TOEIC満点の著者が教える!TOEICスコアが伸びるコツ&テクニック13選!

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TOEICスコアを伸ばすためには、単語や文法、発音といった英語力の強化が必要不可欠です。しかしTOEICに「英語力だけ」で勝負するのは効率的とは言えません。なぜならTOEICには、これを知っておけば簡単にスコアが伸びるというコツやテクニックが存在するから。コツやテクニックを知っているだけで、問題が解きやすくなり、スコアが上がりやすくなります。そこでこの記事では、TOEIC満点の筆者が今すぐ使えるTOEICのコツ&テクニックを13個まとめてご紹介いたします。TOEICテストを控えている人、スコアを伸ばしたい人はぜひ参考にしてください。

TOEIC Part1のコツ&テクニック

TOEIC Part1は写真描写問題です。4つの選択肢の中から最も適切に写真を描写しているものを選んでいきます。

動作と状態を区別する

Part1では、動作と状態の違いに関する問題が出題されます。中でもよく出題されるのが、put on(着る/動作)とwear(着ている/状態)の違いを問う問題です。

例えば、「ジャケットを着て座っている男性」が映っている写真が出題されたとしましょう。

この場合、答えとなる選択肢はA man is wearing a jacket.(男性はジャケットを着ている。)となります。wearという動詞は、「着ている、身につけている」という「状態」を表しています。

一方で、「ちょうど今ジャケットを着ようとしている男性」が写真に写っている場合、A man is putting on a jacket.(男性はジャケットを着ている。)が正解になります。put onという句動詞は「着る」という「動作」を表しています。

動作と状態の違いを理解し、正しい選択肢を選べるようにしておきましょう。

受け身の進行形に注意する

パート1でよく出るひっかけ問題が、受け身の進行形を使った問題です。受け身の進行形では「is being 過去分詞」という構文が使われ、「~されているところだ」といった意味になります。

以下2つの例文を見て、違いを確認しましょう。

1.A car is parked.(車が停められている。)

2.A car is being parked.(車が止められているところだ。)

①はすでに車の駐車が完了している状態です。純粋な受け身の文ですね。路上や駐車場などに車が駐車されている写真であれば①が正解の選択肢になります。

一方②は、今まさに車が止められているところ、といった文です。車の窓から顔を出して、車を駐車している人が写真に写っていたら、②が正解の選択肢になります。

「純粋な受け身」と「受け身の進行形」の違いを理解しておくといいでしょう。

TOEIC Part2のコツ&テクニック

TOEIC Part2は応答問題です。音声を聞き、それに対する最も適切な応答を3つの中から選んでいきます。

最初の単語に全神経を集中させる

Part2で最も大切なのは、最初の疑問詞を確実に聞き取ることです。疑問詞とは、what, who, when, where, why, howを指します。疑問詞を全力で聞き取るべき理由は、疑問詞さえ聞き取れれば正解できる問題が存在するからです。

例えば、最初にwho(だれ?)が聞こえてきたら、答えはTom, Johnなどの「人の名前」になり、where(どこ?)であれば、office, meeting roomなどの「場所」が答えになります。

しかし一点注意したいのがWhy don’t we(~しましょうよ)、Why don’t you~(~したらどうですか?)、How about ~(~はどうですか?)などの定型表現です。こういった定型表現の場合、Sure!(いいですよ!)、That sounds great!(いいですね!)といった選択肢が正解になります。

そのため、最初の単語だけでなく、最初の2,3語は絶対聞き取るぞという気持ちで臨むとベストです。

同じような単語が聞こえてきたら選ばない

同じような音を含む選択肢は典型的なひっかけなので、選ばないようにしましょう。例えば、設問でlunch(ランチ)と聞こえてきた場合、発音が似ているlaunch(ローンチ)を含む選択肢はひっかけで不正解である場合が多いです。

例題を見てみましょう。

Where can I find copy paper?(コピー用紙はどこにありますか?)

A: In aisle seven(7番通路です。)
B: That’s a new coffee machine.(それは新しいコーヒーメーカーです。)
C: Sure, I’d be happy to.(はい、よろこんで。)

答えは「A」です。一方、選択肢「B」はひっかけの選択肢。copy(コピー)とcoffee(コーヒー)という2つの似た単語を使ったひっかけです。

似た単語が聞こえてきたら選ばないということを知っているだけで、3択から2択へ絞ることができます。

ひねった受け答えに注意する

最近のPart 2は難化傾向にあると言われていますが、その難化の原因となっているのが「ひねった問題」です。

ひねった問題とは、「あなたはクライアント先に電車で行く予定ですか?それとも車で行く予定ですか?」という質問に対して、「電車で行きます」や「車で行きます」とストレートに答えるのではなく、「まだ決めていません」「どっちの方がいいと思いますか?」「どっちの方が安いですか?」といったように、ひねって答える問題です。

例題を見てみましょう。

Do you know when the concert will begin?(いつコンサートが始まるか知ってますか?)

A: I already bought the ticket.(すでにチケットは買いました。)
B: Let me check the schedule.(スケジュールを確認させてください。)
C: That sounds great!(それは良いですね!)

