英語の【語感】を鍛えて英語力を底上げしよう

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「英語がぼんやりとしか分からない」「語彙問題を勘で解くとだいたい間違える」
そのような人は「語感」を鍛えるといいかもしれません。

言葉に対する感覚のことを「語感」と言いますが、英語などの言語を使う上で、この語感というものはとても重要な役割を果たします。英語力の高い人がよく言う「カンで解いたら正解していた」というのは、実は「語カン(感)で解いた」という場合が多く、語感はTOEIC等の試験だけでなく、英会話にも効果を発揮します。今回は、そんな語感を鍛える英語の勉強の仕方をご紹介します。

1. 語感があるのとないのとではこんなに違う!

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冒頭でもお話した通り「語感」とは、言葉の微妙なニュアンスを区別し読み取る感覚などのことを指します。英語を第二言語として勉強をしている私たちにとって、この「語感」を習得することは容易いことではありません。しかし当然ながら、私たちには日本語の語感は身に付いているはず。

語感があればすらすら話せる?

例えば日本語では、何か衣類を身につけるとき、服なら「着る」、ズボンや靴なら「はく」、手袋なら「はめる」など、何を身につけるかによって異なる動詞を使い分けています。一方、英語では全て「put on」でOK。この日本語独特の言葉の使い分けは、外国の人にとって難しいことでしょう。逆に、日本語では同じ「見る」なのに、英語では「see / look / watch」を使い分けています。誰もが中学で習ったこれらの英単語を、果たしてどれだけの人が正しく理解し使い分けられているでしょうか。

このように言語には、「この言葉とこの言葉は相性がいい」というような、よく一緒に用いられる語句の組み合わせ(コロケーション)やフレーズが存在します。そして、それらは語感と強いつながりを持っているのです。私たちが日本語をすらすらと話せるのは、語感が身に付いているからであって、難しくあれこれ考えなくても、次から次へと言葉が出てきます。

一方、英語を話すときは、どうしても詰まってしまい、動詞と目的語の組み合わせなどにも少し違和感が生じてしまいがち。もちろん慣れていないというのもありますし、完璧な英語でなくても問題ないのですが、デタラメな英語よりは正確な英語を話したいですよね。

英語試験にも効果抜群!

また語感は英会話だけでなく、英語試験にも役立ちします。TOEICの語彙問題の中には、日本語訳を手がかりにするだけでは正解できない語法問題が含まれていて、コロケーションを知っているかどうかが正解のカギを握るようなケースが多々あります。せっかく時間をかけて考えたのに、不正解になってしまう…。日本語の意味だけに囚われて解いていては、こうしたことが起こってしまうのです。

しかし、語感があり、コロケーションの知識があれば、そのような問題は秒速で解けてしまうことがほとんどです。またリスニングなどでも、語感があることで、音の繋がりを聞き取ることができたり、スピードの早い英語にも対応できたりなど、効果を発揮します。このように語感の有無は、英語のインプット、アウトプット双方にかなりポジティブな影響を及ぼすのです

2. 語感を鍛える英語の勉強の仕方って?

語感を鍛えるためにはどのような英語の勉強の仕方がよいのでしょうか?ただたくさん勉強すれば語感は身に付くのでしょうか?

【多読、多聴】英語のシャワーを浴びる

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まずはインプットの重要性から。語感を養うためには、とにかくたくさんの英語に触れることが大切です。一般的に日本人は「英語の勉強=受験や資格試験の勉強」のイメージが強いですが、教科書や参考書、問題集の英語は使われている英単語や英文が似たようなものになりがちです。そういった偏った英語ではなく、日常英語やビジネス英語、スラングを含めたカジュアルな英語など、幅広い英語に触れることで語感は鍛えられていきます

英語の語感は、「英語脳」の一つの要素であり、英語脳を作るためには多読が有効であると言われています。したがって、洋書英字新聞など、幅広いジャンルの英語に普段から目を通すようにしましょう。

また、目からではなく耳から英語を入れるためには、スマホで手軽に利用できるポッドキャストがおすすめです。カジュアルからビジネスシーンの英会話まで、日常英語からアカデミックな英語まで、また英語学習者向けのスローな英語からネイティブスピードまで、バラエティーに富んだ英語に無料で触れることができます。

アウトプットで相乗効果

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せっかく大量の英語のシャワーを浴びても、「英語がすらすら話せる」ようにはなりません。オンライン英会話などを使って、実際に話してみることで「この場合は、seeかlookのどっちだろう?」と考えるようになったり、「故障中=out of order」などの、知ってはいたが実際に使ったことのない熟語やフレーズを口に出してみることで、本当の意味で英語を自分のモノにすることができます。

オンライン英会話などでは、先生がその場で「この場合はlookだよ」などと教えてくれるので、体験を通してより効率的に語感を身につけることができるでしょう。インプットに加えてアウトプットを取り入れることで、語感は養われ英語力は相乗的に伸びていきます

また、これまで紹介した英語の勉強の仕方をはじめ、英語を学習する際には、なるべく日本語を介さずに英語を英語のまま理解するということも忘れてはなりません。感覚的に英語を捉えて、読んだり聞いたり話したりすることが語感を鍛えるためのコツです。

英語に触れる時間を増やしてみる

いかがでしたでしょうか。
語感を鍛えて英語を上達させるための楽な道はありません。しかし、英語の勉強の仕方を少し変えることができれば、その道を少しショートカットすることは可能です。同じ単語帳や問題集を何周もすることも大切ですが、洋書やポッドキャストなどを取り入れてもっと幅広い英語に触れるようにしましょう。そして、それを「話す」などして実際に使うことで、インプットでもアウトプットでも生きる語感を身につけることができます。

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