TOEIC700点に必要な勉強時間&勉強法は?転職での評価やおすすめ教材も紹介

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英語の基礎がしっかりできていてTOEIC600点を突破できた英語学習者は、次の目標としてTOEIC700点を目指したいと思う人が多いでしょう。また、TOEICを初めて受験する人や初級者の中にも、時間がかかっても700点を目指したいと思っている人は多くいます。

TOEICで700点を取れると、就職や転職で有利になることもあります。海外に関係のある仕事や英語を使う職場で重宝されるでしょう。

そこで今回は、TOEIC700点を取得するための勉強時間や勉強方法、教材などについて解説します。

TOEIC700点の英語レベルを身に付けるための勉強時間

TOEICで100点アップさせるために必要な勉強時間は、200~300時間といわれています。ただし、求められる英語レベルが上がるほど必要な勉強時間が増える傾向があります。

高いレベルになると伸び悩んでしまい、100点アップするために同じくらいの点数で推移しているという人も多いでしょう。この場合、300時間以上の時間がかかったり勉強方法を見直しが必要だったりすることもあります。

TOEICで100点アップさせるときの勉強時間

TOEICで100点アップさせるための勉強時間は、現在の英語力によって異なります。初心者がゼロから英語を始める場合や上級レベルの域で100点アップを目指す場合はさらに時間が必要です。そのため、実際には200~300時間よりも、もっと余裕を見て勉強時間を確保しておくほうがよいでしょう。

現在のレベル100点アップに必要な勉強時間の目安
200~300点300~400時間
300~400点300~400時間
400~500点250~350時間
500~600点250~350時間
600~700点250~350時間
700~800点500~700時間
800~900点500~700時間

参考までに、現時点の英語力が200~300点の場合は、700点を目指すには1350時間程度かかります。300~400点では1100時間、400~500点では750時間、500~600点では250~350時間程度の勉強時間を見積もっておきましょう。初心者が到達するには気が遠くなるかもしれませんが、継続して学習すればスピードアップできる可能性もあります。あくまで参考として留めておきましょう。

1週間に2時間40分以上の学習が一般的

TOEIC Programを運営しているIIBCのデータによると、800点未満のビジネスパーソンの英語の英金学習時間は2時間40分程度です。よって、中級者の英語学習は、週に少なくとも2時間40分以上を確保する必要があるといえます。

ただし、TOEIC700点以上になるとスコアアップが難しくなってきます。英語力をアップさせ、TOEICでスコアを取得するためには、より長い英語学習時間を確保しなければなりません。

参考:英語活用実態調査 企業・団体 ビジネスパーソン 2019

十分な勉強時間を確保するためには?

IIBCのデータでは、800点以上を取得しているビジネスパーソンは、1週間に平均6時間4分の英語学習をしています。上級レベルを目指してスキルアップするには、かなりの学習時間が必要であることがわかります。

しかし実際には、1日のなかで英語学習だけに長時間を費やせる人は少ないでしょう。そのため、十分な英語学習を確保するには、試験まである程度の期間を設けて計画的に学習する必要があります。数カ月から1年間の期間を設けて、1日1時間程度の勉強時間をキープしましょう。

また、忙しくてまとまった時間を確保しにくいという人であれば、スキマ時間を活用して英語学習を進めています。通勤・通学を英語学習に充てると、それだけでも30分~1時間程度の学習時間を確保できる場合が多いでしょう。この他にも、家事や入浴、ランチタイムなど、生活のなかにスキマ時間がないか見直してみるのがおすすめです。音声データやコンパクトな参考書・単語帳などを活用し集中して取り組めば、短い時間でも知識が蓄えられていきます。

TOEIC700点の英語レベルとは?

