当たり前のように使っていたけど実は“失礼な言い方”だった……なんてことがあるかもしれません!そんな“隠れ失礼”な表現をまとめました。
あなたは大丈夫ですか?
1.「お待ちしておりました」にwaitを使ったら失礼!
目上の人やお客様に対し、“I have been waiting for you.”と言ってしまうと、
「(約束の時間に遅刻したあなたを)ずっと待っていたのですよ。」と聞こえてしまいます。
“I have been expecting you.”
2.”Thank you for taking time to meet me.”は失礼!
誰かに会ったことにお礼を言いたいとき、“Thank you for time to meet me.”と言ってしまうと、「わざわざ会うために時間かけてくれて有難う」という “皮肉”めいた言葉に聞こえてしまいます。
“Thank you for taking the time to meet me.”
“time” に”the”をつけることで、“会う”というその時間の「目的」がフォーカスされますが、”the”をつけないと「時間をかける」という点だけがフォーカスされ、皮肉っぽく聞こえてしまうんですね。
3.以前に会ったことがある人に”I’m happy to meet you.”は失礼!
これまで会ったことがある人に” I’m happy to meet you.”と言ってしまうと、「前自分と会ったこと忘れてるのかな……」と思われてしまうかもしれません。
実は、「初めまして」を ”Nice to meet you.”というように、”meet”には「初めて会う」というニュアンスがあるんですね。
“I’m happy to see you.”
「この人、会ったことがあるような、ないような……」というときも”see” を使った方が無難ですよ!
4.「〜をご存知ですか?」に”Do you know…? ” は失礼!
ビジネスシーンで ”Do you know that company? ”というと、相手がそれを知らなかったときに「え、知らないんだ?へぇ〜」という空気が流れてしまい、素直に「知らない」と言いづらくさせてしまいます。
“Have you heard of that company? ”
これなら、「皆さんあまりご存知ないので知らなくて当然ですけれど、あの会社をご存知ですか?」とニュアンスになるんです。
5.「おそらく…」というのに”Maybe…”は失礼!
日本人の(特に若い人の)間でも、気軽に「たぶんね」というときに”Maybe(メイビー)”と言うのが一昔前に流行ったりしましたが、ビジネスの場で “Maybe they will terminate the contract.”を使うと、「自分はあんまり関係ないけど、たぶん彼らは契約を終了する気じゃない?」という無責任なニュアンスになってしまいます。
“I think they will terminate the contract.”
誘いを受けて、行く気はないけどその場ではっきり断りにくいときなどに一言、 ”Maybe”(たぶんね)というのには便利な言葉ですけどね(笑)。
6.「気にしないでください」というのに”Don’t worry.” は失礼!
ビジネスシーンで 「気にしないでください」を “Don’t worry.”とだけ言うと、「気にするな。」という、ちょっとキツくて失礼な言い方に聞こえることがあります。
“Don’t worry about that issue.” 「あの件については気にしないでください」
誰かがあなたにぶつかってしまって謝ってきたときなども、”Don’t worryだけではなく、”Don’t worry about it.”が大人な返し方です。
7.「ご存知の通り」というのに”As you know”は失礼!
日本語の感覚で「ご存知の通り」は、「すでにあなたならご存知でしょうけど、お話しさせていただくと……」という、相手をたてるポジティブなニュアンスですよね。
でも、そのつもりで”As you know”を使ってしまうと、「みんな知ってることですし、あなたも知らないなんてことありませんよね。(知らないなら、ちょっとヤバくない?)」という皮肉な言い方に聞こえてしまう危険があります。
×As you know, the tax system was reformed last year. 「去年、税制が改正されました(けど、知ってないなんてことないですよね?)」
いかがでしたか?
「隠れ失礼」な表現で、いつの間にか「失礼なビジネスマン」になってしまわないよう、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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