三日坊主を回避しよう!「背伸びしない英語学習」の始め方

これから英語学習を始めようと思っている方にとって、「三日坊主になったらどうしよう」という不安な方も多いと思います。また過去に三日坊主になってしまって続かなかったという方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、「三日坊主」を避けるために「背伸びをしない」英語学習の始め方をご紹介したいと思います。英語学習が苦しいと思っている方もぜひご一読くださいね。

継続するためには背伸びは厳禁！

まず、英語学習にとって、「英語学習の継続」は何よりも重要であるということは皆さんご存知だと思います。毎日コツコツと英語学習することで英語力は磨かれていくものです。とはいえ、三日坊主でやめてしまうという落とし穴があるのも英語学習。せっかく始めたのに、三日坊主で終わってしまってはもったいないですよね。

そこで、この三日坊主を脱却するために、いかに初期の段階で、背伸びをしない英語学習が大切かをご説明したいと思います。これからお伝えする「背伸びをしない英語学習」で、落とし穴である三日坊主をクリアし、3日から1週間、1週間から1ヶ月と継続することで、成功の法則である自然な習慣化に結びつけていきましょう。

背伸びをしない英語学習の始め方

さっそく背伸びをしない英語学習の始め方について具体的なポイントをご紹介しましょう。

対策本を背伸びしない

これから英語学習を始めようという方の中には、まず本屋に行って教材を購入する方も多いのではないでしょうか。その際、つい自分のレベルよりも高い教材や対策本を買ってしまう、ということは「英語学習者あるある」です。例えばTOEIC対策本なら、「とりあえずTOEICの730くらいは欲しいから」という理由で「TOEIC730の対策本」を購入してしまったり…。しかし現実は、高校まで英語を学習してきた人であっても、最初のスコアはTOEIC600以下であることがほとんどです。

自分のレベルより背伸びをした対策本を購入すると、当たり前ですが難しくて、やる気が低下し、三日坊主に陥りやすくなります。教材を購入する時は、少し簡単かなと思うくらいの教材から始めたほうが、「わかる」「できる」という楽しさと達成感を感じることができ、続けやすくなりますよ。

学習時間で背伸びしない

英語学習を始めようと燃えている人は、初日から2時間、3時間と飛ばしてしまい、疲れてしまって3日以上続かないということがあるのではないでしょうか。（筆者は過去の自分の事を思い出して書いています…。）とにかく最初から背伸びをせず、「まずは1日30分の学習でよし」としてみましょう。30分であれば毎日どこかで捻出することができる程よい時間ですし、もう少しやりたいという気持ちも生まれやすくなります。オンライン英会話も1回30分ほどですので、続けやすさは抜群ですよ。

デキる人と同じ教材で背伸びしない

英語がペラペラの人や帰国子女などに、おすすめの英語教材を聞いて、同じものに挑戦するということもあるかもしれません。しかし特に小さい頃から英語に触れてきた方や帰国子女などの場合、「英語がわからないということがわからない」という人も多く、英語学習者のつまづきやすいポイントに共感できない可能性があります。

英語ができる人と同じ教材を使って早く同じようになりたいと背伸びはせず、自分の興味や現状にあった教材を見つけることが大切です。

自分の発音を背伸びしない

オンライン英会話を初めて受講する場合、自分の発音が気になって話すのに気がひけてしまい、楽しく感じないということがあるかもしれません。楽しくないと 三日坊主になってしまいがちですよね。ネイティブのような発音を目指そうと背伸びせず、まずはとにかく話すこと。オンライン英会話の講師はプロなので、あなたの意図を必ずくんでくれるはずです。意外と通じる楽しさから、英会話が楽しくなり、継続しやすくなるでしょう。