TOEICの受験者全体の平均スコアは600点弱なので、TOEIC700点は受験者全体よりも高いレベルです。受験者のおよそ上位3割に入り、英語の中級者のなかでも上のレベルといえるでしょう。高校英語の語彙・文法がしっかりと身に付いており、英語を楽しく読み進められるレベルです。英検と比較すると、TOEIC700点の難易度は2級から準1級のレベルに値するといえます。ただし、両者の試験システムはまったく異なるため、参考程度に理解しておきましょう。

CEFR(Common European Framework of Reference for Languages=ヨーロッパ言語共通参照枠)に当てはめると、TOEIC700点は中級のB1レベルに値します。仕事や学校、娯楽などで使われる身近な話題について理解でき、多くのことを自分で対処できるレベルです。日常・仕事における基本的なコミュニケーションが不自由なくできるスキルを持ち合わせているといえるでしょう。

リーディング

TOEICで700点を取るには、リーディングセクションで半分の350点以上を目指す必要があります。基本的な語彙や英文法、読解のスキルが身に付いており、文章を読んで主旨を理解することができるレベルです。ビジネスでは、日常的なメールのやり取りや資料の理解を問題なくこなせるレベル。

わからない単語や文章があっても、文脈や基礎知識によって詳細が推測できるでしょう。中級レベルの語彙も理解でき、言い換えがあっても事実に基づく情報を正しく理解できます。規則に基づいた基本的な文法構造をマスターしていて、仮定法過去や分詞構文などが含まれた難易度の高い文章も読み解くことができるでしょう。

ただし、知識に漏れがあり正答にたどり着けないこともあります。難しい語彙やよく使用される単語の例外的な意味に出くわすと、理解が追いつかないこともあるでしょう。また、長い文章のなかで論理展開を正しく把握できないこともあります。複雑なシチュエーションに対応するのが難しい場合もあり、さらなる上達が求められるでしょう。

リスニング

リスニングセクションで350点以上を獲得するには、英語を聞いたまま英語で理解し問題を処理する力が必要です。

日常生活や海外旅行では、聞いたことを頭で日本語訳せずに英語で理解してアウトプットできるレベルです。とくに語彙が難しくないときは、話の内容を理解して主旨や目的、流れを正確に把握できます。また、わからない言葉があっても、文脈や背景知識からある程度は推測できるでしょう。

ビジネスシーンでも相手の話を理解できますが、聞きなれない語彙や自分の専門でない分野では理解力が不足することがあります。ネイティブスピーカーの会話についていくのは困難に感じることもありますが、相手が丁寧に話してくれる場合は話のテーマや主旨を正確に理解できるレベルです。

語彙力

1回のTOEICで出題されるのは、約2500語です。どの単語が出題されるかわからないため、TOEIC700点を取るためには、英単語を4000~5000語は身につけておく必要があるといわれています。

一般的に小中学レベルの英語で2100~2500語を習得することになります。さらに、高校英語で1800~2500語を習得します。つまり、TOEIC700点の語彙力は、高校卒業レベルの英語をマスターした程度といえるでしょう。

スピーキング力・ライティング力

一般的に受検されているTOEICの試験では、スピーキングとライティングは出題されません。目安として、TOEIC700点は海外旅行や海外出張に出ても問題なくコミュニケーションが取れるレベルです。

基礎的な語彙が身に付いており、英語を聞いて英語で考える力を持っています。このため、ライティングやスピーキングにおいてもある程度自由に英語でアウトプットできるでしょう。ただし、得意・不得意には個人差があるため、スピーキング・ライティング力が足りていない人は、TOEIC対策とは別に集中的に強化する必要があります。

リスニング・リーディングでTOEIC700点を取る実力があれば、瞬間英作文のトレーニングやオンライン英会話などを通してアウトプットの練習を行うことですぐに実力がつくでしょう。

TOEIC700点のビジネスにおける評価

TOEICのスコアは、就職や転職、昇進の際に役立つことがあります。ここでは、企業側がTOEIC700点をどのように評価するかをご紹介します。スコアの位置づけを理解することで、学習のモチベーションアップや目標設定に繋げられるでしょう。

就職・転職・昇給昇格に有利になる

TOEICを受ける社会人の平均点は612点です。実際に600点前後を取得している社会人が多いため、700点以上取れると就職や転職で有利になるでしょう。平均より高い英語力を持ち合わせていることをアピールできます。また、昇給や昇格の際に基準として700点が設けられることもあるでしょう。

転職・昇給昇格を有利にしたいなら730点を目指そう

TOEICで730点を取れると、どのような状況でも適切に英語でコミュニケーションがとれる能力を証明できます。商社などの英語を扱う仕事や外資系企業への転職を目指す場合は、730点が足切り点となることがあります。800点レベルを目指すのが理想的ですが、少なくとも730点以上を取得しておくのがおすすめです。

