英語で「説明する」はexplainだけ?代表的英単語5つを学ぼう

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「説明する」を英語で表すと真っ先に思い浮かぶのが「explain」でしょう。日本語で一言「説明する」というと、口頭だったり実演だったり画像を使ったりといろいろな場面で使うことができます。英語では「説明する」という意味の単語もいくつか用途の違う単語があります。この記事では「説明する」を意味する覚えておくべき5つの単語について解説します。

手順などを説明するexplain

「説明する」を意味する単語として最初に習うのがexplainですね。explainは「明確にわかりやすく解説し情報を与える」という意味です。ルールや手順、行動理由を簡潔に説明したり、ある事柄について釈明する場合に使います。

If there’s anything you don’t understand, I’ll be happy to explain.(もし何かわからないことがあれば、喜んで説明しますよ)

(解説)
「be happy to」は「喜んで〜する」というフレーズです。”I’m happy to help you.”(喜んでお手伝いしますよ)”He says he’s happy to join the party.”(彼は喜んでパーティーに参加すると言っている)などさまざまな場面で使うことができますので、ぜひ覚えておきましょう。

The teacher explained the rules to the children.(教師は子供達に規則を説明した)

(解説)
この例のように規則や手順を説明する場合にexplainが使われます。

She explained that she was going to stay with her friend.(彼女は友達の家に泊まると説明した)

(解説)
「stay with someone」は誰かとただ一緒にいるというよりも、その人の家に泊まるという意味で使われます。このようにある行動について説明する場合にもexplainが使われます。

Someone must have hit the wrong button,” he explained.(彼は「誰かが間違ったボタンを押したに違いない」と説明した)

(解説)
hitは「何かを急激な力で触れる」という意味です。車や木にぶつかる、頭をぶつけるといった場合にもhitを使います。「触れる」という意味のtouchを代わりに使うこともできますが、この例のようにただ軽く触れたというより慌てて違うボタンを押してしまったような場合は、hitの方がニュアンス的にしっくりします。

このように「何かについて釈明する場合」もexplainで言い表すことができます。

様子などを説明するdescribe

「describe」もexplainと同様に日本語では「説明する」と訳されますが、手順などを説明するのではなく、人や物事、外観などの特徴や様子について口頭や文章で解説する場合に使います。頭でイメージしやすくするために説明する時にexplainではなくdescribeを使う、と覚えておくとわかりやすいですね。

He described the painting.(彼はその絵を説明した)

The police asked her to describe the thief.(警察は彼女に泥棒の特徴について尋ねた)

Please describe to me exactly what you saw.(何を見たのか正確に説明してください)

(解説)
この3つの例のように、車や家・絵画などの物体や人物の外観や特徴などのように目にしたものを相手がイメージできるように、わかりやすく説明する場合にdescribeが使われます。

He described Susan as outgoing and funny.(彼はスーザンを外向的で面白い人だと説明した)

(解説)
describeは目にした特徴を説明する場合だけではなく、人となりの説明にも使用されます。

道などを説明するshow

「show」はただ「見せる」という意味だけではなく、「誰かに何かを説明するために、実際にやってみたり、指示や例を示したりすること」という意味もあります。特に道の説明にshowが使われるので間違えないようにしましょう。

Could you show me the way to the train station?(駅までの道を説明してもらえますか?)

I’ll show you the way.(道順を説明するよ)

(解説)
「show A the way to」(Aに〜までの道順を説明する)は非常によく使われるので、決まったフレーズとしてこのまま覚えましょう。

Can you show me how to use this app?(このアプリの使い方を説明してくれる?)

