英語がもっと楽しくなる!英語にまつわる面白い話16選

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「もっとも短い英文は?」「一番よく使われるアルファベットは?」「シェークスピアが生んだ単語は?」

こういった質問に答えられるでしょうか。

今回は「英語に関する雑学」について解説します。英会話で何か話題が欲しいとき、飲み会やサークル・英語学習仲間の集まりなどで共有するときなど、この記事で得た知識をいろいろな場面で使ってみてください。

アルファベットに関する面白い話

アルファベットの語源

alphabetという単語は、ギリシャ語の最初の2文字、alpha(アルファ)+beta(ベータ)が語源です。アルファとベータ→ギリシャ語のalphabetos→ラテン語のalphabetum→英語のalphabetという段階を経ています。

ただしアルファベットの文字としての語源はさまざまなものがあり、エジプト文字、楔形文字、クレタ文字、ヒエログリフのヒッタイト文字、キプロスの音節文字、その他の文字はすべてアルファベットの原型と呼ばれてきました。

エジプト文字説は、エジプト象形文字、ヒエラ文字、デモティック文字のいずれをアルファベット文字の真の親とみなすかによって、実際には3つの説に分かれています。さらに、楔形文字がアルファベットの前身であるという考え方も、シュメール、バビロニア、アッシリアの楔形文字を挙げる説に細分化されるので、なかなか決着がつかないようです。

もっともよく使われる文字は?

26個あるアルファベットの中でもっともよく使われる文字は「e」。「e」は母音としてももっともよく使われます。母音で「e」の次によく使われるのは「a」で、子音では「r」の次に「t」がよく使われます。単語を発音するとき、目にしたときに意識してみると面白いでしょう。

単語の最初の文字として一番よく使われるのは?

最初の文字としてもっともよく使われるのが「s」で、その数なんと75000個ほど。「s」で始まる単語をできるだけ多く書き出してみましょう。いくつ思いつきましたか?英語はこのように遊び感覚で学ぶと楽しいですよ。

全ての文字を使って文章が作れる!

ある言語の全ての文字を使って作られた文章は「パングラム(pangram)」と呼ばれます。同じ文字を何度か使ってもいいのですが、全ての文字を使うことが原則。パングラムはタイピングや筆記の練習・試験としても使用されてきました。また、グラフィックやフォントのデザイナーも作品に使うことがあります。

では有名な英語のパングラムをいくつかご紹介しましょう。英語のタイピングが苦手な方はこれらを使って練習してみてくださいね。パングラムは全ての文字を使って文法的に正しく文章が完結していることが目的なので、意味がよくわからないものもあります。自分でパングラムを英語で作るのも楽しいですよ。

The quick brown fox jumped over a lazy dog.
(茶色のすばしこい狐がノロマな犬の上を飛び抜けた)

The joyful wizards quietly mixed groovy black potions.
(陽気な魔法使いたちは、静かにイカす黒い薬を調合した)

Mr. Jock, TV quiz Ph.D., bags few lynx.
(TVクイズ博士のジョック氏、オオヤマネコを数匹袋詰め)

単語に関する面白い話

もっともよく使われる単語は?

普段英語を話したり書いたり読んだりするとき、一番よく使っている単語はなんですか?
もっともよく使われる単語のトップ10は次の通りです。

1.the
2.be動詞の全ての形(is, am, are, were, was)
3.and
4.a
5.of
6.to
7.in
8.I
9.you
10.it

「もっともよく使われる単語」はその時の社会状況や背景によって変わってきますが、これら10個は時代背景関係なく常によく使われるものばかりです。

もっとも長い単語は?

pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis(ニューモノウルトラマイクロスコーピックシリコヴォルケーノコニオシス)という45文字の単語が最長とされています。日本語では、珪性肺塵症(けいせんはいじんしょう)で、細かい珪質の火山塵を吸い込むことで発症する肺の病気を意味します。カタカナ読みでも一息で発音するのは大変ですね。

もっとも長い「後ろからも前からも同じ読み方」の単語は?

前からも後ろからも同じ言葉になる単語を「palindrome(パリンドローム)」と呼びます。化学に詳しい方は馴染みにある言葉かもしれません。ジャイムズ・ジョイスの名作「ユリシーズ」に出てくる「tattarratta(ドアを叩く音)」がパリンドロームで一番長い単語とされています。
パリンドロームの例としては次のような単語があります。

level(レベル)
refer(言及する)
civic(市の、市民の)
rotor(ローター)
kayak(カヤック)
madam(奥様)
mom(お母さん)
dad(お父さん)

パリンドロームは単語だけではなく、文章も作れます。一番有名な文としては「A man, a plan, a canal — Panama(人、計画、運河 – パナマ)」で、計算機科学者のピーター・ノーヴィグはこの文をベースにパリンドロームの文章を作るプログラムを開発。一番長い文はなんと21012単語(106764文字)にもなります。
実物はこちら

人間が書いた作品で一番長いパリンドロームはローレンス・レヴィーンが書いた小説『Dr. Awkward & Olson in Oslo』の31594単語。後ろからも前からも読める小説です。すごいですね。

もっとも長い「文字を一度ずつしか使っていない」単語は?

通常使われている英単語の中で、2回以上同じ文字を含まない最も長い単語は次の3つ。どれも15個の異なるアルファベットで構成されています。

dermatoglyphics(皮膚紋理)
hydropneumatics(ハイドロニューマチック)
uncopyrightable(著作権不可)

もっとも長い「アルファベット語順どおり」の単語は?