その他の企業でも、平均以上の730点を取れていると転職や昇給昇格で英語がアピールポイントになり、好印象を残せるでしょう。

【分野別】TOEIC700点を取るための勉強法

TOEICを勉強してきた人のなかには、600点を取得してからなかなか点が伸びにくいと悩んでいる人もいるでしょう。また、初めての受験から700点を目指す場合は、TOEICに合った対策を練って学習を進める必要があります。

ここでは、TOEIC700点を取るための具体的な勉強法を分野別にご紹介します。

単語の勉強法

TOEICでは、語彙力があると問題をスムーズに読み進めることができ、スコアアップにつながりやすくなります。語彙力はリスニングやリーディング問題を解く基礎的な力になるため、単語学習は中級レベル以降も疎かにできません。ここでは、単語を勉強する際のポイントをご紹介します。

頻出単語+関連語句+例文をまとめて覚える

TOEICで高いスコアを取るためには、まず頻出単語から覚えるのが効果的です。TOEICの出題傾向を分析し、頻出単語を厳選した単語帳を利用すると効率的に学習を進められます。TOEICでは、英検に比べると学術的な単語や専門用語などが出題されにくい傾向にあります。幅広い分野の単語を覚えておくと安心ですが、スコアアップにつなげるにはTOEIC頻出単語にフォーカスしたものから手を付けましょう。

また、単語学習の際は、関連語と例文を一緒に覚えると記憶に残りやすくなります。文のなかで単語の意味を理解できるため、英語を英語で理解できるようになるでしょう。関連語や例文が充実した単語帳を選ぶのがおすすめです。

発音・アクセントまで覚えて単語と音を一致させる

単語を記憶する際には、意味だけでなく発音やアクセントも一緒に覚えるのがポイントです。読み方が疎かになっていると、せっかく覚えてもリスニングで出題された際に理解できず得点できないことがあるでしょう。

単語を学習する際は、目だけでなく耳も使って覚える必要があります。教材に付属するCDや発音記号を活用して、発音とアクセントを一緒に学習しましょう。

長文読解で新しい単語を調べる場合も、なるべく発音をチェックしながら学習を進めるのがおすすめです。読み方を調べたらシャドーイングや音読をしてみると、さらに記憶に定着しやすくなります。

文法の勉強法

TOEIC700点を突破するには、文法の基礎を確実に固めて品詞のルールを理解しておくことが重要です。ここでは、文法の具体的な勉強方法をご紹介します。

高校英語をマスターして基礎力をアップさせる

TOEICで700点以上を獲得するには、高校英語で学ぶ英文法を網羅していることが重要です。600点以上取れている場合でも、英文法の基礎に取りこぼしがあるとそれ以上のスコアを獲得できない場合があります。

既に文法知識に自信がありリーディングセクションで350点近くのスコアが取れている場合は、苦手分野だけでも文法事項を確認しておきましょう。ミスの原因がわかっている場合は、集中的に苦手分野の対策に取り組めます。英文法に不安がある場合は、基礎的な問題集を一通りやり直しておくのがおすすめです。

品詞のルールを理解する

英文法の品詞のルールをおさらいしておくことも重要です。わかったつもりになっていて、取りこぼしがあることもあります。名詞や動詞、形容詞、前置詞、副詞、接続詞、冠詞などのルールをマスターしておくと、とくにPart5やPart6で点数を取りやすくなります。

品詞について正しく理解していると、構文の理解度が深まり、英文の理解力が格段に上がるでしょう。品詞のルールや特徴について復習する時間を設けると、問題集の解説がより理解しやすくなる可能性があります。

リーディングの勉強法

TOEICのリーディングで350点以上を獲得するには、問題文を正確に理解したり、制限時間内に問題を素早く読んだりする力が必要です。ここでは、TOEICでのスコアアップに向けたリーディングの勉強法についてご紹介します。

日本語の国語力を向上させる

英語力を伸ばすことだけに集中してしまうと、長文読解で正しく解答を導き出せないことがあります。外国語である英語が母国語である日本語の能力を超えることはなく、国語力が身に付いていないと英文の文章構造や論理展開を正しく理解できない場合があります。

