世界のコンビニが日本と違うって本当?コンビニ文化と役立つ英語フレーズ

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全国どこへ行っても目にするコンビニ。その多くが24時間営業でとても便利です。今ではコンビニが普及していなかった頃が想像できないほど、人々の生活に密着しています。一方、海外のコンビニ事情は日本と違うようです。そこで今回は、世界のコンビニ事情を解説しつつ、コンビニで使える便利な英語フレーズをご紹介します。

世界のコンビニ事情とは?

日本を訪れる外国人が日本のコンビニに驚くという話を聞いたことがある人もいることでしょう。外国にはコンビニがあるものの、それは日本のコンビニとは少し異なります。最大の違いは品ぞろえとサービスで、季節限定やコラボ商品などはほとんどなく、日本ほどコンビニ文化が発達していません。そのため、コンビニに行くためだけに外出したり、目的もなく立ち寄ったりする人はいません。

それでは「コンビニ」の発祥の地でもあるアメリカを筆頭に、それぞれの国や地域のコンビニ事情を簡単にご紹介します。

アメリカ

アメリカでコンビニが登場したのは1920年代。日本でも有名な『セブン-イレブン』もアメリカ発祥です。街中には単独のコンビニもありますが、車社会のアメリカではコンビニの多くがガソリンスタンドに併設されています。

最も人気があるのはセルフのドリンクマシーンで、その種類の多さには驚かされるほど。たいていアメリカのソウルフードである「ホットドッグ」があり、こちらもセルフで作ります。他にも、ピザやフライドポテトなどのホットフードがあり、ドーナツやマカロン、デニッシュなども目にするでしょう。日本のコンビニでは当たり前の雑誌コーナーはほぼ見かけません。街中や徒歩の人は小さいドラッグストアや個人雑貨店を利用しますが、目的の品を買うために行くという感じです。

アメリカには夜遅くに1人でコンビに行くのが危険なエリアもあり、日本のようにコンビニ文化が発達しない理由は治安の問題もあるのかもしれません。

ちなみに、『セブン-イレブン』はアメリカ生まれですが、2005年に株式会社セブン‐イレブン・ジャパンがアメリカの7-Eleven,Inc.を完全子会社化しています。

参考:沿革|セブン‐イレブン~近くて便利~

オーストラリア

オーストラリアのコンビニもアメリカによく似ていて、街中には単独であるものの、たいていはガソリンスタンドに併設されています。そのため帽子やサングラスなど行楽に必要な物や、ブースターケーブルなどの車用品がある点は日本のコンビニとの違いといえるでしょう。セルフのドリンクマシーンもありますが、種類はアメリカほどではありません。ソウルフードのミートパイやソーセージロールを始め、ドーナツやカップケーキ、デニッシュ、サンドイッチなどをよく目にします。日本のコンビニとの大きな違いは、「ミートパイと飲み物」のようにセットで格安になったり、飲み物やアイスが3つで2つの値段になったりする点です。ちなみに、酒類やタバコは買えません。

アジア

アジアには『セブン-イレブン』『ファミリーマート』『ローソン』『サークルK』『ミニストップ』など日本のコンビニが多数進出しているため、馴染みがある店構えを目にして安心するかもしれません。もちろん、それぞれの国独自のコンビニもあります。たいていその国で人気がある商品が棚を占めているので、見て回るだけでも面白いです。買った物を食べられるイートインのエリアが設けられている店もあります。

ほとんどのアジアの国では酒類が買えますが、イスラム教徒が多いインドネシアではコンビニで酒類が買えません。また、マレーシアの首都クアラルンプールでも、2021年10月からコンビニを含む食料品店でウイスキーなど度数が高い酒類の販売が禁止されるそうです。

南アメリカ

南アメリカの国にはガソリンスタンドに併設されたコンビニがあり、お菓子やジュース、アイスなどの定番商品の他、酒類や軽食も扱っています。店によってはイートインも可能です。しかし、全体的にはコンビニ文化は発達していません。ガソリンスタンドがないエリアや田舎町などには、昔の日本の「よろず屋」のように何でも扱っている個人商店があり、コンビニの役割をしています。

ちなみに、中部アメリカのメキシコには街中にもコンビニがたくさんあり、多くの人が利用しているそうです。

ヨーロッパ

ヨーロッパには24時間営業のコンビニはほとんど存在しません。その理由は、24時間営業が禁止されていたり、宗教的に日曜日の営業規制が厳格だったりするからです。ヨーロッパの国にはカトリック信者が多く、国教としている国もあるため、神が休息日と決めた日曜日はしっかり休むという考え方が根付いています。

コンビニのような店があっても夕方には閉店してしまい、比較的遅くまでオープンしているガソリンスタンドに併設された店でも夜10時くらいには閉店します。ただし、観光客が多い大都市のなかには朝8時から夜2時までオープンしている店もあり、生鮮食品から日用品まで生活に必要な物がそろっている点は、日本のコンビニにも負けていないかもしれません。

アフリカ

アフリカの多くの国ではインフラが整備されておらず、日本のようなコンビニはほとんどありません。その代わりに、個人商店がコンビニの役割を担っています。

東部に位置するケニアでは、日本企業がアフリカのどこにでもある伝統的な店「キオスク」をコンビニのようにフランチャイズ化して経営しているそう。これからに期待がかかる地域ですね。

参考:第1章:何もないからチャンスがある! | 鮫島弘子のアフリカビジネス入門

「コンビニ」って英語で通じる?

