「熱中症」を英語で言うと?症状・対策を伝えるための基本フレーズ

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夏らしい気温が続き、いよいよアウトドアを楽しみたくなる季節の到来です。海外のリゾートでのんびりしたり、ビーチスポーツをしたり、夏の海外旅行は普段以上にワクワクしてしまいますよね。

いつもと違う環境ということもあり、ちょっと無理をして体調を崩してしまう、なんてこともよくあること。特に海外だと、体調が悪いときに症状も説明できず、適切な処置ができない、ということもあります。こういうときに大切なのが、「体調が悪くなってしまったときに備えること」。

そこで今回は、意外に身近な「熱中症」に関連するフレーズを中心に、夏に起きやすい体調不良のフレーズをご紹介します。

「気をつけるから大丈夫!」ではなく、海外旅行を満喫するためにも、いざという時のための準備をしておきましょう。

海外で体調が悪くなってしまったときの注意点

海外と日本では、あらゆる違いがあります。例えば、国によっては水道水が飲料用に使えないこともあり、日本での「普通」が普通ではないことはよくあることです。

何よりも気持ちが高まっているので、ちょっとした体調不良の兆候に気付かず、突然高熱と吐き気で動けない状況になる、なんてことも珍しくありません。

海外旅行中は、普段以上に、手洗いなどの衛生管理や水分補給を意識して体調管理することが大切です。

ここでは、「海外で体調が悪くなってしまった」ときの注意点について確認しておきましょう。

我慢せずに早めに行動

何よりも大切なポイントが、海外では「早めに行動」です。

「あれ、ちょっとお腹が痛いな」
「なんだかお腹が痛いかも」

こういうちょっとした症状を感じたら、我慢せずに一緒にいる人などに相談して休息を取りましょう。

少し休んでも症状が改善しなかったら、滞在先のスタッフに相談して必要に応じて医療機関に受診することで、早めに対処することができます。

無理に動いた結果、救急車を呼ぶようなことになると、場合によっては多額の請求を受けることにもなるので、とにかく「早めに行動」です。

いざとなったら現地の大使館・総領事館に相談

体調不良はもちろん、海外で盗難にあうといったトラブルが起きたとき、日本語で相談できる窓口として覚えておきたいのが、旅行先の現地大使館・総領事館です。

大使館・総領事館では、医療機関の紹介やトラブルに対処するためのサポートをしてくれます。

代表電話は現地の言葉で応答されますが、あわてずに「日本語でお願いします」と言えば、日本語対応ができるスタッフにつながるので大丈夫です。

出発前に、お守りとして旅行先の大使館・総領事館の連絡先を調べておきましょう。

やっぱり海外旅行保険はマスト

旅行代理店でツアーを予約するときに、「任意」で海外旅行保険への加入をすすめられると思います。

「できるだけお金をかけたくないし、短期間だから、保険なしで大丈夫」と思う気持ちはわかります。

ただ万一救急搬送されるようなことになると、医療費が高額なことで有名なアメリカだと、救急車で搬送されるだけで5万円程度、その後入院治療となると状況によっては数百万円にもなる可能性があります。

安心して旅行を楽しむためにも、海外旅行保険に絶対に加入しましょう。
また保険の適用を受けられる医療機関の場所を事前にチェックしておけば、海外旅行を満喫する準備は完璧です!

「熱中症」の症状を伝えるフレーズ

海外旅行を最大限に楽しむための準備は万全だったけど、夏の日差しを楽しんでいたら頭がクラクラしてきてしまった…

そんなときは、「早めに行動」です。
我慢せずに、落ち着いてあなたの症状を伝えられたら大丈夫。

ここでは、「熱中症」の症状を伝えるフレーズを確認していきましょう。

「熱中症」は英語で何て言う?

「熱中症」は、英語でheatstroke(ヒートストローク)と言います。

Heat(熱)+Stroke(発作)ということで、気温が高い環境で体に熱がたまり起きる発作症状だということがわかります。

I think I got heatstroke.(熱中症になったかも)

I think I have heatstroke.(熱中症みたい)

というように、「get」や「have」とセットで使いましょう。

いろいろな症状をどう伝えたらいい?

熱中症には、吐き気・頭痛・めまい・だるさなどの症状があります。
それぞれの症状を、「have/feel(〜の状態だ)」「got(〜になった)」とセットで伝えることができます。

よく起きる熱中症の症状は英語で次のように言います。
・吐き気:sick(シック) / nauseous(ノーシャス)
・頭痛:headache(ヘッデイク)
・めまい:dizzy(ディズィ)
・だるい:dull(ダル)

例えば、「頭痛でめまいがする」と言いたかったら、

I got a headache and was/became dizzy.(頭痛でめまいがする)

症状だけでも十分伝わるので、まずは症状を意味する単語を覚えておきましょう。

「熱中症」対策に関連するフレーズ

英会話を上達させるコツに、「関連フレーズはまとめて覚える」というものがあります。

ここでは、「熱中症」の症状と一緒に、熱中症を防ぐための対策に関連するフレーズを確認しておきましょう。

熱中症対策の基本を伝えるフレーズ

熱中症対策の基本といえば、「水分補給」「塩分補給」「帽子・日傘を使う」といったことが挙げられます。

それぞれの英語表現を覚えることで、自分から声をかけるときに使えるのはもちろん、周りから言われていることを理解することができますね。

水分補給

Hydration(ハイドレイション)という言葉があります。
「水分補給しよう」というフレーズは、次のようにシンプルに伝えましょう。

Drink water frequently.(こまめに水を飲もう)

