英語中級者になるための最短ルートは?

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これから英語を勉強する方、初心者の方、まずは初心者を脱出して中級レベルになりたいですよね。私もゼロから英語を独学したので、その気持ちが痛いほどわかります。

ただ、「中級レベル」って具体的にどれくらいなのでしょうか。何ができたら中級なのか、意外と漠然としていますよね。

今回は、語学力の国際的なスタンダードのCEFRを参考に、中級者になるための最短ルートを紹介します。

英語中級者とは「自律した学習者」

CEFRは、語学力の国際的な基準です。低い方からA1・A2・B1・B2・C1・C2と上がっていきます。B1からB2が中級レベルですね。

初心者を脱出したB1レベルの学習者は、「自律した学習者」になります。自分で英語を使って活動することができ、自分で学習計画を立てて勉強して行ける人です。先生のところから独り立ちできるのがB1レベルなのですね。

英語中級者はCEFRではB1レベル

CEFRは具体的に「これができる人がどのレベル」という決め方をしています。中級レベルの人ができるようになってほしいことは何? というのを世界中の学者が議論して決めているのです。

B1レベルは中級の入り口で、B1になれれば英語中級者になったと言えるでしょう。「下から三番目」と言うと、あまりむずかしくないように見えます。具体的には、どんなことができればB1レベルに入るのでしょうか?

英語中級者の基準は「自分の身の回りのことが英語で出来る」こと

B1レベルの人に求められているのは、「自分の身の回りのことが英語でできるようになること」です。具体的には、下のようなことができる人がB1レベルになります。少し長くなりますが、いくつか引用してみます。
(引用元CEFR Companion Volume with New Descriptors: https://rm.coe.int/cefr-companion-volume-with-new-descriptors-2018/1680787989)

UNDERSTANDING CONVERSATION BETWEEN OTHER SPEAKERS

他の人との会話を理解する(リスニング)

Can follow much of everyday conversation and discussion, provided it takes place in standard speech and is clearly articulated in a familiar accent.
標準的な話し方で、はっきりとよく聞くアクセントで発音されていれば、日常会話や議論がほとんど理解できる。

READING INSTRUCTIONS

説明書を読む(リーディング)

Can understand instructions and procedures in the form of a continuous text, for example in a manual, provided that he/she is familiar with the type of process or product concerned.
テキストの形になっている説明書や手続き, 例えばマニュアル, が、そのタイプの手続きや製品に慣れている場合には理解できる。

PUBLIC ANNOUNCEMENTS

公的なアナウンスをする(スピーキング)

Can deliver short, rehearsed announcements on a topic pertinent to everyday occurrences in his/her field which, despite possibly very foreign stress and intonation, are nevertheless clearly intelligible.
自分の分野の日常的な出来事に関するトピックについて、リハーサルをしたうえで短いアナウンスができる。アクセントやイントネーションはネイティブのようではないが、それでも十分理解できる。

WRITTEN REPORTS AND ESSAYS

レポートやエッセイを書く(ライティング)

Can write short, simple essays on topics of interest.
興味のあるトピックについて、短くてかんたんなエッセイを書ける。

「自分の身の回りのこと」「自分の興味のあること」が求められていることがわかります。

英語中級者になるための最短ルートは「身の回りのことを全部英語で」

中級者になるためには身の回りのことを完ぺきにすればいいということになります。

具体的に言えば、「自己紹介」と「自分の守備範囲」を完ぺきにすればいいのです。これなら何とかなりそうですよね。実際には、以下のような勉強が効率的です。

英語中級レベルのアウトプット:自己紹介が完ぺき

「身の回りのこと」が英語で出来る第一歩は、英語でしっかり自己紹介ができることです。趣味・仕事など、自分に関することがしっかり言えればOKです。

I do ○○ for living.
職業は○○です。

I’m interested in ○○.
○○に興味があります。

I love doing ○○ at the weekend.
週末は○○をするのが好きです。

My favorite book/video game/comic book is○○.
好きな本・ゲーム・漫画は○○です。

などなど、自己紹介を徹底的に準備するだけで、中級レベルの会話はできるようになります。思ったよりかんたんですよね。

英語中級レベルのインプット:自分の生活に関係があれば全部わかる!

自分の生活に関係があることが英語でわかるようになれば、インプット中級レベルです。自分の趣味に関するネット記事が読める・自分の仕事に関するメールは読める…自分に関係のあることがわかればOKです。

自分の仕事や趣味に関係する英単語やフレーズをマスターすれば大丈夫。自己紹介を徹底的に準備していると、その間に自然とできるようになっているはずです。やっぱり、自己紹介を徹底的に準備するのが最短ルートですね。

反対に、駅のアナウンスのように、自分に直接関係がないものを聞きとるのはむずかしくなります。まずは、自分に関係あることだけを重点的に勉強しましょう。

英語中級レベルの会話力・作文力は独学で身につく?

読んだり聞いたりする能力は、自分で勉強すれば身につけることができます。ただし、アウトプットは相手がいてはじめてできること。独学でやるのは不安になってしまうかもしれません。

独学で中級レベルになることはできるのでしょうか? 私の考えは、「独学は可能、でも少し険しい道」です。

英語中級レベルなら独学でも無理ではないが…

自分でスピーチをして録音して聴いてみたり、自分で作文をしてみたり、工夫をすれば独学でも中級レベルは可能です。私も、ほとんど独学で中級レベルを超えました。

でも、だからこそ独学のむずかしさを知っています。1人で話していてもあっているかどうかわかりません。自分で書いた作文もどこまであっているか不安です。

また、最近注目されているinteraction(対話)の能力は、自分だけでは磨けません。対話とは、人と適切に話せる能力のことです。例えば、

How are you?

と聞かれて

I’m fine thank you, and you?

と答えると、実際のコミュニケーションではかなり変です。ネイティブなら、How are youにはHow are youと聞き返すからです。対話の進め方は、どうしても相手がいなければ学べません。

外国人との会話の中でブラッシュアップ!

アウトプットと対話は、実際に外国人と話して練習した方がより効率的です。アウトプットと対話力を鍛えたいなら、ぜひ外国人と話してみて下さい。英会話のサービスを短期間でも使ってみると、見違えるほどスピードアップできます。

英会話力は、やっぱり話してみなければ上がりません。作文も、チェックしてくれる人がいれば安心して書けます。

対話は独学ができません。実際に英語で話してみて初めて、「あ、ここではこういう言い方をするんだ」とわかります。「How is it going?(最近どう?) にはHow is it going?(最近どう?)と返すんだよ」と本で勉強するより、英会話の中でいきなり言われてびっくりした方が記憶に残りますよね。

「What’s up?(最近どう?)」と聞かれて、「上に何がある? え、天井!(ceiling!)」と答えて爆笑された経験があります。What’s up? にはWhat’s up? で返すのが正しい英語です。いや、もう絶対にWhat’s upの使い方は忘れないですよね。対話力はこうやって磨いていくのです。

在宅でもオンライン英会話を使えば英語は話せます。ぜひ対話の感覚をつかんでみてほしいです!

まとめ

初心者脱出を目指している方は、ぜひ「中級者って具体的にどんな人だろう」と想像してみて下さい。世界標準のCEFRでは、中級者=身の回りのことを英語で出来る人なのです。

①自己紹介が完ぺきにできる。
②自分の興味のある話題なら英語で読んだり聞いたりできる。

この2つだけができれば、中級者になることができます。実は、あれもこれもいっぺんに勉強しなくても大丈夫なんです。

まずは自己紹介から、英語で始めてみませんか?

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