a number ofの意味は「1つ」じゃない!? 英会話で役立つa ~ ofの表現

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a number ofと聞くと、「number(数)がa(1つ)?」と思ってしまうかもしれませんが、実はこれは「たくさんの、かなりの数の」という意味です。ほかにもa couple of(2つの、いくつかの)など、会話の中でよく使われるけれど意外にわかりにくい、a ~ ofの表現を見ていきましょう。

「数」を表すa ~ ofの英語フレーズ

a couple ofのほか、a lot of(たくさんの)、a few of(いくつかの)など、a ~ ofは「数」を表すのによく使われます。それぞれの意味やニュアンスを覚えながら、several(いくつかの)、some(いくつかの)との使い分けを整理しておきましょう。

「たくさん」を表す数の英語表現

a number of(たくさんの、かなりの数の)

There were a number of people in the square.(広場にはかなりの数の人がいた)

話す人の主観で「多い」ということなので、10人くらいしかいなくてもa number of peopleと言えます。There are/wereと、普通は複数扱いになります。

You can find a large number of jobs here.(ここでかなりの数の仕事が見つかります)

「多い」ということをはっきりさせるために、numberの前にlargeやgreatをつけることがあります。

Today we have a small number of participants.(今日は参加者が少ししかいない)

逆に、smallをつけると「数が少ない」、つまり「少ししかいない」ということになります。

a lot of(たくさんの、かなりの)

A lot of patience is required to do so.(そうするにはかなりの忍耐が必要です)

a number ofはpeople、jobなど「数えられる」名詞にしか使えませんが、a lot ofは数えられる名詞と、patience(忍耐)、information(情報)、money(お金)など「数えられない」名詞にも使えます。

many(たくさんの)との違いは?

a number of:
「思っていたより多い」。数えられる名詞の前で使います。

a lot of:
普通に「多い」と思うとき。数えられる名詞でも数えられない名詞でも使えます。基本的に話し言葉です。

many:
普通に「多い」と思うとき。数えられる名詞の前で使います。広く一般的な場面で使えます。
〇 many people(多くの人)
〇 many jobs(たくさんの仕事)
× many patience

「複数の」を表す数の英語表現

a couple of(2つの、いくつかの)

I bought a couple of cups.(<ペアになっている>カップを2個買いました)

coupleは基本的に「2つ1組、2人1組」ということで、a couple of cupsと言ったら、「(ペアになっている)カップ2個」と思っていいでしょう。

I have a couple of questions.(いくつか質問があります)

a couple ofは「いくつかの」「2、3の」という意味を表すこともあります。a couple of things(いくつかのこと)、a couple of hours(2、3時間)など、「2つ」と特定せず、「2つか3つくらい」とぼかしたいときに使います。

a few of(少数の)

I know a few of them.(いくつか少しは知っています)

a few ofは、「少ない」「決して多くない」と言いたいときに使います。

several(いくつかの)、some(いくつかの)との違いは?

a couple of:
「2つ」か「2、3」程度。数えられる名詞の前で使います。

a few of:
「少ない数の」と言いたいときに、数えられる名詞の前で使います。

several:
「多くはないが、少なくもない」と言いたいときに、数えられる名詞の前で使います。
〇 several times(何度か)
〇 several people(何人か)
× several money

some:
数や量が「複数あるけれど具体的にいくつかはっきりしない」ときに使います。数えられる名詞でも数えられない名詞でも使えます。
〇 some books(何冊かの本)
〇 some money(いくらかのお金)

A: Could I see a couple of sport bags?(スポーツバッグをいくつか見せてもらえますか?)
B: Yes, we have several of them.(はい、いくつかございます)
A: Do you have anything with rollers?(ローラーがついているのはありますか?)
B: Uh, just a few of them.(ああ、少しでしたらあります)

「種類」や「範囲」を表すa ~ ofの英語フレーズ

a number ofが「1つ」ではないのと同様、a variety ofも「variety(種類)が1つ」ではなく、「さまざまな」ということ。種類や範囲を表すa ~ ofの表現を覚えて、会話で使いこなせるようになりましょう。

a variety of(さまざまな)

We have a variety of chocolates.(さまざまな種類のチョコレートがあります)

varietyの発音は[ヴァライアティ]ですが、日本語の「バリエーション」と同じような意味で使えます。

a range of(広範囲な)

Please choose from a range of choices.(広範囲な選択肢の中からお選びください)

rangeは「範囲」で、a range ofは「広い範囲の」といった意味になります。a wide range ofと、wide(広い)を入れることもあります。

a kind of(一種の、なんか~な)

This is a kind of grains.(これは穀物の一種です)

a kind ofは「1つの種類」で、「さまざまな」という意味にはなりません。

It’s a kind of good feeling.(なんかいい気分です)

「一種の」という意味から、「なんか」「どうやら」とぼかす感じの話し言葉として使われます。

a series of(一連の)

He was investigating a series of cases.(彼は一連の事件を調査していた)

seriesは日本語の「シリーズ」に相当する語で、「一続きのもの」「連続したもの」という意味の単数形です(複数形はあまり使われませんが、seriesesとなります)。

A: We have a variety of jackets. Please choose from a range of choices.(さまざまな種類の上着があります。広範囲な選択肢の中からお選びください)
B: Is this a kind of military jacket?(これはミリタリージャケットの一種ですか?)
A: Yes, a series of latest models.(はい、一連の最新モデルです)
B: It’s a kind of expensive.(なんか、高いですね)

a couple of、a kind ofといった表現を聞いたことはあっても、会話の中で具体的にどのように使われるか、はっきり意識していなかったのではないでしょうか。オンライン英会話レアジョブのレッスンで、先生を相手に実際に使ってみましょう。I have a couple of questions.(いくつか質問があります)、I know a few of them.(いくつか少し知っています)などは、すぐに活用できそうですね。

または、先生からWe have a variety of topics.(さまざまな種類の話題があります)、In a series of lessons(一連のレッスンで)といった表現を聞くことがあるかもしれません。慣れてくると意外によく耳にするa ~ ofの表現を、ぜひレッスンで使いこなせるようになってください。

まとめ

a ~ ofを会話の中で使うときの難点の一つは、aの前が子音でofの後が母音だと、前後の音とくっついてしまうこと。例えば、It’s a kind of expensive.ではIt’s aが[イッツァ]、of expensiveが「オヴェクシペンシヴ」のように聞こえます。しかもkind ofが[カインダヴ]となり、全体で[イッツァ カインダヴェクシペンシヴ]のようになってしまうのです。会話の中でa ~ ofの表現を聞くときは、こういうところにもよく耳を傾けてみるといいですよ。

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