【ニュアンスを掴んでワンランク上の英会話を!】「will」「be going to」「~ing」を使い分けよう

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中学生のときに学校で習った時制「未来形」。「willとbe going to と~ing形はいずれも未来を表す形です」と聞き、ひとつの文を書き換える練習をしたはずです。でも、「同じ未来を表すのに、どうして3種類もの言い方があるのだろう?」と疑問を感じたことはありませんか?実はこの3つの形には、微妙な意味の違いがあるのです。

be going to~は「~することになっている」

学校の英語の勉強ではよく、「次の文をbe going to を使って書き換えなさい」といった問題が出ます。

I will visit New York.
(私はニューヨークを訪問するだろう)

答えはこうなります。

I’m going to visit New York.
(私はニューヨークを訪問するだろう)

日本語の意味は同じなので、「未来を表すときは、willとbe going to どちらでもいい?」と思ってしまいそうですが、実は言い方が違うからには、意味も異なってきます。

willは「意思」を表すと聞いたことがあるかもしれませんが、I will visit~は「~を訪問する意思がある」という意味を表す言い方で、それは近い将来のことなのか、それとも特に予定はないけれど漠然とした希望を言っているのか、この表現からだけではよくわかりませんが、とにかく話し手にそういう気持ちがあるということが理解できます。

一方、be going to~は「未来」というよりは、「あらかじめ定められた予定があること」「そうなることが決まっていること」を表します。I’m going to visit Paris.は「私はパリを訪問することになっている」といった意味になり、会社に言われて出張に行くのか、自分で休暇を取ることに決めたのかはわかりませんが、とにかく具体的な予定があるということがわかります。

~ingは「もうすぐそうなる」

先ほどの文を~ingで書き換えると、以下のようになります。

I’m visiting New York.
(私はニューヨークを訪問するだろう)

~ing形は「近未来」を表すとよく説明されます。今にもすぐに起こりそうなこと、今の時点ですでに始まりつつあるようなことを表します。I’m visiting New York.と言われたら、tomorrow(明日)とかnext week(来週)といった言葉がなくても、「出発が近いんだな」と思っていいでしょう。

どの表現を使うのが適切?

例えば以下のような状況にあるとき、上の3つのどの表現を使うのがいいでしょうか。

1)次の海外旅行の行き先は、ニューヨークにしようかと思っている。
2)ニューヨークに行こうと思い、航空券とホテルを予約した。
3)スーツケースを詰め終わった。明日の朝ニューヨークに出発だ。

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すでにお気づきかと思いますが、答えはこうなります。

1)I will visit New York.
2)I’m going to visit New York.
3)I’m visiting New York.

ここでおもしろいのは、「予定がある」とか「もうすぐ」というのは話し手の気持ちの中で決まることなので、まだいつになるかわからず、航空券もホテルも予約していなけれど、「とにかくは私はニューヨークに行くことになっているんだ」と思えば、I’m going to visit New York.と言えることです。同様に、まだ何カ月も先のことだけれど、心はすでにニューヨーク、という気分であればI’m visiting New York.と言ってしまっていいのです。

文法とは、英語を話すためのルールではなく、自分の気持ちを表現するための便利な手段なのですね。

それでは、次のような言い方がどんな状況を表すか、ちょっと考えてみてください。

I will meet him tomorrow.(私は明日彼に会うつもりだ)
約束があるのかどうか、よくわかりませんが、とにかく話し手には「彼に会いたい」という気持ちがあります。Good luck.(がんばってね)と声をかけてあげましょう。

I’m going to learn English.(英語を習うことになっている)
レッスンを始めるのか、本を買うのか、何かしら具体的な方法を考えているはずです。How?(どうやって?)と聞いてあげるといいかもしれません。

I’m having a date with Paul.(ポールとデートなの)
デートの約束はできています。今晩なのか明日なのか、もうすぐ起こることのはず。Good for you.(よかったね)と言ってあげましょう。

規則だけ見ていると退屈に思える英文法も、こうして見ると、きっと楽しく覚えることができるはずです。

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