英語で「面白い」というと、まず頭に浮かぶのは「funny」とか「interesting」という単語ではないでしょうか。しかし、一言「面白い」と言っても、楽しかったり、笑えたり、興味深かったりと場面によって色々な「面白い」を表す英単語を使い分ける必要があります。
今回はそういった場面別の「面白い」感情を表す英語を会話の例とあわせてご紹介します。日常会話でもよく使う表現がたくさん出てきますので、ぜひ実際の場面で活用してみましょう。
見たり聞いたりしたことが「面白い」時に使うフレーズ
誰かがすごい体験をした話を聞いたり、何か普段と違う場面を見たりした時に、日本語で「へー、面白いね。」「それ面白い!」と言うことってありますよね。
そのようなシーンで使われる英語表現がこの4つ。
・Amazing
・Incredible
・Awesome
・Cool
この4つは会話の中でもよく使われる言葉で、どれも「ものすごい」「素晴らしい」という意味合いで使われます。中でもawesomeはアメリカ人に、coolは若い人に好んで使われます。
amazingを使った「面白い」英語表現
“We have this friend called Toshi and he often hangs out with us. The amazing thing is that nobody remembers how he became our friend!”
(私たちに「とし」っていう友達がいて、よく一緒に遊ぶの。面白いのは誰もどうやって彼と友達になったのか覚えてないことなのよ。)
incredibleを使った「面白い」英語表現
“I visited a friend in NYC. One night she introduced to me one of her best friends. Actu-ally, this girl was my childhood friend!”
“Incredible!”
(NYCに友達に会いに行ったの。ある夜、彼女が親友の一人を紹介してくれたんだけど、実はその子は私の幼少時代の友達だったのよ。)
(面白いね(すごいね)!)
awesomeを使った「面白い」英語表現
“When I was swimming in the open water, a dolphin came to play with me.”
“Awesome!”
(海で泳いでいたら、イルカが遊びに来たんだ。)
(面白いわね!)
coolを使った「面白い」英語表現
“When I was looking for a dictionary at a bookstore in Madrid, I heard someone calling my name. Guess what? It was Tomoko standing right there!”
“That’s so cool! If I remember correctly, you guys haven’t seen each other for at least 10 years, have you!?”
(マドリードの本屋さんで辞書を探していたら、誰かが僕の名前を呼ぶんだ。そしたらそこに智子が立っていたんだよ!)
(面白いね!記憶が間違っていなければ、君たちは最低10年は会っていなかったんじゃない?)
また、前述の4つより使用頻度が下がりますが、同じように「素晴らしい」「ものすごい」という意味があります。brillaintはイギリス人がよく使います。
・Fantastic
・Fabulous
・Wonderful
・Brilliant
fantasticを使った「面白い」例文
“The plot got increasingly fantastic as the film went by.”
(映画が進むにつれて話がだんだん面白くなったよ。)」
fabulousを使った「面白い」例文
“How was the show last night?”
“It was fabulous! You should go see it!”
(昨夜の舞台はどうだった?)
(すごく面白かったよ!君も見に行った方がいいよ!)
brilliantを使った「面白い」例文
“On his birthday, we all pretend forgetting it. Then everyone waits for him at home to throw a surprise party.”
“That’s a brilliant idea.”
(彼の誕生日に、みんなそれを忘れているフリをする。で、みんな家で彼を待ってサプライズパーティをするの。)
(それ面白いアイデアだね!)
wonderfulを使った「面白い」例文
“Flying a plane is wonderful. You have no idea!”
(飛行機を操縦するのは面白いよ。君には想像できないだろうけど。)
おかしくて「面白い」時に使うフレーズ
クスッと笑えたり、可笑しいものを見た時の「面白い」気持ちを表す英語は、funnyがよく知られているのではないでしょうか。
日本語で「可笑しい」「笑える」「涙でそう」など色々な表現があるように、英語にも様々なフレーズがあります。
Funnyを使った「面白い」例文
“I overheard a very funny conversation on the bus today.”
(今日バスに乗っていたら、すごく面白い会話が聞こえたよ。)
“You’re so funny!”
(面白い人ね。)
ちなみにfunnyは、”My stomack feels funny.”(お腹の調子が変)のように普段とは違う感じがする時の表現としても使われます。
Hilariousを使った「面白い」例文
“This book is hilarious. You should read it.”
(この本超面白いよ。読んだ方がいいよ。)
“That’s hilarious!”
(超ウケる!)
すごく面白いときに使われます。funnyよりさらに笑える場合に使います。
Crack someone upを使った「面白い」例文
“He’s so funny. His jokes always crack me up.”
(彼すごく面白いね。彼のジョークでいつも大笑いしちゃうんだ。)
大笑いをするくらい面白い時に使われますが、元々の意味はプレッシャーで押しつぶされそうな状態で使われます。
Giggle
クックッと小刻みに震えて笑うことを指します。子供や若い女性がゴシップなどでクスクス笑う時や、大人がきまり悪さを隠すためにクスクス笑ったりする場面で使われます。
“We were all joking and giggling nervously during the ceremony.”
