朝勉強と夜勉強、おすすめはどっち?勉強の効果を最大限に高める方法がある!

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多忙な日々を過ごす現代人にとって、いかに学習時間を確保するかは重要な課題です。日中は仕事などで忙しい場合、朝もしくは夜に勉強に取り組むことになると思いますが、どちらの方が良いのか悩んではいませんか?

朝派の人は朝で、夜派の人は夜に勉強するべき…そう思っている人も、多くいるかもしれません。しかし実は、少し違うのです!

本記事では、より効率よく英語の勉強がしたい人に向けて、朝勉強と夜勉強のどちらものメリットと学習効果を最大限に引き上げるコツをご紹介します。早起きするためのコツもまとめているので、朝が苦手な人もぜひ実践してみてください。

朝勉強のメリット

誰もが一度は「朝活」という言葉を聞いたことがあると思います。「朝活」は朝活動することを意味し、人生をより豊かにするものとしてじわじわと注目を集めています。

そして、朝活の一環として朝勉強にもメリットがたくさんあると言われています。一体、どのような利点があるのか、まずは詳しく見ていきましょう。

静かな環境で勉強できる

いざ勉強を始めようとしたときに急な仕事が入ったり、気になるテレビを見てしまったりと、なかなか勉強に手が付けられない経験をしたことはありませんか?

朝の早い時間であれば、自分の生活に他者からの影響を受けにくく、静かな環境で勉強できます。これは、朝勉強の最も大きなメリットです。

勉強を効率良く進めていくためには、集中力が欠かせません。話し声や物音がうるさい場所では気が散ってしまい、作業能率は低下します。意識していないつもりでも、脳が会話の内容や音の原因を突き止めようとするため、勉強の妨げとなるのです。

だからこそ、起きている人が少ない朝の学習がおすすめです。外部からの刺激をシャットダウンし、静かな環境下に身を置くことで、集中力を高めて勉強に取り組むことができます。
1-2.脳がさえている
朝は脳がさえている時間帯だと言われています。それには、脳から分泌されるドーパミンや副腎皮質から分泌されるアドレナリンが影響しています。

ドーパミンの役割

・モチベーションアップに関与
・記憶や認知作用をつかさどる中枢神経を強化

アドレナリンの役割

・脳の覚醒に関与
・生体が興奮状態となり集中力を強化

朝に勉強することで、上記2つのような神経伝達物質による良い作用を享受できます。また、起床後の3時間は「ゴールデンタイム」と呼ばれ、思考の回転が速くなるとの説もあります。

さらに、朝の方が夜よりも頭の中がすっきりしています。日中に得たさまざまな情報は、大脳側頭葉の深部にある「海馬」に一時的に保管され、その後側頭連合野へと移り、夜間の睡眠を経て長期記憶へと変わります。そして、朝になるまでに記憶がしっかり整理され、脳内がすっきりした状態になるのです。

つまり、朝は効率良く勉強できる体勢が整っているということ。

勉強時間が限られている

朝型の生活を続けると、生産性が大きく向上すると言われています。専門家の中には、「朝の勉強は夜の勉強より6倍生産性が高い」と言う人もいます。

朝の方が生産性が高くなる理由は、限られた時間を有効活用しなければならないから。通勤や通学の準備など、朝は先延ばしにできない予定が入っていれば、「〇〇時までに勉強を終わらせなきゃ」という緊迫感が生まれ、普段以上に集中して取り組めます。

時間をより有効活用するためには、学習のゴールを決めると良いでしょう。ぎりぎり達成できそうなタイトなスケジュールを組むことで、程よい緊張感の中、高い集中力を保ちながら勉強ができます。

1日のモチベーションが上がる

朝に勉強をすることで、1日をポジティブな気持ちで過ごせる点も大きなメリットです。早起きをし、一定時間勉強すれば達成感が得られます。そして達成感は、自信とモチベーションに繋がります。一日のモチベーションが上がることで、日中も目の前の業務に集中できます。

また、早朝にやるべき学習が終わっていれば、心に余裕を持って日中過ごせます。「仕事を早く終わらせて夜の勉強時間を確保しなければ」と焦る必要もありません。朝勉強は1日を通して良い影響を与えてくれる、メリットの多い勉強法なのです。

2.夜勉強のメリット

朝が得意な人がいる一方で、日が沈んでからやる気が増す夜型の人もいるでしょう。前章では朝勉強のメリットを紹介しましたが、もちろん夜勉強にもメリットはあります。本章では、夜勉強をするメリットを詳しく解説します。朝勉強よりも実現・継続しやすい

夜勉強のメリットは、朝よりも実現・継続しやすい点です。とくに朝が苦手な人にとって、早起きは長続きしないことが多く、挫折しがち。無理な早起きは日中の生産性を低下させるだけでなく、身体の不調にも繋がりかねません。夜の方が活動能率が高くなる夜型の人であれば、朝勉強より格段に継続できるでしょう。

