【最新】編集部厳選の英文法おすすめ参考書で基礎から応用まで学びを深める10冊を紹介

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英語学習において「どのように英文法を勉強すれば良いのか分からない」という方は少なくありません。留学や就職など英語学習の目的は人それぞれですが、何を目指すにしても英文法の理解は不可欠です。

そこで本記事では、英文法の対策を始めたい方に向けて、おすすめの参考書を10冊まとめました。現在の英語力や学習の目的と照らし合わせながら、どの参考書が自分には合っているのか、ぜひ考えてみましょう。

英語習得に英文法は欠かせない!文法の重要性とは?

英語習得に英文法が重要な理由として、英語と日本語の文章構造の違いが挙げられます。例えば英語は主語のすぐ後ろに動詞が位置するなど、日本語とは異なるルールが存在します。

そのため日本語のような語順で英語を話しても、ネイティブに理解してもらえる可能性は低いことを覚えておかなければいけません。

そこで、伝わる英語を話すために必要なのが、英語の“基礎”となる英文法です。さらに英会話だけでなく、英文法は英検やTOEICなどの英語試験にも出題されます。長文読解問題をスピーディーに解くためにも、英文法の知識は求められるでしょう。

英文法の知識は、読む・書く・話す・聞くの4技能すべてに関わる重要事項であり、試験で目標点を達成したい方にとっても欠かせません。

英文法参考書の選び方

「英文法の重要性は理解しているけど、どのように勉強すれば良いのか分からない」という方は、まず参考書を選ぶポイントを押さえましょう。

自分のレベルや目的に合ったものを選ぼう

こちらでは、英語初心者や上級者、TOEIC受験者など、レベル別・目的別に参考書の選び方を解説します。

初心者や基礎から始めたい人は中学レベルの参考書を

英語学習初心者や、基礎から学習を始めたい方は中学レベルの参考書がおすすめです。「はじめての英文法」や「中学英語の総復習」など、初心者向けタイトルのものを選びましょう。

中学レベルの参考書の良さとして、be動詞や文型など、学校の最初の授業で学ぶ基本から学べることが挙げられます。

基礎学習者向けにイラスト付きで分かりやすく解説されているものも多いので、英語を初めて学習する方でも抵抗感が少なく、途中で挫折しにくいのがメリットです。

中学生向けのワークなどを購入するのも良いですが、最近では大人の学び直しに特化した社会人向けの参考書も豊富に販売されているので、気になる方はぜひ探してみてください。

大学受験レベルなら共通テスト用や志望校の難易度に合ったものを

大学受験に向けて英文法を対策したい方は、共通テスト用の問題集や志望校の難易度に合った参考書を選ぶ必要があります。

基礎を固める中学レベルとは違い、大学受験レベルの英文法では文章内に難しい語彙が登場することも珍しくありません。

そのため基本的な英文法や語彙を理解し、応用問題を解けるレベルの英語力が身についてから、大学受験レベルの参考書に挑戦するのが望ましいです。

参考書選びの際は、解説だけでなく演習問題が載っているものを探してみてください。購入前に少し中身を覗いてみて、解けない問題や自信のない問題が半分くらいあれば難易度としてはちょうど良いでしょう。

また、志望校によって問題の傾向や難易度は異なるので、参考書と一緒に志望校の過去問でその学校独自の問題に慣れることも大切です。

TOEICなど特定の試験対策なら専用のものがベスト

TOEICや英検など特定の試験に向けて対策するなら、その試験専用の参考書を活用するのが最も効率的です。

例えばTOEICのようなスピード感が求められる試験の場合は、演習問題が多い参考書を選ぶのも一つのコツ。文法の知識が身につくだけでなく、制限時間内に文法問題を解くための時間感覚を習得できます。

ただし、試験の問題を解くレベルに至っておらず、まだ英文法の基礎が身についていない方は、まずは中学レベルからスタートしたほうが良いケースもあります。

一度TOEICや英検などの過去問を解いてみて、まったく歯が立たないという場合は、中学レベルの参考書で基本を押さえるところから始めましょう。

解説がわかりやすいものを選ぼう

文法の構造や理論をしっかりと解説してくれているかなど、分かりやすさを基準に参考書を選ぶことも大切です。

ただ解説が長々と記載されているだけでなく、自分の頭に入りやすいかどうかを基準に選びましょう。要点だけ短く記載されている解説が合っている方もいれば、イラストが多い解説が頭に入りやすい方もいます。

また、英文法の参考書や問題集のなかには、問題だけが載っていて解説がほとんど書かれていないものも少なくありません。

演習をメインに行いたいなど特別な理由がある場合を除き、解説がほとんどない参考書では知識が深まらないため避けるのがベストです。

モチベーションが保ちづらい人はページ数が少なめなものを選ぼう

特にこれから初めて英語学習を始める方は、モチベーションが下がらないよう気をつける必要があります。せっかく意気込んで参考書を購入しても、ページ数が膨大でやる気を無くし、挫折してしまう方も少なくありません。