(儀式の間中私達はずっとジョークを言ったり、緊張してクスクス笑ったりしていた。)
Awesome
すごく面白いことや、「嬉しい、楽しい、すごい」と感じた時に様々な場面で使われます。
“I got hammered last night and passed out in the park. Someone found me all naked and reported to the police…”
“haha that’s awesome!”
(昨夜酔っ払って公園で寝ちゃったんだ。そしたら誰かが僕が裸で寝ているのを見つけて、警察に通報したんだ。)
(ハハ、ウケる!)
その他「面白い」時に使えるフレーズ
元々の意味からちょっと離れてスラングとしてよく使われる表現はたくさんあります。
その中でもよく使われるものをいくつかピックアップしてご紹介します。
大げさな表現に聞こえますが、どれも大笑いしている状況が想像しやすく、日本語で「超ウケる」と言いたい場面にはぴったりなフレーズです。
I’m dying.
死ぬほど笑えることを指します。SNSの面白いビデオなどのコメント欄などでよく見かける表現です。
“This video is so funny. I’m dying.”
(この動画マジウケる。)
You’re killing me.
同じく死ぬほど笑えることを指します。
”My feet are killing me.”(足が痛くて死にそう)などのような場合は、「痛くて辛い」という意味になります。
“Stop it! You’re killing me!”
(もうやめて!笑い過ぎで死にそう!)
I’m in tears.
涙が出るほど面白いことを意味します。
“I’m laughing so hard. I’m in tears!”
(笑いすぎて涙出てきた。)
楽しくて「面白い」時に使うフレーズ
遊園地の乗り物が楽しかったり、旅行が楽しかったり、楽しくて面白い場面はたくさんあります。fun以外に「楽しくて面白い」を表現する英語を見てみましょう。
Fun
一般的に楽しくて面白いことに幅広く使われます。
“The new roller coaster was so much fun.”
(新しいジェットコースターはすごく面白かった。)
Enjoyable
楽しくて面白いことをしている時や場面に対して使われます。
“I always try to make my lessons enjoyable.”
(いつもレッスンが面白くなるよう頑張っているよ。)
Have a great time
楽しくて素晴らしい時間を過ごすことを指します。
greatの部分をamazing, fantastic, wonderful, awesomeなどに言い換えることができます。
誕生日のメッセージでは、”Have a great time.”の代わりに、”Have a great one.”と書くのが一般的です。
“We had a great time in the water park.”
(ウォーターパークはすごく面白かったよ。)
Amusing
面白くて笑えて、人を楽しませることを指します。
代表的な同義語にはentertainingがあります。
“His posts are always amusing.”
(彼の投稿はいつでも面白いね。)
Entertaining
芸などが面白く、人を楽しませること指します。
amusingとの使い方の違いはほとんどありませんが、こちらの方が幅広い場面で使われます。必ずしも笑えることである必要はなく、感動的な映画を見た場合などにも使われます。
“Her speech was witty and entertaining,”
(彼女のスピーチはウィットがあって面白かった。)
興味深くて「面白い」時に使うフレーズ
最後に、映画や演劇などが興味深いもので面白い場面で使える英語フレーズをご紹介します。これまでに出てきた、funやmusing、enjoyableなどで代用もできますが、表現の幅を広げる意味でも覚えておきましょう。
Interesting
人の注意や興味を引くような面白いことを指します。
“It’s an interesting idea but we don’t have enough time for that.”
(面白いアイデアだけど、時間がないな。)
Intriguing
面白くて好奇心を掻き立てられることで、interestingと同じような意味合いで使われますが、興味を引く度合いがinterestingより強くなり、「もっと知りたい」と思わせるほど面白く興味深いことを指します。
またイギリス英語では、皮肉を込めて興味深いという意味でも使われます。例えば下の例文では、アメリカ人にとってはポジティブな意味しかありませんが、イギリス人には「裏がある」という皮肉が込められる場合もあります。
“She has an intriguing personality.”
(彼女は面白い性格をしているね。)
Catch one’s attention
面白そうで目に留まることを指します。
“The new film caught my attention.”
(新しい映画は面白そうだね。)
Captivating
魅惑的で興味を引くことを指します。気分をよくさせるものを指すので、次の例文では、コメディやロマンス、子供の本の場合などに使われます。逆にホラーなどはいくら面白くてもcaptivatingは使えず、同じような意味のgrippingやenthrallingなどの単語を使用します。
“Her book is captivating.”
(彼女の本は面白い。)
まとめ
いかがでしたか?英語には「面白い」を表す様々な表現があり、ネイティヴは使い分けていることが理解できたのではないでしょうか。
場面によって違う表現を使うことで、会話ももっと生き生きとしてきます。
ニュアンスの違いは使ったり聞いたりしていくうちにわかってきますので、機会があればぜひ積極的に使ってみましょう。
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