寝坊・二度寝を英語で言える?「起きる」にまつわる日常英語をマスターしよう

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寝坊・二度寝を英語で言える?「起きる」にまつわる日常英語をマスターしよう
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英語で「起きる」というとwake upやget upがまず思い浮かびますよね。けれども「起きる」にはさまざまな表現があり、状況やニュアンスによって使い分けることで英語がもっと自然になります。

本記事では、wake upとget upの違いや、その他の表現、さらに「起こす」「二度寝」「寝坊」「起きられない」「目覚ましに気づかない」といった日常でよく使う関連フレーズもシンプルでわかりやすく解説していきます!

wake upとget upの違い

「起きる」を意味する英語表現はシンプルなものから、少しニュアンスが異なる表現までさまざま。wake upは「眠りから目を覚ます」という意味で、意識が戻る瞬間を指します。例えばアラームで目が覚めたり、浅い眠りから起きたりすることです。

一方、get upは「ベッドから起き上がる」という動作にフォーカスしています。目は覚めていてもまだベッドにいる状態はwake upだけで、get upは実際に体を動かしてベッドを離れることを意味します。

I usually wake up at 7 am, but I don’t get up until 7:30. (私はたいてい7時に目が覚めるが、7時半までベッドからは起き上がらない)

She woke up suddenly when the alarm rang. (彼女はアラームが鳴って突然目を覚ました)

その他の表現:Rise and shine、Be up、Snap out of it、Come to

「起きる」を表現する英語はwake upとget upだけではありません。状況に応じた他の表現も覚えて、しっかり使い分けるようにしましょう。

Rise and shine

rise and shineは「さあ起きて!元気にいこう!」という、明るく元気な呼びかけ表現。親が子どもを起こすときなどによく使われます。少し陽気で励ますニュアンス。

Rise and shine! It’s time to get ready for school. (さあ起きて!学校の準備をする時間だよ。)

Rise and shine! It’s a beautiful day! (さあ起きて!今日はとってもいい天気だよ)

Be up

Be upは「もう起きている状態」や「起きて活動している」という口語表現。特に寝ていたり気を失っていたりした状態から「意識が戻っている・起きている」ことを表します。

Are you up yet? (もう起きてる?)

He fainted after the race, but he’s up now. (彼はレースの後で気絶したが、今は意識が戻っている)

Snap out of it

Snap out of itは、ボーッとしている・ぼんやりしている状態から気持ちや意識を切り替えてシャキッとするという意味。やや強めに注意したいときに使い、ネガティブな感情や思考から「抜け出して!」「しっかりして!」という意味でも使われます。

Come on, snap out of it! It’s time to get moving. (さあ、しっかりしなよ!動く時間だよ。)

He was in shock, but I managed to get him to snap out of it. (彼はショック状態だったけど、なんとか正気に戻させたよ)

Come to

Come toは意識を失っている人が意識を取り戻したときに使い、ややシリアスなニュアンス。医療や緊急の場面でよく使われます。

He slowly came to and looked around, confused. (彼はゆっくりと意識を取り戻し、困惑した様子で周りを見回した)

She passed out at the gym, but came to after a few minutes. (彼女はジムで気絶したけど、数分後に意識を取り戻した)

「起こす」に関する状況別のフレーズと使い分け

人を「起こす」シチュエーションはさまざまです。電話で起こす、優しく起こす、急かして起こす、メールやメッセージでリマインドするなど、それぞれに合った英語表現があります。ここでは実用的な表現とそのニュアンスの違いについて知りましょう。

基本の「起こす」表現

誰かを起こす基本的な英語表現から見ていきましょう。

Wake someone up

Wake someone upは、最も一般的でシンプルな言い方。直接声をかけたり、物理的に揺らしたりして起こすときに使います。

I woke my daughter up at 6 am this morning. (今朝6時に娘を起こした)

Mom, wake me up at 5 tomorrow morning! (お母さん、明日の朝5時に起こして!)

Shake someone awake

Shake someone awakeは強めに揺らして起こすニュアンス。緊急性がある場合に使うこともあります。

He shook me awake when the fire alarm went off. (火災警報が鳴ったときに彼が私を揺り起こした)

I had to shake my brother awake because he kept sleeping through his alarm. (弟がアラームに気づかず寝続けていたので、揺すって起こさなきゃいけなかった)

電話やメッセージで起こす表現

電話やメッセージで誰かを起こすというシチュエーションもあるかもしれませんね。そんなときに便利な表現も見ていきます。

Call someone to get up

Call someone to get upは、電話をかけて起こす場合に使います。

I called him to get up because he was late for work. (彼が仕事に遅れそうだったから電話で起こした)

Can you call me to get up tomorrow? I don’t trust my alarm. (明日起こすために電話してくれる?アラームが信用できないんだ)

Send a reminder to wake up

Send a reminder to wake upは、メッセージやアプリでリマインドを送る場合に使う表現。

I sent her a reminder to wake up early for the meeting. (彼女に会議のため早起きするようリマインダーを送った)

