influenceとimpactはどう違う?ビジネスに必須の「影響する」英語を使い分け

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「それは売り上げに大きく影響します」のように、ビジネスの世界でよく使われる言葉「影響する」。真っ先に思い浮かぶ単語はinfluenceかもしれませんが、実際に使われている英語を見ると、impact、affect、have an effectといったものからact、work、touchなど多種多様。「どれを使えばいいんだろう?」と迷ってしまうことがありますよね。そこで、「影響する」を表すさまざまな英語表現と、その基本的な意味や使い方をご紹介します。

「影響する」を表す基本の動詞を押さえよう

「影響する」と言いたいときに最もよく使われる動詞について、基本の意味と文の中での使い方を見ていきましょう。

「変える力」を表すinfluence

influenceは「何かを変える力」を表し、動詞でも名詞でも使えます。SNSのinfluencer(インフルエンサー)は、「何かを変える力がある人」ということになります。

AI will influence the future of our society.
(AIは私たちの社会の未来に影響を与えるでしょう)

動詞の例。「AIの力によって未来に変化が起こる」ということ。

It has a positive influence on the market.
(それは市場によい影響を与えます)

名詞の例。「市場をよくするような力が働く」ということ。

「強い衝撃」を表すimpact

impactの基本の意味は「衝撃」で、何かに強い力が加わる様子を表します。

Digital transformation has impacted consumer behavior.
(デジタルトランスフォーメーションは、消費者行動に影響を与えました)

動詞の例。「大きく変わった」様子が浮かびます。

We have to consider the impacts on natural environment.
(自然環境に与える影響を考慮しなければなりません)

名詞の例。これも「大きく変わる」ことで、この場合悪い影響であることがイメージできます。

「作用する」のaffect

「何かを変える」「違いをもたらす」という意味を持つ一般的な言い方で、「作用する」とも訳されます。

It significantly affects sales.
(それは売り上げに大きく影響します)

changeで言い換えても意味の上で大きな違いはありません。significantlyは「大きく、著しく」。

「結果」を意識するhave an effect

effectは基本的に名詞として使い、何かに影響を受けた「結果」を表します。effectには「効果」という意味があり、in effectで「効力がある」となります。

We also examined how it has an effect on the system.
(また、システムにどのような影響<=結果>をもたらすかを調べました)

「影響が起こる結果」を調べたことになります。

The new guidelines will be in effect starting Monday, May 9.
(新しいガイドラインは、5月9日月曜から効力を持ちます)

in effectで「影響がある状態、効果がある状態」ということです。

influence、impact、affect、have an effectの使い分け

例えば、「品質に影響があるだろう」は以下のように表すことができます。

It will influence the quality.

「何らかの力が働いて品質が変わる」。よくなる場合も、悪くなる場合もあります。

It will impact the quality.

「品質が大きく変わる」。「よい」と言わないかぎり、悪い意味にとられる可能性があります。

It will affect the quality.

「品質が変わる」と言っているだけ。よくなる場合も、悪くなる場合もあります。

It will have an effect on the quality.

品質が変わった後の「結果」を気にしている言い方。よくなる場合も、悪くなる場合もあります。

普段使っている動詞でも表現できる「影響する」

「影響する」と言うには何か特別な動詞を使わなければいけないと思っているかもしれませんが、実は、普段よく目にする基本的な動詞でも表現できます。どのような言い方をすればいいかをお教えします。

「行動する」のact

基本の意味は「行動する」で、物を主語にしてact on ~とすると、「~に影響する、作用する」といった意味で使えます。一方で、act on ~は「~に従って行動する」という意味にもなるので、注意が必要です。

The decision acts on our project.
(その決定は、私たちのプロジェクトに影響します)

「決定がプロジェクトに対して行動する」で、「影響する」という意味に取れます。

We should act on rules.
(ルールに従って行動すべきです)

act on ~で「~に従う」の例。人が主語の場合、この意味だと判断できます。

「~に作用する」のwork

基本の意味は「働く」ですが、「~に作用する」という意味合いから、場合によっては「影響する」の表現として使えます。また、work on ~は「~に対してうまくいく」という意味にもなります。

The results will work on distribution.
(結果は流通に影響するでしょう)

「流通に作用する」ことから「影響する」の意味に取れます。

It worked on our team.
(私たちのチームに対してうまくいきました=よい効果がありました)

It worked.だけで「うまくいった」という意味になります。workはさまざまな意味合いで使われるので、注意が必要です。

「触れる」のtouch

基本の意味は「触れる」ですが、物を主語にしてtouch on ~と言うと、「~に影響を及ぼす」といった意味で使えます。また、touch on ~は「~に言及する」という意味で使われることもあります。

It touches on various issues.
(それはさまざまな問題に影響します)

「さまざまな問題に触れる」ということで、「影響する」という意味に取れます。

He touched on the question.
(彼はその質問に言及しました)

touch on ~で「~に言及する」の例。人が主語で抽象的なものにtouchしている場合、よくこの意味になります。

act、work、touchの使い分け

例えば、「その件に影響する」は以下のように表すことができます。

It acts on the matter.

「その件に対して何らかの動きがある」ということ。一方で、「その件に従っている」という意味になることも。

It works on the matter.

「その件に作用する」ということ。一方で、「うまくいっている」という意味に取れることも。

It touches on the matter.

「その件に触れることになる」といったニュアンスで、大きな影響は感じられません。一方で、「言及する」という意味になることも。

「影響する」の使い分けをマスターするには

普段のビジネスで使う英語では、influence、affect、have an effectのどれを使っても、さほど大きな違いが出ることはなさそうです。impactは「大きな衝撃」になるので、悪い意味にとられる場合があることに注意してください。

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