「女王陛下」「殿下」って英語でいえる?知っておきたいイギリス王室にまつわる英語表現

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世界には王室を持つ国がいくつかありますが、イギリス王室はその中でも様々なニュースなどで日本人にも馴染みがありますよね。しかし英語で話そうとすると「王室」や「公爵」、「女王」、「殿下」などの英単語がわからず、それが何を指すのかもわからないということもあるかもしれません。そこで今回はイギリス王室に関する英語表現や、イギリス王室にゆかりの宮殿などをご紹介していきたいと思います。

イギリス王室の英語表現

イギリス王室の人々は、日本人にとっても馴染みがあり、よくニュースなどで耳にします。海外の方にとっても同様で、そんなイギリス王室がネイティブとの間で話題になることもあるでしょう。そこでよく耳にするイギリス王室に関する英語表現をご紹介したいと思います。

イギリス王室:The British Royal Family

The current British Royal Family line emerged with the Norman invasion in 1066 when William the Conqueror landed in England.(現在のイギリス王室の血統は、ウィリアム征服王がイングランドを征服した1066年のノルマン征服に始まる。)

「royal family」は「王室」という意味で、「imperial household(王室)」と表現されることもあります。イギリスの王室と限定して表現する場合、「The」をつけ、かつ文字の最初を大文字にして「The British Royal Family」と表現することが多いです。

例文のようにイギリス王室の始まりは1066年の「Norman Invasion(ノルマン征服)」で、初代王のウィリアム1世は、別名「William the Conqueror(ウィリアム征服王)」と呼ばれています。ちなみにイギリスは、王室の歴史の長さで世界3位。対する日本は1位で、世界で最も長い皇室を持つ国なんですよ。

なお例文の「emerge」は「現れる」「発生する」という意味です。

Her Majesty:女王陛下

Over 70 years, Her Majesty was a dedicated Head of the Commonwealth, linking more than 2 billion people worldwide.(女王陛下は70年以上に渡って、世界中の20億人以上の人々と関わりながらイギリス連邦の首長として献身してきました。)

女王を呼ぶ際の敬称としては「Her Majesty」という言葉が使われます。身分が高い人に対して「She」「He」「You」というのが失礼であるため、こういった敬称が存在します。例えば「エリザベス2世女王陛下」であれば「Her Majesty, Elizabeth Ⅱ(ハーマジェスティ, エリザベス ザ セカンド)」と表現しますよ。

もしも目の前に女王がいて「女王陛下」と呼びかける際には、「Her Majesty」ではなく「Your Majesty」となります。

なお、女王に向かって「Queen」とは呼びません。「Queen」は「女王」という立場を示す言葉です。例えば日本で天皇陛下に向かって「天皇」とは呼ばず、「陛下」と呼ぶのと同じように、イギリスでも女王に向かって「Queen」とは言わず、「Your Majesty(女王陛下)」と呼びかけます。

ちなみに「国王(男王)」であれば「His Majesty」になります。また「Her Majesty」は「皇后陛下」「王太后」という意味でも使われます。「Her Majesty」「His Majesty」は「HM」という略語で表示されることもしばしばあります。

なお、例文の「Commonwealth」は「イギリス連邦」のこと、「billion」は「10億」という単位です。

His / Her Royal highness:殿下/妃殿下

Her Royal Highness’s pregnancy was announced yesterday.(昨日、妃殿下のご懐妊が発表された。)

国王、女王が「His/Her Majesty」と呼ばれるのに対し、王配(女王の配偶者)やそれ以外の王子、王女に対して使われる敬称が「His Royal Highness(殿下)」「Her Royal Highness(妃殿下)」という言葉です。どちらも略語は「HRH」です。また、直接彼らに呼びかける際には「Your Royal Highness」が用いられます。なお例文の「pregnancy」は「妊娠」という意味ですよ。

Duke/Duchess:公爵/公爵夫人

Meghan, Duchess of Sussex is the wife of Prince Henry, Duke of Sussex.(サセックス公爵夫人メーガンは、サセックス公爵ヘンリー王子の妻です。)

イギリスは貴族階級として知られる人が住む国で、階級の中には5つの爵位が存在します。「公爵」はその中でも最も高い階級(爵位)で、伝統的には王子や王女が成人とともに与えられていた爵位でした。しかし最近は結婚のときに与えられるのが一般的です。例えばヘンリー王子がメーガン妃と結婚した際には、2人にそれぞれ「サセックス公爵(Duke of Sussex)」と「サセックス公爵夫人(Duchess of Sussex)」の爵位が与えられました。

なお、この「Sussex」はイギリスの地名の一つで、他にも「Duke of Cambridge(ケンブリッジ公爵)」「Duke of York(ヨーク公爵)」といった公爵の名前が存在します。

Prince of Wales:ウェールズ公

William, Prince of Wales is the elder son of King Charles Ⅲ and the heir apparent to the British throne.(ウェールズ公ウィリアムは、国王チャールズ3世の長男で、英国の王位の法定相続人です。)

Prince of Walesとは、次期国王に与えられる称号です。14世紀以来、次期国王として王位を継承する予定の王位継承権第一位の王子にこの称号が与えられてきました。2022年には、チャールズ3世が国王に即位した際に、ウィリアム王子に「第22代ウェールズ公」の称号が受け継がれました。その時代の国王が誰なのかによってこの称号を持つ人が変わるため、注意が必要ですね。

なお、例文の「heir apparent」は「法定相続人」、「throne」は「王位」という意味ですよ。

イギリス王室ゆかりの宮殿・邸宅

イギリスには美しい城や建物が多く存在しますが、その中でも王室ゆかりの宮殿やお城がいくつか存在します。聞いたことはあっても誰が住んでいて、どんな時に使われているのかは知らないという方も多いのではないでしょうか。そこで特に知っておきたい宮殿やお城を動画とともにいくつかご紹介したいと思います。

バッキンガム宮殿:Buckingham Palace

まずはご存知の人も多いロンドンのバッキンガム宮殿です。時の君主の居住地であり、また、観光名所としてとても有名な場所です。祝日には王室一家がバルコニーに姿を見せたり、近衛兵の交代式を間近で見られるということで、毎日多くの観光客が訪れています。

ウィンザー城:Windsor Castle

London(ロンドン)の西34kmに位置するイギリス君主の公邸の一つ。11世紀のウィリアム1世の頃からの歴史があり、その後何世紀にも渡って建て替えられてきました。国王が週末を過ごすための城で、住居者がいるものとしては世界最大の城です。

この中にはセントジョージ礼拝堂(St George’s Chapel)があり、イングランドの最高勲章であるガーター勲章が授与される場所です。また過去に多くの王室の冠婚葬祭が執り行われてきました。 故・エリザベス2世を始め、歴代の君主もここに埋葬されています。

バルモラル城:Balmoral Castle

Scotland(スコットランド)のAberdeenshire(アバディーンシャー)にある城。ヴィクトリア女王の時代から、夏の別荘としてロイヤルファミリーに愛されてきた私邸です。故エリザベス女王もお気に入りの場所で、毎年夏にはこの城を訪れ、そしてこの場所で最期の時を過ごしたことで有名です。

イギリス王室についてがわかったら

イギリス王室のニュースは日本でもよく耳にしますが、その仕組みは日本とは異なり複雑で、ニュースが理解しにくいこともしばしばあります。今回の基礎を掴んで、すこしでもイギリス王室を身近に感じられるとニュースも楽しむことができますよ。

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