「どっちの方が好き?」って英語でなんていう?比較級・最上級を徹底解説!

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比較級・最大級は英文法の中でも特に難しいですよね。学校で習ったけど難しすぎて挫折してしまった、未だに苦手意識を持っている、なんて方も多いのではないでしょうか。実は比較級・最大級は英会話でも本当によく使う重要な文法事項の一つなのです。

この記事では、比較級・最大級を誰でも理解できるように分かりやすく解説していきますね。この記事を読むことによって、あなたも比較級・最大級を使いこなせるようになりますよ!

比較級・最上級の作り方

「彼の方が若いよ」「これが一番おいしいね!」など、日常生活でよく使う表現を英語で言うには、比較級・最大級をマスターする必要があります。英語を流暢に喋れるようになりたいのであれば、比較級・最大級は避けて通れません。まずは基礎的な比較級・最大級の作り方から見ていきましょう!

比較級の作り方

比較級を作る時は、形容詞・副詞にerもしくは文中にmoreを付けます。

例えば、young(若い)という形容詞にerをつけてyoungerにすると、「より若い」という意味になります。

いくつか例を見てみましょう。
・young(若い) younger(より若い)
・tall(背が高い) taller(より背が高い)
・big(大きい) bigger(より大きい)
・cold(冷たい) colder(より冷たい)
・fast(速く) faster(より速く)

比較級の文は、「主語+動詞+形容詞/副詞+than」という形で作ります。thanの後には比較対象が入ります。

He is younger than me.
(彼は私より年下です。)

I am taller than my father.
(私はお父さんより背が高いです。)

Did you wake up earlier than your mother?
(あなたはお母さんより早く起きましたか?)

形容詞/副詞の末尾がyの場合

3つ目の例文にあるearlyを比較級に変える時は注意が必要です。語尾が子音字+yで終わる語はyをiに変えてerを付けるというルールがあります。

よって、下記のような語は、
・busy(忙しい)busier(より忙しい)
・pretty(かわいい)prettier(よりかわいい)
・happy(幸せ)happier(より幸せ)
・healthy(健康的な)healthier(より健康的な)
・heavy(重い)heavier(より重い)

といったように変化します。

形容詞/副詞の末尾が-ing、-ous、-fulの場合

語尾が-ing, -ous, -fulで終わる語、3音節以上の長い語の形容詞・副詞にはmoreを付けます。

例えば、interesting(おもしろい)をmore interesting にすると、「よりおもしろい」という意味になります。

いくつか例を見てみましょう。
・beautiful (美しい) more beautiful (より美しい)
・important(重要な) more important(より重要な)
・delicious(おいしい)more delicious(よりおいしい)
・wonderful(すばらしい)more wonderful(よりすばらしい)

This book is more popular than that one.
(この本はあの本より人気があります。)

My girlfriend is more beautiful than any other woman.
(私のガールフレンドは他のどの女性よりも美しいです。)

That movie was more interesting than the one I watched the other day.
(あの映画はこないだ見た映画よりおもしろかったです。)

erとmoreの区別がつきづらい時は、短い単語にはer、長い単語にはmoreをつけると覚えておきましょう!

最上級の作り方

最上級を作る時は、形容詞・副詞にestもしくはmostを付けます。

例えば、new(新しい)という形容詞にestをつけてnewestにすると、「最も新しい」という意味になります。

いくつか例を見てみましょう。
・cheap(安い) cheapest(最も安い)
・large(大きい) largest(最も大きい)
・clean(きれいな) cleanest(最もきれいな)
・rich(お金持ちの) richest(最もお金持ちの)

最大級の文は、「主語+動詞+the+形容詞/副詞(+in/of) 」という形で作ります。inの後には、単数名詞、ofの後には複数名詞が入ります。

He is the shortest in our class.
(彼は私たちのクラスの中で最も背が低いです。)

She is the youngest of the three.
(彼女は3人の中で最も若いです。)

Mt. Fuji is the highest mountain in Japan.
(富士山は日本で最も高い山です。)

比較級と最大級で異なるところは、最大級にはtheを付けるということです。theをつけ忘れてしまう人が多いので、注意しましょう!

形容詞/副詞の末尾が-ing、-ous、-fulの場合

語尾が-ing, -ous, -fulで終わる語、3音節以上の長い語の形容詞・副詞にはmostを付けます。

いくつか例を見てみましょう。
・famous(有名な)most famous(最も有名な)
・special(特別な)most special(最も特別な)
・expensive (高価な)most expensive(最も高価な)
・difficult(難しい)most difficult(最も難しい)

Health is the most important thing.
(健康が一番大切です。)

She is the most popular comedian in Korea.
(彼女は韓国で最も人気のあるコメディアンです。)

This is one of the most beautiful pictures I have ever seen.
(これは今まで見た中で最も美しい絵の一つです。)

One of the most ~は「最も~なうちの1つ」という意味です。ネイティブがよく使う表現なので、覚えておくと便利ですよ!

