【so that構文】をマスターしよう!基本的な使い方を例文で解説

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英語の【so that構文】を覚えていますか?【so that構文】には以下の3つの形があります。

1. ~ so that ~
2. ~, so that ~
3. ~ so ~ that ~

so that構文は「ネイティブも使うの?」と疑問を持つかもしれませんが、実際の英会話では頻繁に使われます。なぜなら、so that構文はカジュアルな表現だからです。そのため、ビジネスシーンには不向きな表現だと言われています。

ここでは、上記で示した1と2をまとめて【so that構文】、2を【so ~ that ~ 構文】として、「何を表すのか」でカテゴライズして例文とともに基本的な使い方を解説します。それぞれの違いを理解して、so that構文をマスターしましょう!

目的を表す【so that構文】

so thatは2つの文や文節などの要素をつなげる接続詞の1つです。接続詞にはつなげた前後の要素の関係を示す役割があります。but、because、andなどが代表的な例で、前後の文を比較したり情報を付け加えたりするときなどに使います。

まず、目的を表す【so that構文】から見ていきましょう。

目的を表す【so that構文】のルール

目的を表すso that構文では、soとthatを隣同士に置き、that以下に必ずcan / will / mayのいずれかの助動詞を入れる決まりがあります。

⇒ ~ so that + 主語 助動詞 + 動詞 ~

助動詞はso thatの前文の時制に合わせましょう。否定形も使われますが、ほとんどの場合would の否定形(wouldn’t = would not)が用いられます。また、thatは省略可能です。

使われる助動詞:現在形 → 過去形(意味)

can(可能) → could (~できるように)
will(未来) → would ([将来]~するように)
may(推量) → might (~するかもしれないから)

I got a haircut so (that) I would look younger. (若く見えるように、髪を切った。)

I got a haircut so (that) I wouldn’t look older. (老けて見えないように、髪を切った。)

上記2つの文はともにso thatの前文が過去形のgotなので、後文の助動詞は肯定文でwould、否定文でwouldn’tになります。また、would を使う理由は、将来を後文(若く見える・老けて見えない)のようにする目的で前文(髪の毛を切った)を行うから。後文が目的を表します。

後文:[将来]~するために(I would look younger / I wouldn’t look older)
前文:~する・した(I got a haircut)

目的「~するために」を意味する例文

目的を表すso that構文は「~するために(後文)~する(前文)」「~するように(前文)~する(後文)」と訳します。理解を深めるために、もう少し例文を見ていきましょう。

Let’s go to the movie theater early so (that) we can get good seats. (いい席を確保するために、早く映画館に行こう。)

canが使われる理由は、目的である後文(いい席を確保する)を「可能」にするために前文(早く映画館に行こう)を行うから。前文が現在形(go)なので後文も現在形(can)になります。

I stepped aside so that she might come in. (彼女が入って来るかもしれないから、私は脇に寄った。)

mightが使われる理由は、後文のようになるだろう(彼女が入って来る)と「推測」して前文(脇に寄った)を行うから。前文が過去形(stepped)なので後文も過去形の(might)になります。

He decided to stay at home so that he could watch the baseball game on TV. (彼はテレビで野球の試合を見るために、家にいることにした。)

couldが使われる理由は、目的である後文(家で野球の試合を見る)を「可能」にするために前文(家にいることにした)を行うから。前文が過去形(decided)なので後文も過去形(could)になります。

目的を表す【so that構文】の置き換え

目的を表すso that構文はin order thatやto不定詞(to + 動詞の原形)で置き換えが可能です。in order thatはso thatのフォーマルな表現で、丁寧さの度合いは「in order that → to不定詞 → so that」と低くなります。

上記で示したso thatの文をin order thatとto不定詞へ置き換えてみましょう。in order thatは「~する目的で」という意味で、so thatと置き換えるだけです。to不定詞は「~するため」という意味で、toの後は後文の動詞に続けます。以下の3文は、ほぼ同じ意味です。

⇒ ~ in order that + 主語 + 助動詞 + 動詞 ~
⇒ ~ to + 動詞 ~

He decided to stay at home so that he could watch the baseball game on TV. (彼は家で野球の試合を見るために、家にいることにした。)

He decided to stay at home in order that he could watch the baseball game on TV.

He decided to stay at home to watch the baseball game on TV.

結果を表す【so that構文】

次いで、単純な結果を表す【so that構文】の用法を見ていきます。

結果を表す【so that構文】のルール

結果を表すso that構文の重要なルールは、結果であることを示すためにso thatの前にカンマ(,)を置くことです。口語の場合はthatが省略されます。

また、目的を表すso that構文のように、so that以下の文にwouldやcanなどの助動詞は必要ありません。前文が原因、後文が結果を表します。

She missed the train, so (that) she was late. (電車に乗り遅れたので、遅刻した。)

I was exhausted, so (that) I went to bed earlier. (とても疲れていたので、いつもより早く寝た。)

結果「~した結果~(なの)だ」を意味する例文

結果を表すso that構文は、「~した(前文)結果~だ(後文)」「~した(前文)から~になった(後文)」のように訳します。「~した(前文)、~だから~だ・だった(後文)」と考えると理解しやすいかもしれません。もう少し例文を見ていきましょう。

Someone removed her brushes, so (that) she wasn’t able to paint. (誰かが画筆を片付けたので、彼女は絵を描けなかった。)

He overslept, so (that) he missed the train. (彼は寝坊したので、電車に乗り遅れた。)

I dropped my phone into the water, so (that) I had to buy a new one. (水の中に携帯電話を落としてしまったので、新しいのを買わなければならなかった。)

