whileの意味と使い方を解説!英会話に使える頻出フレーズ12選も紹介

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「while」には、よく使われる「~する間に」という意味のほかにも「~である一方」という対比の意味があります。また、「a while ago(少し前に、先ほど)」などwhileを含むフレーズは日常英会話によく登場します。さまざまな使い方があるwhileをマスターすれば、特に時間やタイミングを伝える際により的確な表現ができるようになるでしょう。

この記事では、whileの意味や使い方について例文をまじえながら詳しく解説します。英会話に頻出のwhileを使ったフレーズも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

whileの意味と使い方

whileを英会話や英作文で使いこなすためには、正しい発音や意味の理解が不可欠です。ここでは、以下の3点について詳しく解説します。

・whileの発音・読み方
・whileが持つ3つの意味
・duringとの違い

whileの発音・読み方

まず、whileの発音・読み方を押さえておきましょう。正しく発音できなければ相手に伝わらないほか、リスニングでも正確に聞き取れません。

whileの発音記号は「(h)wάɪl」で、カタカナで書くなら「ワイル」に近いでしょう。しかし、Lの発音には注意が必要です。日本語で「ル」を発音するときは舌先を前歯の歯茎よりさらに上のほうに当てますが、英語のLでは前歯の歯茎あたりに当てます。また、日本語では舌をはじくように当てる一方、英語では舌をつけたまま音を出すという点も特徴です。

LやRは日本語に存在しない音であるため、ネイティブの発音を聞いてマネするなど練習を重ねて正しい発音を身につけましょう。

whileが持つ3つの意味

whileの意味は、大きく分けると主に以下の3つです。

・~する間に
・~である一方
・(一定の)時間

名詞や接続詞など文章における役割は異なりますが、いずれの意味も「時間」に関係する言葉であることがわかります。

ほかにも、動詞として「while away:~をのんびりと過ごす」といったように使われることもありますが、使用頻度は低めです。ここでは先に挙げた3つの意味について詳しく見ていきましょう。

「~する間に」

2つの出来事が同時に起きるような場合に「~する間に」という意味で使われます。

I visited the museum while I was staying in London.(ロンドンに滞在している間にその博物館に行った。)

Someone stole my bag while I was shopping at the souvenir store.(お土産屋さんで買い物をしている間に誰かが私のバッグを盗んだ。)

「~する間に」という意味で使うときは、whileのあとに主語と動詞を入れるのが基本です。しかし、whileでつなぐもう1つの文章と主語が同じ場合は、主語やbe動詞を省略することもあります。例えば、1つ目の例文では以下のとおり「I was」を省略できます。

I visited the museum while staying in London.

また、「~する間に」という意味のwhileは時を表す副詞節にあたるため、whenなどと同様に未来形を使えない点にも注意が必要です。

While I stay in Hong Kong, I will study hard.(香港にいる間、一生懸命に勉強するつもりだ。)

上記の例文のように、未来に関する内容だったとしてもwhile節は現在形で表すことになります。

「~である一方」

食い違う内容や対比する2つの文をつなげるとき、「~である一方」「とはいえ」という意味でwhileが使われます。文の前半と後半、どちらに使うことも可能です。

I take the train to work while he takes the bus.(私が電車で通勤する一方、彼はバスで通勤する。)

She worked very hard, while I slept almost all day.(私がほとんど丸1日寝ていた一方で、彼女は一生懸命働いていた。)

「~である一方」「とはいえ」という意味のwhileは、物事の対比をするときに使うよう意識しましょう。比較ではなく単純な逆接になる場合は、「although」や「but」を使うほうが適切です。

「(一定の)時間」

whileは名詞として「(一定の)時間」を意味することもあります。「a while ago(少し前に、先ほど)」や「quite a while(ずいぶん長い間)」など、決まったフレーズとして使用されるケースがほとんどです。

I sent you an email a while ago.(少し前にあなたにメールを送った。)

I walked around for quite a while.(ずいぶん長い間歩き回った。)

ほかにもwhileを使ったフレーズは多く存在します。記事の後半では使用頻度の高いフレーズをまとめて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

duringとの違い

「~の間」という意味を持つduringは、whileと意味が似ているため混同してしまいがちです。しかし基本的な使い方が異なるため、しっかり理解しておきましょう。具体的には、during・whileそれぞれに続く単語の品詞が異なります。

前置詞であるduringのあとには、以下のように名詞がきます。

I stayed at my grandma’s house during the weekend.(週末はおばあちゃんの家で過ごした。)

I visited the lake during my stay in Hokkaido.(北海道に滞在している間、その湖に行った。)

一方、接続詞であるwhileのあとには主語と動詞がきます。

I visited the lake while I was staying in Hokkaido.(北海道に滞在している間、その湖に行った。)

あとに続く品詞の違いを理解しておくと、英会話や英作文においてduringとwhileを適切に使い分けられるでしょう。

英会話にも便利!whileを含む頻出フレーズ12選

英会話や英作文では、whileを含むフレーズがよく登場します。ここでは、特に使用頻度が高いフレーズを12個厳選して例文とともに紹介します。

頻出フレーズと使い方を押さえておくことで、英会話や英作文での表現力に磨きがかけられるでしょう。

for a while:しばらくの間

「しばらくの間」を意味するfor a whileは、以下のように使えます。

Could you wait for a while?(しばらくの間お待ちいただけますか?)

