英語の不定詞はどう使う? 3つの用法を分かりやすく解説します!

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不定詞と聞いてどんなイメージを持ちますか?「用法がいくつもあって難しい…」「中学生のときに習った記憶はあるけど、いまいち理解できていない…」なんて人も多いのではないでしょうか。不定詞は日常会話でもよく使う文法事項です。不定詞を使いこなせるようになると、表現の幅がグンと広がりますよ。そこでこの記事では、不定詞に苦手意識を持っている人でも理解できるように、なるべく分かりやすく不定詞を解説していきます。不定詞を1から学びたい人はぜひ参考にしてくださいね!

不定詞とは?

不定詞とは、「to + 動詞の原形」のことを指します。学校では「to不定詞」と習いましたね。toの後には必ず動詞の原形が続き、複数形や過去形は入らないので注意しましょう。不定詞には、名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法の3つの用法があり、主語、目的語、修飾語など、さまざまな役割を果たします。次の章では例文を使いながら、それぞれの用法を分かりやすく解説していきますね!

不定詞の3つの用法

ここからは、不定詞の3つの用法(名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法)について詳しく解説していきます!

名詞的用法

名詞的用法の不定詞は、名詞の役割を果たします。意味としては、「~すること」となります。例えば、sing(歌う)にtoを付けて不定詞にすると、to sing(歌うこと)となります。名詞的用法の不定詞は、主語、補語、目的語として働きます。

主語として使われる名詞的用法の不定詞

To read books is interesting.(本を読むことは面白いです。)

To read books(本を読むこと)が主語として使われています。動名詞を使って、Reading books is interesting.(本を読むことは面白いです。)と言い換えることもできます。

補語として使われる名詞的用法の不定詞

My hobby is to read books.(私の趣味は本を読むことです。)

to read books(本を読むこと)が補語として使われています。ちなみに補語とは、SVCのCにあたる部分のことを指します。「S = C」となるのが特徴です。上記の例文だと、「My hobby(私の趣味) = to read books(本を読むこと)」となります。

目的語として使われる名詞的用法の不定詞

I like to read books.(私は本を読むことが好きです。)

to read books(本を読むこと)が目的語として使われています。上記の例文を分解すると、「I like(私は好きです)+ to read books(本を読むことが)」となります。

形容詞的用法

形容詞的用法の不定詞は、名詞や代名詞を修飾する役割があります。「名詞+to+動詞」という形を取り、名詞を後ろから説明します。意味としては、「~するための、~すべき」となります。例えば、work to doは「やるべき仕事」という意味になります。例文を見て理解を深めていきましょう。

I bought some books to read on the train.(電車で読むための本を買った。)

to read on the trainは、some booksという名詞を修飾しています。「some books to read on the train = 電車で読むための本」となります。どんな本なのかを不定詞で補足説明するイメージですね。もう一つ例文を見てみましょう。

I have a lot of things to do today.(今日はやるべきことがたくさんある。)

日常生活でも使えそうなフレーズですよね。to doがa lot of thingsを修飾して、「a lot of things to do = たくさんのやるべきこと」という意味になります。以下の例文のように人を不定詞で修飾することもできます。

I need someone to spend time with.(一緒に時間を過ごす人が必要です。)

このように文の最後が前置詞で終わる場合もあります。上記の例文のwithは省略することができません。spend time with ~で「~と一緒に時間を過ごす」という意味になります。

副詞的用法

不定詞の副詞的用法は、副詞と同じ働きをします。目的を表す「~するために」、原因・理由を表す「~して」の2種類の日本語訳があります。それぞれの例文を見てみましょう!

目的を表す副詞的用法の不定詞

He went to America to study English.(彼は英語を勉強するためにアメリカに行きました。)

上記の例文のto study Englishはwentという動詞を修飾する副詞の役割を果たしています。以下のように言い換えることも可能です。

He went to America in order to study English.(彼は英語を勉強するためにアメリカに行きました。)

アメリカに行った理由を強調したいときは、toの代わりにin order toを使うこともできます。

原因・理由を表す副詞的用法の不定詞

I’m glad to hear that.(それを聞いて嬉しいです。)

英会話でよく使うフレーズです。「I’m glad(私は嬉しいです)」なぜなら「to hear that(それを聞いたからです)」というように、嬉しい理由を不定詞で説明しています。

She must be a fool to do such a thing.(そんなことをするなんて彼女は馬鹿に違いない。)

fool(バカである)と判断した理由は、to do such a thing(そんなことをしたから)となります。

英会話に使える!不定詞の英語構文

次に英会話ですぐに使える便利な不定詞の英語構文をご紹介しますね。型を覚えて、単語を入れ替えれば表現の幅が広がりますよ!

It is … to ~

この構文を使うといろんなことが英語で言い表せるようになります。

「It is … to ~ = ~するのは…です」

It is important to exercise everyday.(毎日運動することは大切です。)

It is easy for him to speak English.(彼にとって英語を話すことは簡単です。)

2つ目の例文のように、形容詞と不定詞の間に「for 人」を入れると、意味上の主語を表すことができます。

too … to ~

「~すぎる」という意味のtooを使った構文もよく使います。

「too … to ~ = …すぎて~できない」

The car is too expensive for me to buy.(その車は高すぎて私には買えません。)

The news is too good to be true.(その知らせは話がうますぎる。)

2つ目の例文の「~ is too good to be true」は決まりきった表現なので、そのまま覚えましょう!直訳すると「~は良すぎて、真実になれない」となります。つまり、「話がうますぎる」「話が出来過ぎている」といった意味になります。

wh語 + 不定詞

wh語 + 不定詞の組み合わせも日常会話でよく使いますよ。

What + 不定詞の例文

I don’t know what to say.(何を言うべきか分かりません。)

Which + 不定詞の例文

Could you tell me which way to go for the station?(駅に行くにはどちらの道を行けばいいか教えてください。)

Where + 不定詞の例文

I don’t know where to go.(どこに行けばいいかわからない)

When + 不定詞の例文

Please tell me when to start.(いつ始めればいいか教えてください。)

How + 不定詞の例文

I’ll teach you how to swim.(あなたに泳ぎ方を教えてあげるね。)

SVO + 不定詞
日常会話でよく使う「SVO + 不定詞」は以下の3つです。

Ask 人 to ~:人に~するよう頼む
Tell 人 to ~:人に~するよう言う
Want 人 to ~:人に~してほしいと思う

それぞれ例文を見てみましょう!

He asked me to close the door.(彼は私にドアを閉めるよう頼んだ。)

My boss told me to get this work done by tomorrow.(私の上司は私にこの仕事を明日までに終わらせるよう言いました。)

I want you to come to the party.(私はあなたにパーティーに来てほしいと思っている。)

まとめ

今回は不定詞について1から解説しました。いかがでしたでしょうか。不定詞には3つの用法(名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法)がありました。文法用語を覚える必要はないですが、それぞれの用法がどんな役割を果たすのかということは把握しておきましょう。記事の後半で紹介した英会話で使える構文は、オンライン英会話などで使ってみてくださいね!

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