また、追い詰められるとやる気が湧くタイプの人も夜勉強がおすすめです。「1日が終わってしまうのに、まだ勉強がまったく進んでいない」という焦りを活力に、集中して学習に取り組むことができるはずです。

記憶力が高まる

夜は英単語の暗記に最適な時間帯です。とくに就寝1時間前に学んだ知識は、記憶として残りやすいと言われています。

前述の通り、人間の脳は夜間の睡眠を経て短期記憶から長期記憶に変わります。詰め込んだ知識が、睡眠中に脳内で整理され、情報として定着するのです。単語や文法など、なかなか覚えられない分野は、記憶力が高まる夜勉強が良いでしょう。

勉強の効果を最大限に高めるためには「朝勉強」と「夜勉強」の使い分けが大事!

それでは、朝と夜のどちらのタイミングで勉強をすれば良いのでしょうか?実は、勉強の効果を最大限に高めるためには「朝勉強」と「夜勉強」の使い分けが重要です。本章では、使い分けのコツとおすすめの学習法についてご紹介します。

夜は暗記、朝はアウトプットをする

記憶力が高まる夜は、英単語や連語、例文などのインプットがおすすめ。リスニング力を鍛えるシャドーイングも、このタイミングが向いています。考える学習よりも覚える学習に重点を置きましょう。

十分な睡眠を取り、記憶が整理された朝。睡眠によりリセットされた脳は、アウトプットに最適です。思考力や想像力が必要な学習を中心に行います。英文の作成、長文の読解といった脳を回転させて考える学習に注力しましょう。

逆に、夜のアウトプットと朝のインプットはあまりおすすめできません。夜にアウトプットをしようとしても、脳は1日の疲れが溜まっている状態なので、アウトプットをしようとしても余計に疲れてしまいます。朝のインプットも夜のアウトプットと同様で、効率が良いとは言えません。

朝と夜のどちらに勉強するのか決めるのではなく、夜は暗記、朝はアウトプットと分けて勉強しましょう。そうすることで、限られた時間でぐっと成果をあげることができます。

夜は寝る時間まで、朝は1時間勉強する

次は気になるのが勉強時間。夜勉強する場合は、寝る時間まで勉強を続けましょう。ただし、無理をして就寝時間を遅らせる必要はありません。生活の乱れは記憶力の低下を引き起こすため、通常の生活リズムの中で夜勉強を進めていきます。

そして、朝は1時間の勉強がおすすめ。朝勉強の達成感は心地良く、日が昇らないうちから勉強したい気持ちが湧き出るかもしれません。しかし、最初から無理して長く勉強しようとすると、今度は継続が難しくなります。まずは1時間から始めてみて、早起きに慣れてきたら勉強時間を延ばしてみましょう。

ただし、あまりにも早起きをしすぎると日中が過ごしにくくなってしまう可能性があります。睡魔に襲われたり、体がぐったりならないためにも、睡眠時間はしっかりと確保して朝勉強に取り組んでください。

夜も朝も目標を決めて勉強に取り組む

成果をあげるためには、夜も朝も目標を決めて勉強に取り組むことが大切です。目標を定めることで緊張感が生まれ、集中力がアップします。目標は、短期目標と長期目標の2つを設定しましょう。

短期目標

・テキストを2ページ進める
・英単語を100個暗記する
・クイズで90点以上を取る
など

長期目標

・TOEICで800点を取る
・海外留学をする
・外国で問題なく旅行できるようになる
・会社で英語のプレゼンができるようになる
など

短期目標は、あえてハードルを高く設けるのも良いでしょう。難しい課題をクリアできると、達成感は一層増すはずです。寝る前に翌日の目標を決めることで、朝起きたらすぐ勉強に取りかかれます。

長期目標は英語学習は、今後の長期的モチベーションとなります。英語を学んだ先に、どんな自分でいたいのかをイメージし、前向きな気持ちで勉強しましょう。紙に書き、見える場所に貼っておけば、諦めずに頑張れるかもしれません。
3-4.夜はファミレス、朝はカフェなど勉強する場所にこだわってみる
同じところで勉強を続けると、どうしてもマンネリ化しやすくなります。とくに自宅での勉強は気が抜けてしまいがち。リビングにはテレビ、自室には雑誌や漫画があると、ついつい手を伸ばしたくなるもの。また、1人だからこそ緊張感が全くなく、どうしてもダラダラと勉強をしてしまうかもしれません。

勉強のモチベーションを維持するためにも、勉強する場所にはこだわってみましょう。静かな場所の方が集中できるという人は、図書館などがおすすめ。人がたくさんいる場所で勉強した方が効率が良いというは、夜はファミレス、朝はカフェなどこだわってみましょう。マンネリ化しないためにも、気分によって勉強する場所を変えてみるのもおすすめです。

朝が苦手…無理なく起きられるようになるためのコツ

最後に、朝が苦手な人に向けて無理なく起きられるようになるためのコツを紹介します。朝勉強に興味があるけれど、継続できるか不安に思っている人は、ぜひ実践してみてください。