「コンビニ」はconvenience store(コンビニエンス・ストア)という英語の略です。convenience storeはネイティブに通じますが、略語「KONBINI」は和製英語のため通じません。

ネイティブはconvenience storeという語をあまり使わず、実際の会話では「セブン(イレブン)」のように店の名称を好んで使います。

A: Where did you get those donuts? (そのドーナツ、どこで買ったの?)
B: I bought them at 7-Eleven. (セブン-イレブンで買ったんだよ。)

また、ネイティブはconvenience storeという単語の他に、「コンビニ」を以下のように表現するので併せて覚えておきましょう。

アメリカ gas station
イギリス corner shop, local shop
オーストラリア petrol station, servo
ニュージーランド daily
フィリピン corner store,general store

コンビニで使える便利な英語フレーズ

最後に、コンビニで使える便利な英語フレーズを「買い求めたい商品を探すとき」「探している商品がないとき」「すべての商品を会計するとき」に分けてご紹介します。

買い求めたい商品を探すとき

商品を探すときに必要なフレーズと想定される店員のフレーズを見ていきましょう。

顧客が商品を探しているときのフレーズ

自分で探しても商品が見つからないときには、以下の表現を使って尋ねます。その際には、Excuse me(すみません)と店員に声をかけましょう。

Do you have ~? (~はありますか?)

Do you have hot drinks? (温かい飲み物はありますか?)

Do you sell ~? (~を売っていますか?)

Do you sell hot drinks? (温かい飲み物を売っていますか?)

Do you carry ~? (~を扱っていますか?)

Do you carry hot drinks? (温かい飲み物を扱っていますか?)

I’m looking for ~. (~を探しています)

I’m looking for face masks. (マスクを探しています。)

I can’t find ~. (~を見つけられません)

I can’t find any face masks. (マスクを見つけられません。)

Where is ~?(~はどこにありますか?)

Where is the toothpaste? (歯磨き粉はどこにありますか?)

店員が商品の場所を教えるときのフレーズ

次は、店員が商品の場所を教えるときに想定される表現です。

It’s at / on / in ~.

It’s at the bottom of the left shelf. (左の棚の一番下にあります。)

It’s on the shelf in front of juice refrigerator. (ジュースの冷蔵庫の前の棚にあります。)

It’s in the far right of the freezer. (冷凍庫の一番右にあります。)

探している商品がないとき

では、探している商品が売り切れたり扱っていなかったりしたときにはどうしたらいいのでしょう?

顧客が必要とするフレーズ

今いる店に求めている商品がないことが分かったら、どこで買えるのか尋ねてみましょう。

Where can I buy ~? (どこで~を買えますか?)

Where can I buy a map? (どこで地図を買えますか?)

Do you know where I can buy ~? (どこで~を買えるかご存じですか)

Do you know where I can buy a map? (どこで地図を買えるかご存じですか?)

Is there a store around here where I can buy ~?(この辺りに~を買える店はありますか)

Is there a store around here where I can buy a map? (この辺りに地図を買える店はありますか?)

店員が必要とするフレーズ

店に商品がないとき、店員は以下のように表現します。

out of stock.(在庫がない)

I’m sorry, that is out of stock. (その商品は在庫切れです。)

It’s currently out of stock. (現在、在庫切れです。)

don’t carry / have ~(~は扱っていない)

We don’t carry any medicine. (薬は扱っていません。)

We don’t have it in the store. (当店では扱っていません。)

~ might have it(~にあるかも)

The drugstore on the corner might have it. (角のドラッグストアにあるかもしれません。)

I don’t know where ~(どこか知りません)

I don’t know where you can buy it. (どこで買えるか知りません。)

すべての商品を会計するとき

最後に、会計時に必要なフレーズを見てみましょう。

顧客がレジで必要とするフレーズ

支払時に支払い方法を尋ねられることがあります。

店員:How would you like to pay? (お支払い方法はどうなさいますか?)
顧客:Cash, please. (現金でお願いします。)

クレジットカードで支払う場合は、CashをCreditに変えます。また、自分から尋ねる際には以下のように表現しましょう。

Can I pay by credit card? (クレジットカードで支払ってもいいですか?)

現金払いでお釣りが間違っていたときには、以下を参考にしてください。

I think you gave me the wrong change. (お釣りが間違っていると思います。)

また、海外では小さな物を買ったとき袋に入れてくれないことがあります。袋が欲しいときには以下のように表現しましょう。

May / Can I have a plastic bag? (袋をもらえますか?)

店員がレジで対応するときのフレーズ

会計時の店員の対応は以下の通りです。

Your total is ~ dollars. (合計、~ドルになります)

Your total is 230 dollars 60 cents. (合計、230ドル60セントになります。)

You gave me ~(~お預かりします)

You gave me the exact amount. (ちょうどお預かりします。)

change(お釣り)

Here is your change. Please make sure it is correct. (お釣りです。お確かめください。)

receipt(レシート・領収書)

Here is your receipt. (レシートです。)

Would you like your receipt? (領収書は必要ですか?)

領収書が必要なときには

Yes, please.(お願いします)、

必要ないときには

No, thank you.(いいえ、結構です)

と答えます。

また、レジから去る際には店員が

Have a good day!(良い一日を!)

のように声をかけてくれるので、

Thank you, you too!(ありがとう、あなたもね!)

と返しましょう。

まとめ

今回は、世界のコンビニ事情とコンビニで使える便利な英語フレーズをご紹介しました。海外でコンビニを利用するのはチャレンジかもしれませんが、コンビニはその国の売れ筋商品がひと目で分かるので、ぜひ行ってみてください。ここでご紹介したフレーズは、コンビニだけでなく他の店で買い物する際にも使えるので、しっかり覚えておきましょう!

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