英語学習は、一定期間続けることで結果が出ます。そのため継続できるか不安な方は、まずはページ数が少なめのものから始めるのがおすすめです。

ページ数が少なく、空き時間を活用しながら進められる参考書で自信をつけてから、ボリュームのある参考書で知識の定着を目指しましょう。

またページ数だけでなく、自分に合ったレイアウトや文体、構成なども意識して参考書を選ぶと、毎日の学習が苦にならずに済みます。

イメージで理解したい人はイラストが豊富なものを選ぼう

英文法を学習する際、文章を読んで頭で論理的に考えるよりも、イラストを見て視覚でイメージしたほうが理解しやすい方もいます。

視覚からアプローチするほうが合っている方は、イラストが豊富に使われた参考書を探してみましょう。

なかには図解だけでなく、オリジナルキャラクターによる解説など、楽しみながら学習できる工夫が凝らされている参考書も多くあります。

イラスト付きの参考書で文法への理解を深め、その後に演習がメインの問題集で英語力の定着を深めるなど、目的に合わせて2冊活用するのもおすすめです。

おすすめの英文法参考書10選

「自分に合った参考書を知りたい」という方に向けて、おすすめの英文法参考書をレベル別・目的別に10選まとめました。

基礎中の基礎を押さえるならこれで決まり!

大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】』は、タイトルの“いちばんはじめ”にある通り基礎中の基礎をまとめた参考書です。

著者は東進衛星予備校の英語科講師である大岩氏で、「本物の基礎力」にこだわった授業で知られています。

本書は、品詞や文型など授業で最初に習う項目から解説されているため、中学英語が完全に頭から抜けきっている方でも心配ありません。

色のコントラストや書体が工夫され、230ページと長すぎないことから1~2週間で軽く1周できます。

本書は解説がメインのため、まずは各章の文法事項を音読して理解してから、最後の章末問題で軽く確認を済ませるのがおすすめです。

おすすめレベル初級
著者大岩 秀樹
出版社ナガセ
価格(税込み)1,100円

臨場感ある講義形式でサクサクと基礎を理解できる!

安河内の新英語をはじめからていねいに 1入門編』は、初級~中級レベルの知識がある方に合った参考書です。著者は、東進衛星予備校で英語科講師を務める安河内氏です。

本書は臨場感ある講義形式で解説が進み、語り口調のため親しみやすさを感じられるのが特徴です。学生時代に「学校の参考書は堅苦しくて合わなかった」という方は、使いやすく感じるかもしれません。

また各講の最後では演習問題を通して理解度を確認できるのに加えて、単語や熟語、重要構文などがまとめて記載されているため、効率的に重要ポイントが押さえられます。 

大学受験レベルを目指す方にとっては物足りなく感じるかもしれませんが、その前段階の中学レベルや高校基礎レベルの英文法を習得したい方にちょうど良い教材だと言えるでしょう。

おすすめレベル初級~中級
著者安河内 哲也
出版社ナガセ
価格(税込み)3,100円

英文法の要点を押さえた15万部のロングセラー

中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本』は、15万部のロングセラーを誇る人気の参考書です。be動詞から始まり仮定法まで、中学英語の基礎とも呼べる文法を網羅しています。

各章ごとに学習者が押さえるべきポイントについて指示があるため、要点を効率良く理解することが可能です。

さらに、つまずきやすい箇所や英文法のルールなど、多くの学習者が知りたい重要ポイントも確実に押さえられています。

また、英語や英文法への苦手意識が強い方でも、抵抗感がなく学習できるようイラスト付きで分かりやすく解説されているのが特徴。音声ダウンロードも付いているので、英文法だけでなく、発音などほかの技能を伸ばしたい方にもぴったりでしょう。

おすすめレベル初級~中級
著者濱崎 潤之輔
出版社かんき出版
価格(税込み)1,320円

英文法が「なんとなく分かる」を卒業するならこれ一冊!

総合英語 Evergreen』は、学生に定番の英文法書『総合英語Forest』が生まれ変わる形で誕生した参考書です。『総合英語Forest』と同様に基本的な英文法を全て網羅していることはもちろん、学習者がより効率的に学習できるよう改善されています。

Part1が英文法の「なぜを理解する」、Part2が「基本を確認する」、そしてPart3が「より深く学習する」というように、段階を踏むごとに理解度を深められる構成が特徴です。

英文法を「なんとなく理解している」程度の方は、本書を使うことで理解を確実なものにできるでしょう。

おすすめレベル初級~中級
著者川崎芳人 他
出版社いいずな書店
価格(税込み)1,672円

受験の定番本!大量の演習問題を通して知識を定着

Next Stage 英文法・語法問題』は、大学受験の必須アイテムとも呼べる受験生定番の参考書です。1999年に初版を刊行してから、多くの英語学習者に利用されています。

ページの左側に問題が記載され、右側に解答・解説というシンプルな仕様で、大量の問題を通して知識を定着させたい方におすすめです。

中学レベルの英語力がない方には厳しいですが、大学入学共通テストや難関大学の受験レベルにまで対応しているため、少し骨のある問題を解きたい方に向いています。

また、解説欄には「注意」や「考え方」などの記載によって情報が整理されており、問題を解きながら要点を押さえることが可能です。

おすすめレベル中級
著者瓜生 豊、篠田 重晃
出版社桐原書店
価格(税込み)1,463円

本当に試験に「出る」、英会話で「使われる」文法を学べる!