答えは「Aegilops」。8文字で構成されるこの単語は、すべての文字がアルファベットと同じ順番で並んでいる単語の中で、最も長いものとされています。Aegilopsは小麦に関連するイネ科の植物の属名で、日本語でもそのまま「エギロプス属」と呼ばれています。

「-dous」で終わる単語の数は?

「-dous」で終わる単語は意外にも次の4つしかありません。stupendousとtremendousは両方とも「巨大な、途方もない」という意味を持ちますが、stupendousは、筆舌に尽くしがたい偉大さや大きさのために驚く気持ちが大きい場合に使われる単語です。

hazardous(危険な、有害な)
horrendous(恐ろしい)
stupendous(驚くべき)
tremendous(ものすごい、巨大な)

文字の並べ替えなしで10個単語が作れる単語とは?

答えは7文字の単語「therein」。文字を並べ替えることなく10個の単語を見つけることができます。
下の単語を隠してまずいくつ見つけられるか試してみてください。

therein(その点で)
herein(ここに)
the(その)
there(あそこ)
he(彼)
in(中に)
rein(手綱)
her(彼女の)
here(ここ)
ere(〜の前に)

どうでしょう、全部見つけられたでしょうか。

現在も使われている単語でもっとも古いものは?

レディング大学の調査によるとなんと15000年ほど前から使われている単語が23個あるそうです。どんな単語があるのか答えを見る前に予想してみましょう。原始時代に人間がどのような生活をし、何が重要だったかを想像すると答えが見つけやすいかもしれません。

答えは次の23単語です。意味は当時使われていたと推測されているものを明記しています。

thou(youの単数形)
I(私)
not(ではない)
that(あれ)
we(私たち)
give(与える)
who(誰)
this(これ)
what(何)
man/male(男性)
ye(現在の英語のyour)
old(老いた)
mother(母)
hear(聞く)
hand(手)
fire(火)
pull(引く)
black(光のない)
flow(流れる)
bark(樹皮)
ashes(灰)
spit(吐く)
worm(うじ虫)

単語の末尾「-ough」は9通りの発音のしかたがある!

末尾に同じ文字が並んでいても、単語によって発音が変わるものがあります。特にそのバリエーションが多いものとして「-ough」が有名です。9つの例を見てみましょう。

tough(頑丈な、困難な) → uff
cough(咳をする)→ off
plough(耕作用のすき、アメリカ英語のスペルはplow)→ ow
through(〜を通じて、通って)→ oo
though(でも、だけれども)→ oh
thorough(完全な、徹底的な)→ uh
thought(thinkの過去形、〜と思った)→ awt
hiccough(しゃっくり)→ up
slough(脱皮する、泥沼)→ au

そのほかの面白い話

もっとも短い文章は?

動詞を命令形にすれば、ひとことの文章になります。例えば「Go!(行け)」 「Come!(おいで)」といったものでたくさん見つけられるでしょう。しかしこれは少しずるいですね。

もっとも短い完全な文章は「I am.」です。例えば、「Are you going to work today?(今日は仕事に行くの?)」と聞かれたときには、「I am.(うん行くよ)」と答えればいいわけです。「Are you…?」の疑問に対する答えとして便利な文です。

神にちなんだ名前を持たない惑星は?

太陽から順に惑星の名前を英語でいうと、Mercury(水星)、Venus(金星)、Earth(地球)、Mars(火星)、Jupiter(木星)、Saturn(土星)Uranus(天王星)、Neptune(海王星)となります。
地球=Earth以外はそれぞれ、メリクリウス、ビーナス、マルス、ユピテル、サトゥルヌス、ウラノス、ネプトゥヌスというローマ神話の神の名前(天王星はギリシャ神話の神の名前)からつけられています。

ではなぜ地球だけ神の名前を与えられてなかったのでしょうか。それには当時の感覚として、地球は宇宙の中心でその周りをほかの天体が囲んでいるものであったという理由が考えられるようです。

シェークスピアが生んだ単語の数は?

イギリスの詩人、劇作家、俳優であったシェークスピア。『ロミオとジュリエット』や『ハムレット』などの有名な戯曲を読んだり舞台で見たことがある人も多いのではないでしょうか。

彼は素晴らしい戯曲の作成だけではなく、なんと1700語以上の言葉を生み出しました。新しい英単語の発明だけではなく、単語の使い方も変えました。例えば名詞を動詞に、動詞を形容詞にしたり、新しい単語をつなぎ合わせて古い単語に接頭辞や接尾辞をつけたりしました。

どのような単語がシェークスピアによって生み出されたのか、現在でも使われているものをいくつかみてみましょう。「え、この言葉も!?」と驚くものもあるかもしれません。

addiction(依存、中毒)
cold-blooded(冷酷な)
fashionable(流行りの)
gossip(噂ばなしをする)
unreal(非現実的な)
bandit(武装した盗賊)
generous(寛容な)
bedroom(寝室)
lonely(孤独な、孤独で寂しい)
excitement(興奮)
employer(雇用主)
invitation(招待)

英語にまつわる面白い話がわかったら

英語は毎日コツコツと続けることでしかスキルアップはできません。ずっと同じ学習を続けているとやる気がなくなることもありますので、そんな時にはこういった英語にまつわる話を調べてみるのも、楽しく英語の知識が役立つのでおすすめです。

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