塩分補給

これはsalt intake(ソルト インテイク)といいます。
intakeは摂取という意味で、saltの部分をsugar(砂糖)に変えれば、糖分摂取と表現することができます。
「塩分補給するように気を付けよう」というフレーズは、次のような表現が使えます。

Watch your salt intake.(塩分補給に気を付けよう)

帽子・日傘を使う

wear a hat(帽子をかぶる)とuse a parasol(日傘をさす)と動詞に注意して表現します。

Wear a hat to protect yourself from heat. (日除けのために帽子をかぶろう)

Use a parasol outside. (外では日傘をさそう)

日傘は「傘」ということで、umbrellaが出てきますよね。最近では、beach umbrella(ビーチ傘)という表現も一般的になりつつありますが、「日傘」は「parasol(パラソル)」と覚えておきましょう。

暑いときのNG行動を伝えるフレーズ

熱中症対策として、「これはダメ」というNG行動もあります。
代表的なNG行動を伝えるフレーズを英語で伝えてみましょう。

「避ける」はavoidという言葉で表現します。
この一言を覚えれば、あとは「何を」をつなげるだけでフレーズは完成です。

アルコールやカフェインを避ける

脱水症状を起こしやすい、ということでアルコールやコーヒー・紅茶といったカフェインが強い飲み物は避けた方がいいと言われています。

Avoid alcohol, coffee and tea.(アルコール、コーヒーや紅茶は避けよう)

もしくは、

Don’t drink alcohol, coffee and tea too much.(アルコール、コーヒーや紅茶は飲みすぎない)

とフレーズで覚えておきましょう。

激しい運動は避ける

炎天下で激しいスポーツをすると、汗をかいて水分と塩分が一気になくなってしまいます。

ここでも、avoid(避ける)という単語を使います。

Avoid hard physical activities.(激しい運動は避けよう)

hardの代わりに、vigorous(ヴィガラス)という活発さを表す単語を使うこともできます。

周りの人が熱中症になったときに使えるフレーズ

海外旅行先で出会った現地の人が熱中症っぽいというときに、気遣うひと言を言えるようにしたいですよね。

いろいろな場面で応用ができるフレーズが多いので、一緒に覚えてしまいましょう。

大丈夫?

Are you OK?

体調はもちろん、あわててる人に「大丈夫?」と声をかけたいときにも使える表現です。

お水をどうぞ

Here is some water.

「Here is〜」で「〜をどうぞ」と伝えることができます。
直訳は「ここに〜があります」で、そこから「今持っているものを指す」表現になっています。

お大事に

Take care.

これは、「世話をする」を意味する表現で、「自分のことを世話してね」ということで「お大事に」という意味で使われています。
Get well soon.(早く元気になってね)という言い方もあるので、一緒に覚えておくといいでしょう。

暑い季節に起きやすい体調不良の伝え方

熱中症の他にも、いろいろな体調不良が起きやすいのが、暑い季節です。
夏バテといった日本語特有の表現も、もちろん英語で伝えることができます。

ここでは、暑い季節によくある体調不良の伝え方を確認していきましょう。

「夏バテで食欲がない…」

残念ながら「夏バテ」をそのまま意味する英単語やフレーズはありません。
こういうときは、「夏バテの状態」を説明するという方法を使います。

検索エンジンで調べるとSummer fatigueというフレーズが出てきますが、これは海外で一般的に使われていません!

「夏バテ」とは、「暑さのせいで起きる症状」を意味するということで、シンプルにSummer heat(夏の暑さ)を使って表現します。

I don’t have an appetite because of summer heat.(暑さのせいで食欲がない)

このように、日本語特有の表現は状況を説明することで伝えられることを覚えておきましょう。

「ずっと外にいて日射病っぽい…」

熱射病と似た「日射病」も夏に起きやすい体調不良です。
これは、熱射病の表現をよく見ると予想できてしまいます。

「熱射病:熱+発作=heatstroke」であれば、「日射病」は?
「日+発作」ということで、sunstroke(サンストローク)と言います。

I think I have sunstroke…(日射病っぽい…)

と熱射病と同じような伝え方を使いましょう。

「食中毒かもしれない…」

海外では衛生環境が日本と違うこともあって、季節を問わず食中毒が起きやすいといえます。

Food poisoning(フード ポイズニング)で食中毒という意味です。
「毒」を意味する「poison」が入っているので、イメージがつきやすいかもしれません。

ちなみに、英語では「食あたり」も「食中毒」も表現は同じ。
「ちょっとあたったかも」というときでも、Food poisoningを使って表現できます。

I think I might have food poisoning.(食中毒かもしれない)

「かも」のニュアンスを出す「might」を使えば、「どっちかわからないけど」という自信のなさを伝えられることも覚えておきましょう。

まとめ

楽しい海外旅行だからこそ、出発から帰国して家に帰るまで元気に過ごしたいですよね。もし体調が悪くなってしまっても、事前の準備があれば、早めに対処して楽しい旅行を続けることができます。

今回ご紹介した「熱中症」関連フレーズや夏の体調不良フレーズを覚えて、いざというときに備えれば安心です。ワクワクする出発前だからこそ、体調不良といったトラブルが起きた場合の動き方もしっかり確認して準備して、海外旅行を満喫しましょう!

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