程度・結果を表す【so ~ that ~ 構文】

次に、soとthatの間に単語が置かれる【so ~ that ~ 構文】を見ていきましょう。この構文は「程度・結果」を表す他、「様態」も表します。ここでは、程度・結果を表す【so ~ that ~ 構文】について解説します。目的や単純な結果を表す用法とは異なるので注意しましょう。

程度・結果を表す【so ~ that ~ 構文】のルール

程度・結果を表す場合、soとthatの間に形容詞または副詞を置くのが基本。カンマや助動詞を入れる必要はありません。程度・結果を表すのは後文です。

He is so handsome that all girls fall in love with him. (女の子がみんな恋に落ちてしまうほど彼はハンサムだ。)

形容詞:handsome

The interviewer spoke English so fast that I couldn’t understand anything. (私が何も理解できないほど面接官は速く英語を話した。)

副詞:fast

程度「~なほど~である」を意味する例文

程度を表す【so ~ that ~ 構文】は、「~なほど(後文)~である(前文)」のように訳します。例文をもう少し見ていきましょう。

形容詞が置かれる場合

She wasn’t so weak that she couldn’t walk. (彼女は歩けないほど弱っていなかった。)

形容詞:weak

I’m so busy that I can’t take my dog for a walk. (犬を散歩につれていけないほど忙しい。)

形容詞:busy

副詞が置かれる場合

He turned so quickly that he cricked his neck. (彼は首の筋を違えてしまうほど素早く向きを変えた。)

副詞:quickly

Her eyes sprang open so suddenly that he laughed. (彼が笑ってしまうほど彼女は突然に目を開いた。)

副詞:suddenly

sprang openはspring openの過去形で「(ドア・扉などが)勢いよく開く」という意味。

結果「とても~なので~である」を意味する例文

結果を表す【so ~ that ~ 構文】は、「とても~(前文)なので~である(後文)」と訳します。単純な結果を表す用法とは意味も語順も異なるうえ、カンマも必要ありません。前文が原因、後文が結果を表します。

The road is so bumpy that it is impassable. (道路がとてもデコボコしているので通行不能だ。)

bumpyは「デコボコな」、impassableは「通行不能の」という意味の形容詞。

The sea was so rough that the ship wasn’t able to get into the harbor. (海がとても荒れていたので船は入港できなかった。)

【so ~ that ~ 構文】の置き換え

程度・結果を表すso ~ that ~ 構文は、「enough to ~」や「too ~ to」、「such ~ that」で置き換え可能ですが、多少意味や語順が異なるので注意が必要です。

enough to ~ への置き換え:後文が肯定の場合

soとthatを抜いて形容詞の後にenough toを置き、後文の動詞に続けます。enough toは「~するのに十分な~だ」という意味。

⇒ ~ 形容詞 + enough to + 動詞 ~

He is so tall that he can change the bulb without getting on a chair. (彼はイスに乗らずに電球を交換できるほど背が高い。)

He is tall enough to change the bulb without getting on a chair. (彼はイスに乗らずに電球を交換するのに十分な身長だ。)

too ~ toへの置き換え:後文が否定の場合

soとthatの代わりにtooとtoの間に形容詞を置き、後文の主語を抜いてtoの後に動詞が続きます。「~すぎて~できない」という意味。

⇒ ~ too + 形容詞 + to + 動詞 ~

I’m so busy that I can’t take my dog for a walk. (犬を散歩につれていけないほど忙しい。)

I’m too busy to take my dog for a walk. (忙しすぎて犬を散歩につれていけない。)

such ~ thatへの置き換え

主語が単数形の場合はso + 形容詞を「such a + 形容詞 + 主語に相当する名詞(単数形)」に、複数形の場合は「such + 形容詞 + 主語に相当する名詞(複数形)」に置き換え、that以下が続きます。「とても~な名詞なので~である」という意味。

⇒ ~ such a + 形容詞 + 名詞(単数形) + that ~
⇒ ~ such + 形容詞 + 名詞(複数形) + that ~

主語が単数形の場合

He is so tall that he can change the bulb without getting on a chair. (彼はイスに乗らずに電球を交換できるほど背が高い。)

He is such a tall person that he can change the bulb without getting on a chair. (彼はとても背が高い人なのでイスに乗らずに電球を交換できる。)

主語が複数形の場合

Kittens are so cute that people want to have them. (人々が飼いたいと思うほど子猫たちはかわいい。)

They are such cute kittens that people want to have them. (とてもかわいい子猫たちなので人々は飼いたいと思う。)

様態を表す【so ~ that ~ 構文】

最後に、様態を表す【so ~ that ~ 構文】を見ていきます。

様態を表す【so ~ that ~ 構文】のルール

様態を表すso ~ that ~ 構文では、soの後に動詞の過去分詞を置いてthat以下を続けます。様態を表すのは後文です。

⇒ ~ so + 過去分詞 + that ~

This article is so written that it misleads people. (この記事は人々が誤解を招くように書かれている。)

過去分詞:written

様態「~するように~である」を意味する例文

様態を表すso ~ that ~ 構文は、「~するように(後文)~である(前文)」と訳されます。理解を深めるために、もう少し例文を見ていきましょう。

The world is so made that people prefer unequal societies. (世界は人々が不平等を好むように作られている。)

過去分詞:made

This house is so designed that it will not collapse due to a shock of an earthquake. (この家は地震の衝撃で倒壊しないように設計されている。)

過去分詞:designed

collapseは「倒壊する・崩壊する」、due toは「~が原因で・によって」という意味。

so that構文を理解できたら…

so that構文はいろいろな用法があり、意味や語順も異なるので、難しく感じますよね。

しかし、このso that構文は英会話でも非常によく使われます。マスターすれば、表現の幅もぐっと広がること間違いなし。

慣れるまでso that構文の使い方に悩んでしまうという方は、レアジョブ英会話の無料体験レッスンを活用してみてください。

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