言語は思考の道具と考えることもでき、国語力を身に付けていることで初めて外国語の特徴を掴めたり違いを認識したりできることも多いでしょう。

英語の学習だけに固執せず、普段から本を読んだり日本語の語彙や文法について興味を持ったりすることも大切です。

幅広いトピックの英文を制限時間を設けて読む

TOEICのリーディングでは、時間切れになってしまうという人も多いでしょう。時間が足りずPart7まで進めないと、解けるはずの問題も得点化できなくなってしまいます。リーディングセクションの時間配分を決めておき、練習問題を解く際には制限時間を設けて臨むことが重要です。

また、普段から英語の文章に慣れておくと読むスピードが速くなります。教材に限らず、自分が関心を持つ幅広い分野の英文を時間を計りながら読んでみると良いでしょう。小説や英文記事、新聞、雑誌など、楽しみながら英文を読むことが大切です。1ページを3分以内で読むなど、制限時間を決めて毎日少しずつ継続していくと次第に速読力がついていきます。

スキャニングで必要な情報を素早く見つける練習をする

全体を見渡して必要な情報を探し出すことをスキャニングといいます。TOEICの長文では、設問に対して重要なポイントやヒントを本文から見つけられれば、正解を見つけられることが多いでしょう。長文を精読しなくても、要点を押さえて読み進めることで素早く解答を選択できることがあります。

設問を先に読んでおき、文章全体にさっと目を通して重要な箇所を見つけ出すスキャニングのテクニックを身に付けておくのがおすすめです。読解問題を解く際には、スキャニングを行いながら制限時間内に解答を見つける練習をしてみましょう。

リスニングの勉強法

TOEICのリスニングで350点以上を取るためには、シャドーイングやオーバーラッピング、瞬間英作文など口を使ったアクティブなトレーニング方法がおすすめです。英会話もリスニングの対策に効果的です。ここでは、具体的なリスニングの勉強方法をご紹介します。

TOEIC公式問題集でシャドーイングの練習をする

リスニング対策として、公式問題集の音声データを活用してシャドーイングを行うと効果的です。シャドーイングとは、音声を聞きながら少し遅れて被せるように発音するトレーニング方法のことです。発音やイントネーション、リズムを真似て声に出してみましょう。

自ら声に出すと、聞いたときには理解できなかった細かい発音のポイントに気付くことがあります。リスニング力とスピーキング力を同時に鍛えることができます。

シャドーイングは音声付きの教材であればどれでも活用できますが、TOEICに向けて対策する場合は公式問題集を使うのが早道です。公式スピーカーが音声を収録しているため、本番と同じ難易度とスピードで練習できます。

オーバーラッピング+瞬間英作文で音から意味を掴む練習をする

オーバーラッピングは、音声スクリプトを目で追いながら、音声に重ねてほぼ同時に発話するトレーニング方法です。聞こえてくる音声に自分の声をオーバーラップさせます。始めは音声の通りに話せず、つっかえてしまうことが多いでしょう。音声を忠実に真似しながら、スラスラ言えるようになるまで同じ文章を繰り返し練習します。毎日トレーニングを重ねると、徐々にコツが掴めます。音の連結や消失のパターンが体感でき、リスニングでネイティブの発音を聞き取りやすくなります。

また、瞬間英作文トレーニングを加えて行うと効果的です。簡単な文章をスピード感を持って作る瞬間英作文を行うと、英語のスピード感や発音の傾向がわかるようになります。音から意味を掴めるようになり、英語を英語で理解できるようになるでしょう。

ネイティブスピーカーレベルの人と会話をする

ネイティブスピーカーレベルの人と英語で話すのもリスニング力の向上に効果的です。TOEICの試験では、集中して英文を聞き取る必要があります。英会話では教材と違って臨場感があり、相手の言うことを一度で聞き取ろうとする力が養われるでしょう。聞こえにくい発音やわからない単語を文脈のなかから推測しなければならない場合もあります。このような状況に対処する能力を身に付けておくと、TOEICの本番で役に立つでしょう。

ネイティブスピーカーレベルの人と話すには、言語交換や国際交流イベントに参加したり、英会話スクールやオンライン英会話を利用したりする方法があります。TOEICの受験を目的としている場合は、プロの講師から指導を受けると的確なアドバイスや試験で役立つポイントを教えてもらえるでしょう。

