「迷惑をかけてすみません」と英語で言いたいとき、とっさに出てくるのがSorry.だけだったりしませんか?「迷惑だとは思うんですけれど…」「ご迷惑でしょうか?」のように言ったほうが丁寧だとはわかっていても、なかなかピッタリくる英語フレーズが出てきませんよね。そこで、「迷惑」を表すさまざまな英語のバリエーションを身につけて、気づかいしながら話ができる人になりましょう。
「迷惑」を表す3大英単語
日本語の「迷惑」に近い意味で、会話でよく使われる単語に、trouble、bother、annoy(ing)があります。どれも「嫌なこと、面倒なこと」で、人に対してそれをすると「迷惑」ということになります。どのような使い方があるのか、見ていきましょう。
trouble(困りごと、困らせる)
「問題、困りごと」といった意味で、相手をtroubleに巻き込むことが、「迷惑をかける」となります。
Sorry for causing you trouble.
(迷惑をかけてすみません)
Is this troubling you?
(これはご迷惑ですか?)
bother(面倒、面倒をかける)
「面倒、そんなことはやりたくない」といった場合にbotherを使います。
What a bother!
(なんて迷惑なんだ!)
I know it’s bothering you, but …
(ご迷惑だとは思うんですけれど…)
annoy(うるさがらせる)
「うっとおしい、いらいらする」思いをさせるのがannoyで、annoyingと形容詞にすると、日本語の「うざい」に近い感じになります。
Am I annoying you?
(ご迷惑でしょうか?)
That noise is so annoying!
(あの騒音、本当に迷惑!)
会話例
A: I know it’s bothering you, but the building renovation will start tomorrow.
(ご迷惑かとは思いますが、明日ビルの改装が始まります)
B: All right. Is it troubling you if we keep using the desks?
(わかりました。デスクをそのまま使っていたら困りますか?)
A: Thank you, it’s no problem, but the noise might be annoying for you.
(ありがとうございます。問題ありませんが、騒音でご迷惑をおかけするかもしれません)
さらに微妙なニュアンスを表す「迷惑」の英語表現
trouble、bother、annoyで割合広い範囲の「迷惑」を表すことができますが、inconvenience、nuisance、offenseなどを使うと、さらに細かいニュアンスを出し、より改まった感じにすることもできます。
inconvenience(不便)
convenienceが「便利なこと」で、inconvenienceとすると「不便」になり、お客様などに使う丁寧な言い方にすることができます。
We apologize for the inconvenience.
(ご迷惑をおかけして申し訳ありません)
nuisance(不快なこと、害をもたらすこと)
やや改まった感じの語で、「妨害(する人、もの)」といった意味にもなります。
It’s a public nuisance.
(それは公共の迷惑です)
offense(無礼、侮辱)
「犯罪」「攻撃」といった意味で使われることもある、やや強い印象になる語です。
I didn’t mean any offense.
(ご迷惑をおかけする/お気を悪くさせるつもりはありませんでした)
会話例
A: Your employees are smoking in front of the building. It’s a public nuisance.
(あなた方の従業員がビルの前でタバコを吸っています。公共の迷惑です)
B: We apologize for the inconvenience. We warned them but …
(ご迷惑をおかけして申し訳ありません。注意したんですが…)
A: Isn’t it your responsibility?
(あなた方の責任じゃないんですか?)
B: I didn’t mean any offense. We are going to deal with it right away.
(お気を悪くさせるつもりはありませんでした。ただちに対処します)
botherやannoyのような単語を覚えたら、さっそくオンライン英会話レアジョブのレッスンで使ってみましょう。身の回りで「迷惑」と感じることは意外に多いもの、Spam bothers me.(スパムが迷惑なんですよね)、Neighbor’s noise is annoying.(隣の騒音が迷惑なんです)といった言い方を使っているうちに、botherやannoyという語を使うときの感覚が身に付き、やがてI know it’s bothering you, but … (ご迷惑だとは思うんですけれど…)、Am I annoying you?(ご迷惑でしょうか?)といったフレーズが、口からスッと出てくるようになりますよ。
まとめ
I know it’s bothering you, but …(ご迷惑だとは思うんですけれど…)といった表現は確かに丁寧ではありますが、実際に大変な迷惑をかけているわけではない場合、何度も繰り返す必要はありません。相手がAll right.(わかりました)、No problem.(大丈夫です)と返事をしてくれたら、Thank you. I appreciate it.(ありがとう。感謝します)と、お礼を言うようにしましょう。
英語のコミュニケーションでは、「謝る」よりもポジティブに「感謝する」ほうがスムーズに進むということを、いつも覚えておくようにしてください。
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