Yuri showed me how to make a great omelette.(ユリが美味しいオムレツの作り方を教えてくれたよ)

(解説)
この2つの例のように、ある手順を見せながら説明する場合にもshowが使われます。explainでも言い換えられますが、その場合はやり方を見せながら説明するというより、単に手順を口頭で説明する形になります。

例示で明確に説明するillustrate

explain, describe, showより頻度は少なくなりますが、「説明する」という意味をもつ単語の一つに「illustrate」があります。illustrateの名詞はillustrationで、イラスト・図解などをさします。このことからわかるように、illustrateは実例を使って、特に図解で説明する場合などにピッタリの表現です。

He illustrated his point with a diagram.(彼は言いたいことを図解で説明した)

(解説)
Diagramは乗り物や工場などの機械、アイデア、システムなどさまざまなものを図に表したものを指します。図表や図式、図解など日本語でも使われる場面によっていろいろな言葉で言い表されます。illustrateはdiagram以外にも、chart(チャート)map(地図) drawing(絵)graph(グラフ)などあることが一目でわかりやすく示されているものを使って説明する場合に使われます。

The exhibition will illustrate how pop culture evolved.(本展ではポップカルチャーがどのように進化してきたかを紹介します)

(解説)
exhibition(展示会)は模型や絵画、実際の商品など目に見えるものを使って、特定のテーマについて説明されている場です。このようにillustrateは、人だけではなく展示会・博覧会、事件などが主語になる場合もあります。

I will illustrate my point by carrying out a simple experiment.(簡単な実験を使ってポイントを説明します)

(解説)
carry outは「何かを実行する」という意味で conductに言い換えることができます。実験を実際に行うことで言いたいことを説明する場合など、実例を使ってわかりやすく説明する場合にillustrateが使われます。

実演や具体例で説明するdemonstrate

illustrateと同じように「実例を使って説明する」という意味の単語に「demonstrate」があります。2つの大きな違いは、「illustrateは図解や例文、画像などを使って説明する」ことに対し、demonstrateは「行動によって説明する」「論証する」というところです。

ただ文章によってはdemonstrateもillustrateもわずかなニュアンスの差はあっても同じような意味合いで使われる場合があるので、混乱するかもしれません。たくさんの例文に触れて感覚的に違いを掴むことが一番ですが、難しいと思うので、まずは「図解や画像で説明ならillustrate、論理を持って証明したり行動で説明する場合はdemonstrate」と頭に入れておきましょう。

ニュアンスの違いについて例文をみてみましょう。

1. The accident demonstrates the need for improvements to the road.(事故はその道路の改善の必要性を示している)

2. The accident illustrates the dangerous condition on the road.(事故はその道路の危険な状態を示している)

例1ではdemonstrateが使われ、事故が明らかに改善の必要性を証明していることに対し、例2ではillustrateを使い、事故が危険な状態の一例として扱われています。その起こった事故以外にも危険な例があるということですね。

例1のdemonstrateはillustrateに入れ替えることもできますが、demonstrateを使うと事故が改善の必要性を証明していることに対し、illustrateを使う場合は証明するとまではいかず、単に事故は改善の必要性を表しているにすぎない意味合いになります。このように微妙にニュアンスが変わってきますが、前にも述べたように混乱する場合はそこまで深く考えなくても大丈夫です。

さらに細かく言うと、demonstrateはこの「論証する」という意味合いも肝心で、正しいと証明できない場合にはexplainなど別の表現を使う必要があります。これも頭の片隅に置いておいてくださいね。

では参考までにこのexplainとdemonstrateを使ったニュアンスの違いがわかる例をみましょう。

1. Darwin explained the principles of revolution.(ダーウィンは進化の原理を説明した)

2. Darwin demonstrated the principles of revolution.(ダーウィンは進化の原理を論証した)

全く同じ文章ですが、explainを使った場合は「ダーウィンは単に原理を説明しただけであり、間違っている可能性があるとも考えられます。しかしdemonstrateを使う場合は「ダーウィンは原理を証明したので正しいという意味が含まれます。

このように論理的にしっかりと証明できたものを説明する場合にはdemonstrateを使いますが、まだ100%正しいと論理的に根拠がしっかりしていないものを説明する場合にはexplainを使います。ネイティブの前でプレゼンテーションをする場合には、この意味合いの違いは頭に入れて使うといいですね。

まとめ

日本語ではひとことで言える「説明する」も英語では場面によって異なる単語が使われます。今回は覚えておくべき「explain」「 describe」「 show」「 illustrate」「 demonstrate」の5つの単語を解説しました。これ以外にもいろいろな「説明する」という意味合いをもつ単語やフレーズを聞いたり見たりしたことがあるかもしれませんが、まずはこの5つの単語をしっかり頭に入れて理解を深めましょう。

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