TOEICで700点以上を目指すときに役立つ教材12選

TOEICで700点以上を目指して学習する際は、自分のレベルを把握して弱点を強化していくのがおすすめです。TOEICや英語学習の参考書は数多く展開されているため、どれを選んだらよいかわからないという人も多いでしょう。

複数の参考書に手を付けてしまうと、どれも中途半端になって本番までに実力が身に付かないこともあります。問題集や参考書はじっくりと選び、手の届く範囲で限られた教材を繰り返し学習するのがおすすめです。自分の上達具合と照らし合わせて、難しすぎないものを選ぶと良いでしょう。ここでは、700点以上を目指す際に使える教材12選をご紹介します。

▼TOEIC700点以上を目指す教材12のリスト

分野教材名
単語TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
単語速読英単語 必修編[改訂第7版]
文法高校 英文法を ひとつひとつわかりやすく。
文法TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
単語・読解・リスニング速読速聴・英単語Daily1500 ver.3
読解入門英文問題精講 4訂版
模試TOEIC® L&Rテスト精選模試 リーディング3
実践問題TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 730点突破 
リーディングセクション全般ゼロからのTOEIC(R) L&Rテスト リーディング講義
実践問題TOEIC® L&R TEST 730点攻略完全パッケージ
実践問題2カ月で攻略TOEIC(C)L&Rテスト730点!
公式問題公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8

語彙力強化なら『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』は、TOEICの分析を続けた著者がTOEICに出る単語を厳選した単語帳です。内容は600点レベル、730点レベル、830点レベル、990点レベルに分かれており、700点より上を目指す場合にも使えます。スマートフォン無料アプリに対応しており、全単語・フレーズの音声を聞くことができます。通勤・通学やランチタイムなどのスキマ時間を活用して着実に語彙力を養っていけるでしょう。

TOEICに頻出する語彙がカバーされており、1冊を繰り返し学習しておくことで自信がつきます。試験までに時間がない場合は、頻出単語だけでも固めておくと得点につながる可能性があります。

おすすめレベル中級
著者TEX加藤
出版社朝日新聞出版
価格(税込み)979円

単語力と速読力なら『速読英単語 必修編[改訂第7版]』

速読英単語 必修編[改訂第7版]』は、英文を読むことを通じて英単語を覚えていく単語帳です。文脈のなかで単語を学べるため、意味を関連付けて覚えられるでしょう。入試に対応しているため、入試とTOEICを視野に入れている学生やTOEICの長文読解に苦手意識のある社会人におすすめです。

付属のCDには、2スピードの英文とチャンツに乗せた単語の読み上げが収録されています。聞き流したりディクテーションの教材にしたりすることで、リスニング対策にもなるでしょう。速読・精読を行えば、TOEICの長文対策として活用することもできます。

おすすめレベル中級
著者風早寛
出版社Z会
価格(税込み)1,100円

文法の基礎なら『高校 英文法を ひとつひとつわかりやすく。

文法の基礎に不安を感じている場合は、『高校 英文法を ひとつひとつわかりやすく。』基本を丁寧に見直すことができます。高校英語で学習する英文法のエッセンスをわかりやすい文章と図解で説明しており、文法に苦手意識がある人でも取り組みやすい内容です。

書き込み式のやさしい練習問題が多く含まれており、反復練習を通して文法知識を確実なものにしていけるでしょう。練習問題の読み方が録音されたCDが付いているため、文法だけでなくリスニング力アップにも活用できます。

応用問題にチャレンジしていく前に、一度基礎を総復習したいという人におすすめです。高い目標を掲げても、基礎がしっかりしていないとテストでスコアアップすることが困難です。

おすすめレベル初級~中級
著者富岡恵
出版社学研プラス
価格(税込み)1,210円

文法問題・Part5対策なら『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』は、TOEICについて熟知した著者がPart5の短文穴埋め問題を克服するためにまとめた参考書です。TOEICのなかでもPart5で得点が取れない受験者におすすめの1冊。

正解に至るまでのプロセスを丁寧に解説し、他の選択肢がダメな理由も説明しています。本番でのミスを防ぎ、確信をもって回答できるようになるでしょう。

左ページに問題、右ページに開設という見開きの構成なので、問題を解いて解答をすぐにチェックできます。短い時間でもサクサクと学習を進められるでしょう。全部で1049問とボリュームがあり、一通り終えると自信がつきます。