質の高い睡眠をとる

勉強の効果を最大限に高めるためには、質の高い睡眠をとることが必須です。睡眠時間が不足すると、学習のパフォーマンスが低下するだけでなく、日中の生活にも悪影響が及びます。

個人差はあるものの、1日に必要な睡眠時間はおおよそ6時間以上8時間未満です。忙しい日もあるかもしれませんが、なるべく6時間以上8時間未満をキープするようにスケジュールを立てましょう。

寝つきが悪い人や、朝起きてもすっきりしない人は、以下の方法を実践してみてください。

就寝する90分前に入浴する

お布団に入る90分前には、入浴するように心がけましょう。温かいお湯に浸かると、心も体もリラックスします。また、入浴後に高まる深部体温はおおよそ90分で就寝に適した温度まで下がります。そのため、このタイミングで寝ることで、スムーズな入眠が可能となるのです。

毎日30分程度の有酸素運動をする

睡眠の質を高めるためには、日頃から運動することが大切です。体を疲れさせてあげないと、すっと眠りに付けません。1日30分の有酸素運動で、適度な疲労を与えましょう。ジョギングはもちろん、早歩きをするだけでも体に良い影響を与えます。

安心して眠れる寝室を作る

安心して眠れる寝室を作ることで、睡眠の質を上げることができます。部屋の明かりを消し、室温を調整しましょう。冬は暖房、夏はクーラーを活用し、部屋の温度を15~20度に保ちます。また、マットレスや枕は体にぴったりフィットするものを使うことが大切。よりぐっすり眠りたい人は、リラックス効果の高いラベンダーオイルなどを枕元に垂らしてみると良いかもしれません。

スヌーズボタンを使わない

みなさんは、目覚ましのスヌーズ機能を使用していますか?スヌーズボタンを使っている人のほとんどは、二度寝をしているのではないでしょうか。

「あと5分だけ」とボタンを止めて二度寝をするのは、おすすめできません。と言うのも、二度寝によって、体内時計がリセットされにくくなるのです。寝落ちする瞬間は気持ちよくても、再びアラームが鳴ると体がぐったりしている可能性があります。場合によっては、一回目に起きたときより疲れを感じることも。スヌーズボタンはなるべく使わずに、アラームが鳴ったらすぐに起きましょう。

また、何度も二度寝を繰り返すことが癖になると、朝にすぐ起きられなくなってしまいます。早起きをしてするモチベーションも下がってしまうので、一度で起きれるように習慣づけましょう。

朝起きたらまずは日光を浴びる

朝起きたら、まずは日光を浴びましょう。カーテンを開けたり、ウォーキングに行ったりするのがおすすめです。日光には脳を活性化させ、頭の回転を早める効果があります。日光を浴びると、脳を覚醒させる効果のある神経伝達物質「セロトニン」が、分泌促進されるのです。セロトニンには頭の回転に影響を早める以外に、気持ちを安定させ落ち着かせてくれたり、脳をはっきり目覚めさえてくれる効果があります。

日光を浴びるときは、ぼんやり外を眺めてください。視覚から光を取り込むことで、脳が徐々に覚醒モードへと切り替わります。

また、窓を開けて早朝の空気を取り込むこともおすすめです。朝の澄んだ空気に触れることで、爽やかな気持ちで一日をスタートさせることができるでしょう。

土日も同じ時間帯に起きる

前述したとおり、起床時間と就寝時間を一定にすることは大切です。そしてこれは、平日だけではなく土日も含まれます。週末だからと言って、夜遅くまで起きたり朝遅くまで寝たりするのは辞めましょう。

土日も同じ時間に起きないと、生活リズムが大きく狂います。場合によっては、休日の倦怠感を平日まで引きずる可能性もあるかもしれません。生活リズムが狂ってしまえば、早起きして勉強するのも難しくなります。だからこそ、毎日同じ時間に寝て起きることが大切です。

とは言え、週末は週末。友達と飲みに行ったり、遅くまで映画を見たり、ビデオゲームに没頭したりしたいときもあると思います。そのような場合は、翌朝いつもと同じ時間に起き、寝たりない場合は昼寝をして睡眠時間を確保しましょう。そうすることで、体内時計を崩すことなく体の回復ができます。

まとめ

勉強の効果を高めるためには、朝勉強と夜勉強を上手に使い分けることが大切です。記憶が定着しやすい夜は、英単語や文法の書き取り。思考力に優れた朝は、英文の作成や長文の読解を試してみるのがおすすめです。

より効率よく勉強したい人は、短期目標や長期目標を設定し、モチベーションを高く保ちながら勉強に取り組んでみてください。また、ファミレスやカフェなど勉強する場所にこだわることも、勉強を継続させるためのちょっとしたコツです。

英語の勉強をするときには、本記事でご紹介したポイントをぜひ試してみてくださいね。

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