TOEIC®スコア985.8点の英語教師が選ぶTOEIC® Listening & Reading Test 参考書」５選

新年度を迎え、職場や学校でTOEIC®を初受験する予定の方もいるでしょう。

また、今年度入学した高校１年生からは、2020年度から始まる「大学入学共通テスト（新テスト）」において、多くの大学でTOEIC®などの外部試験のスコアが入試に用いられることは決定的です。

（国立大学協会は、すべての国公立大学が原則として外部試験のスコアを用いることを表明しています。）

今回は、TOEIC®の受験が決まったけれど、どのような学習書を購入すべきかわからないという方にお勧めの５冊を紹介します。

絶対に外せない一冊「TOEIC®公式教材」

画像は昨年１２月発売の「公式TOEIC® Listening & Reading 問題集３」のものですが、TOEIC® Programの実施運営団体であるIIBCが制作している「TOEIC®公式問題集」であれば多少古いものでも大丈夫です。

公式問題集で用いられている文章はリスニングパート、リーディングパート問わず、TOEIC® Pr特有の洗練さがあります。
これらの文章にできるだけ多く触れておくことにより英語独特のリズムが身につきます。

この「公式問題集」を、「問題集」としてだけでなく「例文集」のように使用することで、確実に英語力が伸び、同時に、TOEIC®スコアのアップも見込まれるのです。

学習を始めたばかりの方にピッタリ「ミニ模試トリプル10 TOEIC® L&Rテスト」

TOEIC®本番に向けて、実際に模試形式で問題を解いておくことは大切です。

可能であれば、リスニング45分間、リーディング75分間を通して行った方がいいのですが、TOEIC®の学習を始めたばかりの方ですと、リスニングのスピードについていけなかったり、リーディングの時間配分が大幅にくるってしまったりしてしまうことがよくあります。

この問題集は、内容はTOEIC®テストそのままで、リスニングパート＋リスニングパートの問題が20分程度ごとに細分化されています。

つまり、問題を解いている最中に、TOEIC®のスピードについていけなくなる可能性が極めて低くなるのです。解説も丁寧で、TOEIC®学習者にとっての最初の一冊にぜひお勧めしたい学習書です。

解説がとても分かりやすい「TOEIC® L&Rテスト　プライム模試 400問」

本番そっくりのTOEIC®テスト200問が２回分収録されています。

解答根拠の解説が非常にきめ細かく、「なぜ、〇〇が正解で、〇〇が不正解になるのかわからない」という状況が極力避けられます。

英文中に使われている語句の解説も丁寧で、構文についての詳解もあるので、英語学習を始めたばかりの方でも、スムーズに読み進めていくことができるはずです。

定番中の定番「TOEIC® L&Rテスト　でる単特急　金のフレーズ」

TOEIC®に精通している人たちの間では「金フレ」呼ばれる、TOEIC®学習書の中でもバイブルのような一冊です。

大型書店では常に平積みで陳列されているほどの人気です。TOEIC®頻出の英単語をフレーズ形式で覚えていきます。TOEIC®特有の表現が網羅されており、TOEIC®受験中に「金フレで見た！」という状況がたびたび生まれます。

TOEIC®の単語集にはめずらしく「日本語→英語」で覚えていきます。この方法が暗記の定着を促すのに役立っているようです。

拙著になりますが・・・「音読で攻略 TOEIC® L&Rテスト　でる文80」

最後の一冊ですが、拙著を紹介させてください。

今年の１月に発売され、Amazonなどでも順調に販売数を伸ばしております。
「公式問題集」のところで、TOEIC®特有の洗練された英文に触れる重要性について先述しました。しかし、TOEIC®公式問題集の唯一ともいえるデメリットはその大きさと重さです。手軽には持ち運べません。

本書はTOEIC®特有の文章を厳選し、音読で覚えていく形をとりました。
読者の方からは「音読の効用」や「音読の有効性」についての声を多くいただいています。ぜひ、本書もお試しください。

今回は「私」のお勧めする５冊を紹介させていただきました。
ぜひ、書店で手にしてみてください。大切なことは「自分」に合う一冊を、「自分」で選ぶことです。
そして、その一冊を用いて英語学習に励んでください。

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