounds good. Appreciate it.(わかりました。助かります)
Let me check. と I’ll get back to you. を続けるだけで、「今はわからないので、確認してあとで答える」という意思を自然に伝えられます。
こうした組み合わせをいくつか持っておくと、突然質問されたときにも慌てにくくなります。
チャットで確認するとき
チャットでは、短い表現がさらに活躍します。
A: Just checking if you received the updated file.(更新したファイルを受け取ったか、念のため確認です)
B: Yes, I got it. Thanks for letting me know.(はい、受け取りました。知らせてくれてありがとうございます)
A: Great. Feel free to reach out if you have any questions.(よかったです。質問があれば遠慮なく連絡してください)
メールやチャットだからといって、毎回長く丁寧な文章を書く必要はありません。関係性や状況にもよりますが、日常的な社内コミュニケーションでは、このような短いやり取りだけで用件が完結することもあります。
18フレーズをそれぞれ別々に暗記するのではなく、
「確認する → あとで返事をする」
「相手の意見を受け止める → 自分の意見を言う」
「確認する → お礼を言う」
といった組み合わせで覚えておくと、実際の仕事でも使いやすくなります。
「知っている英語」を「使える英語」に変える3つの練習法
今回紹介したフレーズを見て、「どれも知っている英語ばかり」と思った人もいるかもしれません。実は、そこがビジネス英語の難しいところです。英語では、「意味を知っている」ことと「必要な瞬間に使える」ことは別物です。Let me check. の意味がわかっていても、会議で突然確認を求められたときに出てこなければ、実際のコミュニケーションでは使えません。
では、「知っている英語」を「使える英語」に変えるには、どうすればよいのでしょうか。おすすめしたいのが、次の3つの練習です。
フレーズを単語ではなく「かたまり」で覚える
英語を話すときに時間がかかってしまう原因の一つが、単語を一つずつ組み立てようとすることです。
たとえば、
「確認します」
↓
「確認=check」
↓
「私は確認するから……I will……」
と頭の中で英文を作っていると、どうしても時間がかかります。そこで、Let me check. を一つのかたまりとして覚えてしまいましょう。
同じように、
I’ll get back to you.
That makes sense.
Sounds good.
That’s a good point.
なども、細かく分解せずにそのまま覚えます。日本語の「お疲れさまです」や「よろしくお願いします」を、一語ずつ文法的に考えずに口にしているのと同じです。よく使う英語も「フレーズ単位」でストックしていくと、必要なときに取り出しやすくなります。
自分の仕事に置き換えて声に出す
例文を読むだけで終わらせず、自分が実際に使いそうな内容に変えてみましょう。
たとえば Let me check. なら、
Let me check my calendar.(予定を確認します)
Let me check with my manager.(上司に確認します)
Let me check the numbers.(数字を確認します)
Let me check with the client.(クライアントに確認します)
というように、自分の仕事内容に合わせて変えていきます。
海外の取引先とやり取りする人なら client、会議が多い人なら schedule や calendar など、自分が普段使う単語を組み合わせてみてください。「自分が実際に言いそうな英文」を繰り返し口にすることで、単なる例文だったフレーズが、自分の英語へと変わっていきます。
「3秒以内に一言返す」練習をする
もう一つおすすめなのが、相手の発言に対して3秒以内に何か一言返す練習です。
たとえば、
「この案で進めようと思います」と言われたら、Sounds good.
説明を聞いて納得したら、That makes sense.
突然意見を求められて少し考えたいなら、Let me think about it.
と返してみます。
ポイントは、最初から完璧な英文を作ろうとしないことです。英会話では、長く正確な文章を話せることだけでなく、相手の発言に適切なタイミングで反応することも重要です。まず短い一言を返し、そのあと必要なら説明を付け足す。
この順番を意識すると、「英文が完成するまで何も言えない」という状態から少しずつ抜け出しやすくなります。
ビジネス英語でやってしまいがちな3つのNG
ビジネス英語を自然に使うためには、新しいフレーズを覚えるだけでなく、日本人学習者がやってしまいがちな話し方にも目を向けてみましょう。
ここでは、特に注意したい3つを紹介します。
I think so. ばかりで返してしまう
I think so. は「そう思います」という便利な表現です。
もちろん使ってはいけないわけではありません。ただ、相手の発言への返答が毎回 I think so. になってしまうと、反応が単調になりやすくなります。
相手の説明に納得したなら、That makes sense.(なるほど、納得です)
提案がよいと思ったなら、Sounds good.(いいですね)
強く賛成なら、Absolutely.(その通りです)というように、「なぜそう思ったのか」に合わせて反応を変えると、会話がより自然になります。
英語力を上げるというと難しい表現を増やすことに目が向きがちですが、こうした短い相槌の選択肢を増やすだけでも、コミュニケーションの幅は広がります。
丁寧にしようとして英文が長くなりすぎる
仕事の英語だから失礼のないようにしなければ、と考えるあまり、必要以上に長い英文を作っていないでしょうか。
たとえば、「確認します」と伝えたいだけなのに、頭の中で日本語を丁寧な文章にしてから英訳しようとすると、返事をするまでに時間がかかります。
そんなときは、Let me check.だけでも十分です。
もちろん、正式なメールや重要な交渉では、丁寧で正確な表現が必要です。一方、普段の会議や社内チャットでは、簡潔な表現の方が自然な場合もあります。
「丁寧=長い英文」ではありません。
短くても、声のトーンや言葉の選び方、please や thanks などを適切に使えば、十分に丁寧なコミュニケーションはできます。
完璧な英文ができるまで黙ってしまう
「間違った英語を話したくない」そう思うほど、頭の中で文章を完成させてから話そうとしてしまいます。
しかし、会話の途中で数十秒黙り込んでしまうよりも、
Let me think about it.(少し考えさせてください)
That’s a good question.(いい質問ですね)
と一言返してから考える方が、相手にも「今考えている」ということが伝わります。
英語を流暢に話す人も、常に答えが瞬時に浮かんでいるわけではありません。考える時間が必要なときには、その時間をつなぐ表現を使っています。沈黙そのものを怖がる必要はありません。
大切なのは、「考えている間もコミュニケーションを止めない」ための一言を持っておくことです。
オンライン英会話で18フレーズを「反射的に出る英語」に変えよう
今回紹介した18フレーズは、実際の会話で使ってこそ身につきます。
オンライン英会話を利用するなら、その日に使うフレーズを3つだけ選ぶのがおすすめです。さらに、自分の仕事に近い場面を講師に伝えて練習すると、より実践的です。
たとえば、会議や進捗報告、海外の取引先とのやり取りなど、実際に起こりそうな場面を想定して使ってみましょう。ビジネス英語は、難しい表現を暗記することよりも、知っている短いフレーズを「必要な瞬間に迷わず出せる」ことが何より大切です。
最初は「次の仕事で使えそう」と思う3つを選び、実際の会話で口にしてみてください。
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