本当の自分を背伸びしない

英語学習で大切なのは、一人で頑張らないことです。一緒に勉強する人や同じ境遇の人、またはコーチや先生などと一緒に並走することで、自分のつらい部分を吐き出す相手ができます。「できない」「難しい」という本当の気持ちを吐き出せる相手がいれば、吐き出すことでスッキリし、また頑張ろうと思えます。「自分が決めたんだから弱音を吐かずに頑張る」と思ってしまったり、できない自分を周囲に隠そうとしては、長い英語学習は孤独で続きません。オンライン英会話の場合であれば講師に「難しい」と弱音を吐いてもいいでしょうし、普段の英語学習であれば、毎日SNSなどで今の心境を呟いてもいいでしょう。同じ境遇の人からの共感の言葉を貰えれば、「みんなも頑張っているんだな」と思え、明日の頑張りへの活力となるでしょう。

学習環境を背伸びしない

「英語学習を始めるんだから、しっかり机に向かわなきゃ」「図書館など静かな場所で学習環境を整えなきゃ」と頑張りすぎると、その堅苦しさが続かない原因となってしまうかもしれません。英語学習を長く続けている人は、毎日とにかく何らかの形で英語に触れ続けています。例えば、通勤時間に軽い気持ちで英語ラジオを聞いてみたり、空いた時間で英語のニュースアプリを開いてみたり、車の運転中、何か音がほしいから英語の音楽を聞いてみたり…。そのくらいの軽い気持ちなら、自分にかかるプレッシャーも小さいので、気軽に続けやすく、気づけば1ヶ月続いていた、ということも多いものです。これが「英語を勉強するので机に向かわなきゃ」と思ってしまうと、強い意志の力が必要となり、億劫な気持ちが生まれ、続かなくなってしまうのです。学習環境も背伸びをせず、毎日の自分らしい生活の一部に組み込むことができれば、きっと習慣化しやすくなりますよ。

分厚い参考書で背伸びしない

「英語学習といえば参考書が必要」と思っていませんか？しかし、分厚い辞書や文法の参考書ほど、気が滅入るものはありませんよね。分厚い参考書を手に入れないといけないというマインドは捨てましょう。英語を「勉強」と捉えず、「遊び」と捉えて英語学習をスタートできれば最高です。例えば「好きな海外ドラマを英語音声で見る」とか「海外Youtuberのチャンネルで好きなゴルフの動画を見る」など、遊びに英語をくっつけることができると、継続しやすくなります。そこには分厚い参考書は全く必要ありません。

大人の教材で背伸びしない

またまた教材の話になりますが、大人の方やビジネスパーソンの方ほど、自分の年齢やレベルにあった教材として「英字新聞」や「BBCニュース」などを選びがちです。もちろんある程度の英会話レベルになると、英字新聞や英語ニュースが英語学習教材としては不可欠なのですが、初めて英語学習を行うのであれば、もう少し柔らかい教材のほうが入りやすく続けやすいでしょう。例えば子供向けの英語アニメも馬鹿にはできません。見てみるとその日常英語表現などはとても為になりますし、理解しやすく面白いので、何時間でもみることができるものもあります。大人でも教材は背伸びせず、子供用から始めてもいいというマインドでスタートしましょう。

目標で背伸びしない

英語学習を始めるにあたってとても大切なのが「目標を決めること」です。目標なく始めてしまうとどこに向かっているのか分からず、やる気も失い、必ず挫折してしまいます。とはいえ、その「目標設定」でさえも、三日坊主の落とし穴の一つになりがちです。ついつい「将来こうなりたい」という高い目標だけを立ててスタートしてしまいがちですが、目標が高ければ高いほど、その途方のなさに嫌気がさし、三日坊主になってしまうのです。

「最終目標」として高い目標設定をすることは、もちろん間違いではありませんが、その過程として、「なるべく直近の第一目標」を立てることがとても大切です。

例えば下記のような具合に、

1ヶ月後の目標：購入したビジネス教材を一通り終わらせる
2ヶ月後の目標：オンライン英会話でレベルを1から２にあげる
最終目標：海外でエンジニアの仕事をする

といった具合で、具体的、かつ背伸びしない現実的な目標を設定するのです。そうすれば、目標までどの程度近づいているかが測りやすく、また実現もしやすいため、やる気に繋がって三日坊主を回避することができるでしょう。

三日坊主にならない英語学習の始め方がわかったら