答えは「B」です。残り2つの選択肢は明らかに間違っているので、消去法で正解を導き出すのも一つの手です。

TOEIC Part3,4のコツ&テクニック

TOEIC Part3は会話問題、Part4は説明文問題です。Part3,4では、1つのまとまった英文を聞き、3つの問題に答えていきます。Part3,4のコツとテクニックは共通しているのでまとめてご紹介します。

先読みを行う

Part3,4で最も大切なのが、「先読み」です。先読みとは、設問と選択肢を音声が始まる前に前もって読んでおくことです。先読みをするメリットは、問われている内容を前もって把握することができる点。

例えば、Where will the man go next?(男性は次にどこに行きますか?)という設問を先読みしておけば、「男性の行先」に注意して英文を聞くことができます。つまり先読みすることで、聞くべきポイントを絞ることができるということです。

先読みをするだけでかなり問題が解きやすくなるので、最初から最後まで先読みのリズムは決して崩さないようにしましょう。

状況を想像しながら聞く

音声を聞くときは、ただ一つ一つの単語を追うのではなく、会話が繰り広げられているシチュエーションを頭で想像しながら聞くようにしましょう。

例えば、「key card」「reservation」「room」といった単語が使われている場合は、会話の舞台はホテルである可能性が高いです。

会話のシチュエーションが把握できると、内容が理解しやすくなります。逆に状況が判断できないと、最後まで何の話をしているのか分からず、気づいたら音声が終わっていたなんてこともあります。聞こえてきたキーワードを手掛かりに、なるべく早めに会話の場面を把握するようにしましょう。

設問のパターンを知っておく

Part3,4ではよく出題される設問のパターンが大きく分けて2種類あります。それは、「全体を問う設問」と「部分を問う設問」です。

全体を問う設問は、Where do the speakers work?(話し手はどこで働いていますか?)やWhere does the talk most likely take place?(この話はどこで行われていると考えられますか?)といった設問です。全体を問う問題は、1問目に出題されることが多いです。ヒントとなる単語が散りばめられているので、比較的正解しやすい問題でしょう。

部分を問う問題は、What is the company planning to do?(会社は何をすることを計画していますか?)やWhat does the woman offer to do?(女性は何をすることを申し出ていますか?)といった設問です。部分を問う設問は、2問目、3問目に出題されることが多いです。こういった設問に関しては、ピンポイントで情報を拾う必要があるので、聞き逃してしまうと正解できません。しっかり待ち伏せしながら聞くようにしましょう。

TOEIC Part5,6のコツ&テクニック

TOEIC Part5は短文穴埋め問題、Part6は長文穴埋め問題です。Part5,6のコツとテクニックは共通している部分が多いのでまとめてご紹介します。

時間を意識しながら解く

TOEICのリーディングは短い時間で大量の問題を解いていく必要があります。特にPart 7は問題数が多く膨大な時間を要するため、できる限りPart5,6で時間を節約しておきたいところです。

各パートにかけられる時間の目安は、Part5=10分、Part6=10分です。Part5,6を20分で終わらせて、Part7に55分残すのが目標です。

Part5,6は「知識があるかないか」を試すパートです。知識があれば解けるし、知識がなければいくら考えても解けません。少し考えて分からない問題は次の問題に進んで、少しでもPart7のために時間を確保していきましょう。

品詞問題を確実に取る

Part5,6の問題を大きく3つに分けると、語彙問題、文法問題、品詞問題に分けることができます。

この中でも確実に取りたいのが品詞問題です。品詞問題とは、A: access, B: accessibly, C: accessing, D: to accessのように選択肢に同じような単語が並んでいる問題です。こういった問題は時間をかけずに「形で解く」ことができます。

例えば、カッコの前にcanがあれば、答えはAのaccessになります。なぜなら助動詞canの後ろには動詞の原形しか置けないから。つまり品詞問題は極端な話、カッコの前後を見ただけでも解くことができる比較的簡単な問題です。品詞問題は確実に取って、スコアを稼いでいきましょう。

TOEIC Part7のコツ&テクニック

TOEIC Part7は長文読解問題です。シングルパッセージの問題が29問、マルチパッセージが25問出題されます。

文書のジャンルを確認する

長文を読む前に文書のジャンルを確認するようにしましょう。文書のジャンルは以下のように記載されています。

例:Questions 143-146 refer to the following E-mail. (設問143-146は次のEメールに関するものです。)

文書のジャンルを確認することで、長文の内容を予測することができ、内容が頭に入りやすくなります。例えば文書のジャンルがcoupon (クーポン)だったら、クーポンの有効期限やクーポンの利用条件などが書いてあるのだろうと予測した状態で読み始めることができます。

設問を先読みしておく

Part7を解く時は、長文から読み始めるのではなく、まずは設問を先読みしましょう。設問を先読みする理由は、Part3,4でも説明した通り、問われている内容をあらかじめ把握するためです。

長文と設問の順番は基本的に一致します。例えば、設問が3つある場合、1つ目の設問の答えは長文の序盤で、2つ目の設問の答えは長文の中盤で、3つ目の設問の答えは長文の終盤で見つけることができます。

そのため、「1つ目の設問を読む→長文から答えを見つける→2つ目の設問を読む→長文から答えを見つける→3つ目の設問を読む→長文から答えを見つける」という流れで解いていくと解きやすいでしょう。

当事者意識を持って読む

Part7を解く時、「さっき読んだけど何だっけ?全然覚えてない…」なんて思ったことはないですか。読んだ内容を記憶保持できないと、問題に答えることができません。そこで行っていただきたいのが、当事者意識を持って読むことです。

例えば、E-mailだったら自分が実際にそのメールを受け取った人の気持ちになって読んでみましょう。他人事だと思って読んでいると、長文の内容が入ってきません。当事者意識を持つことで「何時にミーティングが始まる」「どこに集合する」など、細かい情報が記憶に残りやすくなりますよ。

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