不規則に変化する形容詞・副詞

比較級には、erもしくはmore、最大級にはestもしくはmostを付けると説明しました。しかし、すべての形容詞・副詞がこのパターンに当てはまるわけではありません。実は不規則に変化する形容詞・副詞もあります。そこまで数は多くないので、この機会に覚えてしまいましょう!

・good(よい)better(よりよい)best(最もよい)
・well(上手に)better(より上手に)best(最も上手に)
・many(多い・可算名詞)more(より多い・可算名詞)most(最も多い・可算名詞)
・much(多い・不可算名詞)more(より多い・不可算名詞)most(最も多い・不可算名詞)
・bad(悪い)worse(より悪い)worst(最も悪い)
・little(少ない)less(より少ない)least(最も少ない)

She plays the piano better than her sister.
(彼女は彼女の妹より上手にピアノを弾きます。)

The movie was worse than I expected.
(その映画は想像より面白くなかったです。)

It is the best restaurant in this town.
(それはこの町で一番のレストランです。)

better than I expected(思ったより良い)、worse than I expected(思ったより悪い)は、料理を食べた後、映画を見た後など、感想を述べる時によく使うフレーズです。セットで覚えておくといいでしょう!

比較級・最上級の強調

次に比較や最上級を強調する表現を学んでいきましょう。「彼の方がずっと背が高い」「このピザはずば抜けて(一番)おいしい」など、強調表現を使うと表現の幅が広がりますよ!

比較級の強調

比較を強調する時は、以下の語句を使います。

・much
・even
・a lot
・by far

これらの語句を比較級の前に入れると、「ずっと~」「よっぽど~」「だいぶ~」といったように比較級を強調することができます。

例文を見ていきましょう。

Jack is much taller than Tom.
(ジャックはトムよりずっと背が高いです。)

Your house is a lot larger than mine.
(あなたの家は私の家よりだいぶ大きいです。)

You speak English even better than I.
(あなたは私よりよっぽど上手に英語を喋りますよ。)

すべての強調表現を暗記する必要はないので、一つ確実に覚えて、自分でも使いこなせるようにしておきましょう!

最上級の強調

最上級を強調する時は、以下の語句を使います。

・by far
・far
・very
・far and away
・much

これらの語句を最大級の前に入れると、「断トツで~」「はるかに~」「ずば抜けて~」といったように最大級を強調することができます。

例文を見ていきましょう。

This area is far and away the most dangerous.
(この地域が断トツで最も危険です。)

She is much the smartest girl in the class.
(彼女はクラスの中でずば抜けて最も頭が良い。)

This is by far the most delicious pizza I have ever eaten.
(このピザは今まで食べたピザで断トツ一番おいしいです。)

by far the most ~ I have ever ○○(今まで○○した中で断トツ一番の~です)は海外ドラマなどでもよく聞くフレーズです。何かに感動した時、感銘を受けた時に使ってみましょう。

比較級・最上級の慣用表現

比較級・最上級には慣用表現があります。使い方や意味を解説していきますね。

比較級+and+比較級(ますます、だんだん)

His new song is getting more and more popular.
(彼の新しい曲はますます人気になってきています。)

このgetは「手に入れる」という意味ではなく、「~になる」という意味です。get cold(寒くなる)、get difficult(難しくなる)など、よく使う用法なので覚えておきましょう。

like A better than B(BよりAが好き)

I like winter better than summer.
(私は夏より冬が好きです。)

Which do you like better, Japanese food or Italian food?
(日本料理とイタリア料理、どっちが好きですか?)

この表現はpreferで言い換えることもできます。prefer A to Bで「BよりAの方が好き」という意味になります。

make the most of ~/make the best of ~(~を最大限活用する)

You should make the most of this opportunity.
(この機会を最大限活用したほうがいいですよ。)

We have to make the best of the limited space to store our stuff.
(私たちは限られたスペースを最大限活用して、荷物を収納する必要があります。)

make the most of ~とmake the best of ~は似ていますが、少し意味が異なります。make the most of ~は「機会を活かす」「思い切り楽しむ」という意味なのに対し、make the best of ~は「悪い状況の中で何かを最大限活用する」といった意味になります。

まとめ

今回は、比較級・最大級について解説しました。いかがでしたでしょうか。比較級・最大級は日常生活でも使う機会が多いので、一度使いこなせるようになると、表現の幅が広がりますよ!比較級・最大級に苦手意識を持っている人も多いかと思いますが、この記事で説明したように基本的なルールを覚えてしまえば、実はそこまで難しくありません。「good → better」のように不規則に変化する形容詞や副詞もありますが、そこまで数は多くないです。この機会に自分で例文を作って、覚えてしまいましょう!

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