おすすめレベル初級~中級
著者TEX加藤
出版社アスク
価格(税込み)2,530円

総合的な英語力アップを狙うなら『速読速聴・英単語Daily1500 ver.3』

速読速聴・英単語Daily1500 ver.3』は、単語力や熟語力、速読力、リスニング力などを鍛えられる参考書です。すべての英文がネイティブ・スピーカーによって作成されており、日常生活からアート、サイエンスまで幅広い分野を取り扱っています。英語学習を通じて視野を広げることができるでしょう。また、英文のスタイルもメールや会話、Webサイト、記事などさまざまです。

文章のなかで単語を学べるため、意味を文脈と関連付けて覚えられるでしょう。CDが付属しているため、聞き流しやディクテーション、シャドーイングにも活用できます。

おすすめレベル初級~中級
著者松本茂、Gail K. Oura、Robert L. Gaynor、Nerys Rees
出版社Z会
価格(税込み)2,090円

英文読解なら『入門英文問題精講 4訂版 』

入門英文問題精講 4訂版 』では、英文読解に必要な基礎的なポイントを学習できます。英文を読む際の視点が解説されているので、要領よく長文を読めるようになるでしょう。また、冒頭には基本的な文法用語を抑える基本講義が付属しています。

本書は英文問題精講シリーズ3部作のうちの入門編なので、基礎からしっかり読解方法を学びたい人におすすめです。長文読解でスコアアップができずに悩んでいる場合は、入門編から取り組んでみましょう。

おすすめレベル初級~中級
著者竹岡広信
出版社旺文社
価格(税込み)1,320円

実践問題なら『TOEIC® L&Rテスト精選模試 リーディング3』

TOEIC® L&Rテスト精選模試 リーディング3』には、TOEICの出題傾向と受験者の弱点を知り尽くした著者が作成した500問の問題と解説が含まれています。本番と同じタイプの問題を5回の模試にして完全網羅しています。すべての設問で正答に至るまでのプロセスと考え方を説明しているため、得点を得るためのテクニックを身につけられるでしょう。

スコアアップに直結する戦略や学習ポイントをアドバイスしたコラムも掲載しています。難易度は高めですが、良問が多く解説がしっかりしているため本番で実力を発揮できるでしょう。

おすすめレベル中級~上級
著者小林美和、Bradley Twle
出版社ジャパンタイムズ出版
価格(税込み)2,090円

短期間でのスコアアップなら『TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 730点突破』

TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 730点突破』は、TOEICで730点以上を目指す人のための参考書で、本番と同じレベルの問題で英語力を高められます。1回10分のミニテスト形式で構成されているため、毎日少しずつ取り組む事も可能です。忙しい社会人や学生でも継続してTOEIC対策に取り組めるでしょう。

付属の語句リストによって辞書を引かなくても読み進められます。試験まで時間がない時も、素早く内容を理解できるでしょう。内容がコンパクトにまとまっているため、通勤・通学中の学習にも便利です。短期間や限られた学習時間でスコアアップを目指したい人におすすめです。

おすすめレベル中級
著者Craig Brantley, Michael Dunbar
出版社ナガセ
価格(税込み)1,320円

リーディングセクションの攻略なら『ゼロからのTOEIC(R) L&Rテスト リーディング講義』

ゼロからのTOEIC(R) L&Rテスト リーディング講義』は、TOEICのリーディングセクションを集中的に攻略できる参考書。既にTOEICで600点を取得し、さらにスコアアップしたい受験者におすすめです。

文法の必須事項を学習し、読む力と解く力を段階ごとに鍛えていきます。シンプルな超基礎問題からスタートし、レベルと段々と本番に近づけていきます。無理せず自然に理解が深まり、確実に実力を伸ばしていけるでしょう。学習者視点での解説があり、解き方のコツを効率よく学べます。学習者が勉強を続けやすいように、読み物としても楽しめる内容で構成されているのが特徴です。

おすすめレベル中級
著者和久健司
出版社株式会社ジャパンタイムズ出版
価格(税込み)1,980円

実践力なら『TOEIC® L&R TEST 730点攻略完全パッケージ』

TOEIC® L&R TEST 730点攻略完全パッケージ』では、TOEICで730点以上を目指すために必ず押さえておきたい頻出項目やトレーニング問題、実践問題、模試などが1冊にまとめられています。700点を突破して英語力を中級から上級に伸ばしていきたい人におすすめです。1つのユニットが20~40分で取り組める内容で構成されているため、忙しい社会人でも学習を継続しやすいでしょう。

