今の時代に不可欠なスキル、英語ライティング。大切なことと、効果的な練習法は?【国内でグローバルに活躍する英語学習法 #5】

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「英語を仕事で使う」と言うと、英語を話す場面を想像する方が多いかも知れません。もちろんそのケースもたくさんありますが、今の時代で、会社員が英語を業務で使う時には、英語を書く(キーボードでタイピングする)ことが多いです。

日本語で仕事をする時にも、メールやチャットのやり取り、会議やプレゼンの資料作成など、一日の仕事のうち、キーボードを打つ時間は長いのではないでしょうか。英語も同じです。そのため、今や会社員が仕事で英語を使う上で、英語のライティングスキルは必要不可欠だと言えます。

英語のライティングで大切なことは?

英語のライティングと一口に言っても、指し示す対象の幅は広く、それぞれ重きを置く要素は変わってきます。例えば、契約書の作成や原稿の執筆であれば、じっくり言葉を選び、推敲を重ねて、時間をかけて作り込んでいく必要があります。

それに対し、会社員が最もよく使うであろう英語のライティングの場面で、僕が一番大切だと実感していることは、スピードです。英語を書くことは、英会話と違って意味を調べてからゆっくり返信できると思われるかも知れませんが、レスポンスが遅いと印象も良くないですし、競合相手に先を越されるなどしてチャンスも逃がしかねません。

最近はメールだけでなくチャットでのやり取りも増えていて、これはまさに英会話並みにすぐに反応する必要があるのです。

チャットでのコミュニケーションであれば、一般的に言われる書き言葉、話し言葉、という線引きもあまりありません。文法やスペルも、じっくり確認してから送るのではなく、とにかく打って送って、間違いに気づいたら訂正して追加で送って、といった要領です。挨拶が省略されていきなり本題だけ一言のメッセージが来たり、主語が省略されたりと、とにかくシンプルでスピーディー、かつ誤解なくやり取りを進めることが重要になってきます。

英文チャットや、その影響を受けつつある最近の英文メールは、完成度の高い長い文章を一度作れば終わり、というものではなく、短い文章を投げて、それに対して相手が素早く返信して、またそれに対して自分が素早く反応して、という具合に、お互いのメッセージのコミュニケーションによって全体を完成させていくものだと言えます。

返信のスピードが遅いのは、英会話でずっと沈黙しているようなものですから、とにかくレスポンスを早くすることが大切だということは、感じていただけるのではないでしょうか。

英語のライティングスキルを高める、効果的な学習方法は?

それでは、レスポンスのスピードとライティングのスキルを高めるには、どうすればいいのでしょうか?英文のライティング、特にチャットコミュニケーションに合った学習方法や教材はまだ多くありませんし、僕自身ほとんど使いませんでした。そんな中で、僕が実際にやって効果のあった方法を、二つ挙げますね。

効果のあった方法1.本番!英文チャット

初めて英語を使う仕事の現場でおこなっていたことです。
当初、外国人とのコミュニケーションでは英語が必須でしたが、日本人同士では日本語でやり取りをしていました。ところが僕は、仕事で英語を書くことにも話すことにも慣れていなかったので、経験を積むために、日本人の同僚や部下とのチャットのやり取りや会議を、英語でしてもらうようにしました。そのメンバーの中で僕が一番英語ができなかったので、みんなに付き合ってもらって、仕事の本番を英語学習の時間にしてしまったわけです。

わかりやすいところだけ英語にするのではなく、複雑なところも抽象的なところも、全部英語にするよう徹底しました。途中で何度も、日本語に戻したくなりましたが、僕が言い出しっぺなのでやめることができず、半ば意地で頑張りました。この期間に、僕のライティングスキルは一番鍛えられました。

まだ仕事の本番で英語を書く機会のない方は、オンライン英会話などで、本番を想定したチャットでのロールプレイングを、先生とスピード重視で本気でしてみてください。

効果のあった方法2.二段階!英文添削

仕事で使えそうなメールのテンプレートを英語で作り、オンライン英会話の先生に添削してもらっていました。先生に「勉強のためというよりも仕事の本番でこれを使うつもりです」と伝えたのですが、これがよかったと思います。そうすることで、先生の本気度は明らかに上がりました。
ただ、その過程で感じたのは、日本語で「こう言いたい」という内容が、添削してくれる相手に完全に伝わらなければ、添削箇所の意図を理解し応用することは難しいということです。

その点を解決するためには、
1)まず、日本語のわかる人に添削してもらうか、自分でできる限り調べて、完全に意図する内容の英文を作る。文法ミスはこの時点で直す。
2)その上で、オンライン英会話の先生などの外国人やネイティブに添削してもらい、自然な表現に整える。
という二段階でおこなうのがベストだと感じました。

もう一つ大切なのは、リーディングスキルを高めること

もう一つ、大切なことを書かせていただきます。
ライティングのスピードを上げるためには、リーディングのスピード、精度を高める必要があります。相手の書いたことをすぐに正しく理解できないまま、当てずっぽうで素早く反応できても、仕事のコミュニケーションは成り立ちませんからね。

リーディングスキルを高めるには、英語で書かれたニュース記事や書籍などをこつこつ読んだり、語彙や文法や文構造の勉強をしたり、速く読む練習をしたりと、ある程度地道な積み重ねが必要です。

TOEICのリーディングパートを時間内に解き終わり、目安として400点程度のスコアを取れるようトレーニングすることも、仕事と英語学習を両立すべき会社員におすすめの、効率的で実用的な方法です。尚、2016年5月から始まる新形式のTOEICのリーディングパートに、チャットでのメッセージのやり取りが出題されるようになりました。このことからも、TOEICは今の時代の実際のビジネスシーンを反映しているテストになっているのだと、改めて感じました。

今回の記事は以上です。ご参考にしていただけたら、大変幸いです。

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