キク英文法』は、受験対策だけでなく「本物の英語」を習得したい方に合った参考書です。

主要100大学と大学入学共通テストの過去問題、書き言葉や話し言葉を集積したデータ「コーパス」から情報を分析し、本当に試験で「出るもの」、実際の会話で「使われる」ものだけを集めました。

また、1日の学習時間はたったの9分で済むよう設計されているのがポイント。1日9分を7週間繰り返せば1周するため、仕事が忙しい方でも隙間時間を活用しながら英語学習を続けられます。

英文の解説が記載された参考書のほかに音声も付いているため、移動時間などを活用しながら「ながら聴き」で英文法を学習できるのも魅力です。

おすすめレベル中級
著者一杉 武史 
出版社アルク
価格(税込み)1,760円

英文法を通してネイティブ的な英語の使い方まで知れる!

一億人の英文法 すべての日本人に贈る「話すため」の英文法』は、実践の場で使える英語を学びたい方向けの参考書です。

本書には、英語のルールやネイティブススピーカーの意識など、通常の参考書にはない“英語の考え方”が詰まっています。

「前置詞とは何か」や「副詞はどう使うのか」などの基本が解説されているだけでなく、ネイティブがどのようなニュアンスで使うのかまで細かく解説されているのが特徴です。

大学受験やTOEIC対策として使うのには向いていませんが、これから留学を控えている方など、実践の場で英語を使いたい方にはぴったりでしょう。

また、682ページとかなりの文量があり読み進めるのに時間はかかりますが、イラスト付きのため読みやすく感じるはずです。

おすすめレベル中級
著者大西 泰斗
出版社ナガセ
価格(税込み)1,980円

ワンランク上の英文法の知識をつけたい上級者向けの本!

ロイヤル英文法 徹底例解』は、すでに英語の基礎と応用を一通り理解している方が、さらに高度な知識を得るために活用したい参考書です。

高校卒業以上のレベルを想定しているため、英語力に自信がついた段階でチャレンジするのが良いかもしれません。

本書は、ほかの参考書と同様に「文法+解説」のシンプルな形式ですが、とにかく解説が詳細なことで人気を集めています。

辞書的に使うこともでき、ほかの参考書で「解説が物足りないな」と感じたときは、本書で該当の英文法を引くことで解決できるでしょう。

また、例文にはネイティブが使うものが多く採用されているので、試験対策だけでなく実践の場で活用しやすいのも魅力です。

おすすめレベル上級
著者綿貫 陽 他
出版社旺文社
価格(税込み)1,980円

膨大な量でTOEICの英文法を網羅する一冊

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』は、各書店で1位を獲得し続けるTOEICの文法対策問題集です。1049問という豊富な問題を用いて、試験に出題される文法のパターンをほぼ全て網羅しています。

ページの左側に問題、右側に解答・解説という一般的な参考書と同じ仕様ですが、解説がとにかく分かりやすくシンプルな点が魅力。

英文法の基礎がない方にとっては解説が物足りなく感じることもあるかもしれませんが、余計なことが書かれておらず、要点がまとめられているのが特徴です。

また、付属の別冊には本冊の問題がシャッフルした形で掲載され、問題を解く順番を変えることで、本当に自分が理解できているかを改めて確認できます。

おすすめレベル初級~上級
著者TEX加藤
出版社アスク
価格(税込み)2,530円

少ない問題数で効率的にTOEICの英文法を押さえられる!

1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急』も、TOEICの英文法対策として高い人気を集めている参考書です。

先ほどの『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』と比べて問題数が少なく、153問のみのため冊子がコンパクトで持ち運びが便利な点が魅力です。その153問も出題頻度の高いものが厳選されているため、少ない問題で効率的に学びたい方に向いています。

初級レベルから徐々に上級者レベルに難易度が上がっていく構成で、読み進めながら現在の自分の理解度を確認することが可能です。

解説を読んでじっくりと学ぶというよりは、TOEICの文法問題の傾向に慣れつつ、高得点を狙いたい方に合った参考書だと言えます。

おすすめレベル初級~上級
著者花田 徹也
出版社朝日新聞出版
価格(税込み)935円

まとめ

英文法を学習する際、どの参考書が合っているのかは自身のレベルによります。レベルに合わない参考書を選んでしまえば、思うように英語力が伸びず、挫折してしまうリスクが上がるため注意してください。

どの参考書が良いのか分からない方は、今回紹介した10冊のなかから、自分のレベルに合ったものをまずは使ってみるのもおすすめ。解説やレイアウト、ページ数などを考慮しながら、自分にとって学習しやすいものを探してみましょう。

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