他の基礎的な参考書と併用して毎日少しずつ学習すれば、実践力を鍛えることができます。600点以降でスコアが伸び悩んでいる人におすすめです。

おすすめレベル中級
著者Z会編集部
出版社Z会
価格(税込み)2,200円

短期間でのスコアアップなら『2カ月で攻略TOEIC(C)L&Rテスト730点!』

2カ月で攻略TOEIC(C)L&Rテスト730点!』は、試験までの2カ月でTOEIC730点レベルの実力を確実に身につけるための日割りプログラムです。1日30分程度の学習量なので、忙しい人でも効率的に受験のテクニックを身につけられるでしょう。

トレーニングプログラムは、730点を目指す人たちが躓きやすいポイントを洗い出して組まれています。弱点が得点源になるように、集中して攻略テクニックを学びながら英語学習を進められます。繰り返し解くことで、本番でのスコアが大幅にアップするでしょう。

おすすめレベル中級
著者横本勝也、早川幸治
出版社アルク
価格(税込み)2,530円

公式教材なら『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8』

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8』は、TOEICの公式教材です。リスニングセクションの音声はもちろんのこと、得点としてリーディングセクションの音声が一部収録されています。最新の傾向と対策、難易度の感触を掴めるでしょう。スコアの換算表が付いているので、現時点での実力の目安がわかります。

おすすめレベル中級
著者ETS
出版社国際ビジネスコミュニケーション協会
価格(税込み)3,300円

TOEIC700点以上のハイスコアを目指すときの注意点

TOEICで700点以上のハイスコアを目指す場合は、自分のレベルに合わせた学習やスケジューリングを行う必要があります。また、TOEICのスコアに固執しすぎると、点数は獲得できても実践的な英語力が身に付かない場合もあります。ここでは、TOEICの上級レベルでスコアアップを目指す際の注意点をご紹介します。

自分のレベルに合わせた学習・スケジュールリングが必要

TOEICではスコアの目標設定も重要ですが、現段階の自分の実力を把握することも大切です。700点以上を獲得できる問題集を使っても、理解力がないと内容が身に付きません。参考書が対象とするレベルをチェックし、難しすぎると感じた場合は基礎レベルから復習するのがおすすめです。慌てて難しい問題に挑戦しても、基礎が抜けていると応用が効かないため点数が伸びにくくなります。

また、受験日は学習計画と照らし合わせて無理のない範囲で設定しましょう。試験の日が決まったら、逆算して1日にどのくらい勉強すればよいのかを計画しておきます。通勤・通学やランチタイムなどのスキマ時間をうまく使って、英語学習を継続していきましょう。

スコアアップ=英語力アップではない!

総合的な英語学習とTOEIC対策は異なります。TOEICでハイスコアを獲得すると、英語のリーディングやリスニングで実力アップしたりビジネスで英語をアピールしたりできます。しかし、スピーキングやライティングの力は試されないため、TOEIC対策だけではアウトプットの力が疎かになる可能性があります。

スピーキング・ライティングのトレーニングを行わないことから、高得点を取っても実際には英語が話せないケースもよくあります。就職の際にTOEICの点数で英語力をアピールしても、採用された職場で英語が使えないと期待に応えられない可能性もあるため要注意。

実際に使える英語力を身に付けることを目標としよう

英語学習では、TOEICの点数だけに固執せず実践的な英語力を身に付けることも大切です。英語を使って不自由なくコミュニケーションするには、英会話能力を高めることが重要です。

TOEICで700点レベルを目指す実力がある学習者は、話すためのトーレニングをするとすぐに力が伸びます。スコアに実践力が伴うように、英会話レッスンや瞬間英作文などのスピーキング・ライティングにフォーカスした学習も取り入れると実際に使える英語力を身に付けられます。

TOEIC700点について理解が深まったら

TOEICで700点を700点を突破するには、ここにあげたように、分野別に苦手ポイントや現段階の学習レベルを把握してから適切な対策を取るのが効果的です。

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