My smartwatch sends me a reminder to wake up and stretch. (スマートウォッチが起きてストレッチするよう通知を送ってくれるんだ)

起こし方のニュアンスと使い分け

Gentlyは優しく穏やかに起こす場合に、Roughlyは強く無理やり起こす場合に使います。Gentlyとroughlyでニュアンスを上手に使い分けましょう。

She gently woke her baby up from his nap. (彼女は赤ちゃんを優しく昼寝から起こした)

The younger brother woke his older sister up roughly. (弟は姉を乱暴に起こした)

寝坊・二度寝・起きられない…実生活に役立つ表現

「起きる」以外にも「寝坊する」「二度寝する」「起きられない」といったシチュエーションは日常的に起こります。そんな実生活に役立つ表現を見ていきましょう。

寝坊する・寝過ごす

寝坊したり寝過ごしたりしたときに便利な表現です。

Oversleep

「寝坊する」はOversleepと表現。アラームを無視してしまった、または気づかずに寝過ごしたときに使います。

I overslept and missed my train. (寝坊して電車に乗り遅れた)

Don’t oversleep on the day of your job interview! (就職面接の日には寝坊しないようにね!)

Miss the alarm

Miss the alarmは、目覚ましに気づかなかった、無視してしまった場合の表現。

I missed the alarm and woke up late. (目覚ましに気づかず遅く起きた)

She missed the alarm and was late for her flight. (彼女はアラームに気づかず、飛行機に乗り遅れた)

Sleep past

Sleep pastは、予定の時間を過ぎても寝続ける、寝過ごすという意味。

He slept past his appointment. (彼は約束の時間を寝過ごした)

She slept past noon on Sunday. (日曜日、彼女は昼過ぎまで寝ていた。)

Sleep in

Sleep inは、「(意図的に)朝遅くまで寝る」という意味。この場合は「寝坊」ではなく、「ゆっくり寝る」「遅くまで寝ていられる」というポジティブなニュアンスで多く使われます。

I usually sleep in on Sundays. (日曜日はたいてい朝遅くまで寝ている)

Tomorrow is a public holiday, so let’s sleep in! (明日は祝日なのでゆっくり寝よう!)

二度寝

寝不足や疲れで朝なかなか起きられず、二度寝をしてしまうことはありませんか?そんなときに適した表現です。

Go back to sleep

Go back to sleepは、一度起きてからまた寝ること。つまり、二度寝のことです。

I woke up at 5 am but went back to sleep. (朝5時に目が覚めたけど、また寝ちゃった)

Don’t go back to sleep or you’ll be late! (二度寝しないで、遅刻するよ!)

Take a nap

昼間に短時間寝る「昼寝」のことも含みますが、場合によっては二度寝の意味で使うこともあります。

I took a quick nap after waking up early. (早起きした後にちょっと二度寝しちゃった)

He took a quick nap during his break. (彼は休憩中に短い昼寝をした)

起きられない・ベッドから出られない

二度寝と同様に、寝不足や疲れでなかなか起きられないということもありますよね。そんなときはどう表現すればいいのでしょう?

Can’t get out of bed

Can’t get out of bedは、物理的・精神的にベッドから起き上がれない状況を表します。

I couldn’t get out of bed because I was too tired. (疲れすぎてベッドから起きられなかった)

She just lay there, unable to get out of bed. (彼女はただ横になったままで、起き上がれなかった)

Struggle to get up

Struggle(悪戦苦闘する)という言葉からもわかるように、Struggle to get upは「起きるのに苦労する」という意味。

She struggled to get up this morning after staying up late. (遅くまで起きていたので今朝はなかなか起きられなかった)

I always struggle to get up on Mondays. (月曜日はいつも起きるのに苦労している)

目覚ましに気づかない・無視する

何らかの理由で目覚ましが聞こえなかったり、無視してしまったりすることもあるかもしれません。そんな状況を英語で表現してみましょう。

Turn off the alarm

Turn off the alarmは、目覚ましを止める、切ること。

I accidentally turned off the alarm and went back to sleep. (うっかり目覚ましを止めて二度寝した)

Don’t turn off the alarm if you’re not awake! (目を覚ましていないならアラームを止めるなよ!)

Ignore the alarm

Ignore the alarmとすると「アラームを無視する」という意味。

He ignored the alarm because he was too sleepy. (あまりに眠くて目覚ましを無視した)

I sometimes ignore the alarm without realizing it. (知らず知らずのうちにアラームを無視することがある)

「起きる」にまつわる英語表現をマスターしよう!

今回は「起きる」というシンプルな動作でも、英語には多様な表現があることをご紹介しました。目覚める瞬間の「wake up」とベッドから起き上がる「get up」の違いを理解し、起こす表現や寝坊、二度寝のフレーズを日常に役立ててくださいね!

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