I will stay here for a long while.(ここにしばらくの間とどまります。)

「for a short while」「for a long while」といったようにwhile の前に形容詞をつけることで、時間の長さをより詳しく表現できます。

in a while:まもなく

「まもなく」や「しばらくしたら」という意味を持つin a whileは、「soon(まもなく)」と同じように使えます。

I will do my homework in a while.(まもなく宿題をする。)

I will visit your house in a while.(しばらくしたら君の家に行くよ。)

「少しの間だけ待ってほしい」という気持ちを表現するのに便利な表現です。多くの場合は未来形の文章になります。

once in a while:ときどき

once in a whileは「ときどき」という意味を持ちます。直訳すると「一定の期間中に1回」となるため、覚えやすいでしょう。

He visits us once in a while.(彼はときどき私たちを訪ねてくる。)

I need a rest once in a while.(たまには休みも必要だ。)

first ~ in a while:~ぶりの

first ~ in a whileは「~ぶりの」という意味で使われます。直訳すると「一定の期間において初めての」となるため、理解しやすいでしょう。

I took a lesson for the first time in a while.(久しぶりにレッスンを受けた。)

I saw you for the first time in a while.(久しぶりに君を見た。)

期間の長さをより詳しく表現するため、whileの前に形容詞をつけることもあります。

It rained yesterday for the first time in a long while.(昨日はかなり久しぶりに雨が降った。)

after a while:少しあとで

after a whileは「少しあとで」という意味で使われます。「in a while:まもなく」と似ていますが、in a whileはこれから行うことを未来形で伝えることが多い一方、after a whileは現在形や過去形で使われることが多いという違いがあります。

My daughter got sleepy after a while.(娘はしばらくしてから眠くなった。)

After a while, she did her homework.(少しあとで、彼女は宿題をした。)

またほかのフレーズと同じように、whileの前に形容詞をつけることで時間の長さを詳しく伝えられます。

After a short while, she started eating dinner.(ほんの少しあとで、彼女は夕食を食べ始めた。)

My dream is going to come true after a little while.(あとほんの少しで私の夢がかなう。)

a while ago:少し前に

a while agoは「少し前に」という意味で使われるフレーズです。「a few minutes ago:数分前に」などと同じ成り立ちだと考えればわかりやすいでしょう。

She left home a while ago.( 彼女は少し前に家を出た。)

I got on the train a while ago.(私は少し前に電車に乗った。)

また、untilと組み合わせたり、longという形容詞を足したりすることで、表現の幅が広がります。

They were here until a while ago.(彼らはついさっきまでここにいました。)

I met you quite a long while ago.(ずっと以前にあなたに会いました。)

It’s been a while:久しぶりだ

It’s been a whileは「久しぶり」「ご無沙汰」「しばらくぶり」という意味の頻出フレーズです。

It’s been a while since we last met.( 久しぶりに会ったね。)

It’s been a while since I went to Tokyo.(東京に来るのは久しぶりだ。)

It’s been a whileの「a while」は「a long time」と言い換えることも可能です。

It’s been a long time since I played soccer.( サッカーをするのは久しぶりだ。)

また、It’s been agesも同じように「久しぶり」という意味で使えます。同じような表現でもいくつかバリエーションを持っておくと、英会話や英作文がさらに楽しくなりますよ。

take a while:しばらくかかる

take a whileは「しばらくかかる」を意味するフレーズです。takeにはもともと「(時間が)かかる」という意味があるので、覚えやすいでしょう。

It will take a while to restore the data.(データの復旧にはしばらくかかる。)

It took me a while to clean the room.(部屋の掃除にしばらくかかった。)

2つ目の例文のように、takeのあとに人物を入れることで「誰にとって時間がかかるのか」を表現できます。

all the while:その間ずっと

all the whileは「その間ずっと」「している間中」という意味があります。期間が特定されていることから、whileにつく冠詞は「a」ではなく「the」になる点に注意しましょう。

My sister was crying all the while until my mother came home.(母が帰ってくるまでの間、ずっと妹は泣き続けていた。)

All the while I was at home, I watched TV.(家にいる間、ずっとテレビを見ていた。)

worth someone’s while:~にとって価値がある

worth someone’s whileは「~にとって価値がある」「値打ちがある」という意味があります。

It’s worth my while to take the lesson.(その授業を受けることは私にとって価値がある。)

It’s worth your while to attend the summer camp.(サマーキャンプに参加することは君にとって価値がある。)

worth someone’s whileと似たフレーズに「worth someone’s time」があります。「時間を費やすだけの価値がある」と伝えたいときには、どちらの表現でも問題ないでしょう。

Some ~, while others ~:~もいれば、~もいる

Some ~, while others ~は「~もいれば、~もいる」という意味で、物事を対比する際によく使われます。

Some people like Japanese food, while others like Korean food.( 日本食が好きな人もいれば、韓国料理が好きな人もいる。)

Some students are good at mathematics, while others are good at English.(数学が得意な生徒もいれば、英語が得意な生徒もいる。)

while you are at it:ついでに

while you are at itは「ついでに」という意味で使います。直訳すると「あなたがそれに取りかかっている間」となるので、同時に何かをしてほしいとお願いするときなどに使えるフレーズです。

Can you buy some sugar while you are at it?(ついでに砂糖を買ってきてくれない?)

Can you drive me to my house while you are at it?(ついでに家まで車で送ってもらえませんか?)

似たフレーズとして「while you’re there:そこにいるついでに」という表現もあります。

whileの意味と使い方がわかったら

whileの基本的な意味は「~する間に」「~する一方」「(一定の)時間」という3つです。いずれも「時間」に関する表現であることは押さえておきましょう。whileはさまざまなフレーズに使われているため、マスターすることで英語表現の幅がグッと広がるでしょう。

whileの表現を覚えたら、実際に自分で使う機会を設けるのが定着のコツです。さっそくwhileの表現を使ってみたいという方は、レアジョブ英会話の無料体験レッスンを試してみてください。

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