英語を使ってロンドンの地下鉄を乗りこなそう!

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ロンドン、パリ、ニューヨークなど、海外の都市を旅行するときは、地下鉄を使いこなせるようになると便利です。でも、日本とはシステムが違ったり、思いがけないルールがあることも。ここではロンドンの地下鉄を例に取って、行きたいところへ確実に着く方法をご紹介しましょう。

地下鉄におトクに乗る方法は?

「地下鉄」のことはアメリカではsubway といい、イギリスではundergroundです。ロンドンではtubeという愛称もあります。地下鉄のトンネルがtube(管)の形をしていることから、こう呼ばれているそうです。

まず地下鉄の駅の場所を尋ねるには、こんなふうに言います。

Where is the underground station?
(地下鉄の駅はどこですか?)

何日か滞在する予定であれば、チャージができるICカードOyster Card(オイスター・カード)を買っておくと便利。Oyster Cardはバスでも使うことができ、現金でチケットを買うときよりも割引になります。なお、地下鉄やバスに乗り放題になる1日乗車券Travel Card(トラベル・カード)もあります。こういったカードを買うには、駅の窓口でこう尋ねましょう。

Can I have an Oyster Card?
(オイスター・カードください)

駅の中に入ると、日本の地下鉄のようにplatform(ホーム)までの長いエスカレーターがあります。ここで注意してほしいのは、Stand on the right.(右側に立ってください)という注意書きがあること。これは、「エスカレーターでは右側に立ち、左側は歩く人のためにあけておいてください」ということ。左側をあけておくのは東京とは逆なので要注意。同じ日本でも関西のほうでは、ロンドンと同じstand on the rightです。

読みづらい地名に要注意

「路線図」は英語でunderground mapといいますが、日本と同じように路線ごとに色分けされているのでわかりやすいはず。注意したいのは乗り換えです。例えば、鉄道駅があるVictoria(ヴィクトリア)からBritish Museum(大英博物館)に近いTottenham Court Road(トッテナム・コート・ロード)に行くには、Victoria Lineに乗り、Oxford CircusでCentral Lineに乗り換えます。

VictoriaからTottenham Court Roadへの行き方を聞くには、こんな会話になるでしょう。

観光客:How can I get to Tottenham Court Road?
(トッテナム・コート・ロードへはどうやって行けばいいですか?)
地元の人:Take the Victoria Line northbound. Change trains at Oxford Circus. Take the Central Line eastbound. Tottenham Court Road is the next stop.
(ビクトリア線北方面に乗り、オックスフォード・サーカスで乗り換えてください。セントラル線東方面に乗ると、トッテナム・コート・ロードは次の駅です)

いろいろ駅名が出てきてわかりづらいかと思いますが、押さえておくべきポイントは次のようになります。
・今から乗る路線の名前、どこ方面か
・乗り換え駅の名前
・乗り換える路線の名前、どこ方面か

Tottenham Court RoadのTottenhamは「トッテンハム」ではなく「トッテナム」となります。イギリスの地名のつづりはイレギュラーなものが多いので、要注意。ロンドンの地下鉄の駅名で言うと、例えば次のようなものもあります。
Leicester Square ×ライセスター・スクエア  ○レスター・スクエア
Gloucester Road ×グロセスター・ロード  ○グロスター・ロード
Borough ×ボロー  ○バラ

あらかじめ路線図を見て、自分が使いそうな駅名の呼び名を確認しておくといいですね。

また、ロンドンの地下鉄はほぼ東西南北に走っているので、次のように方面を方角で説明することができます。
northbound(北方面)
southbound(南方面)
eastbound(東方面)
westbound(西方面)

Where’s the northbound platform?
(北方面のホームはどこですか?)

なんて聞けるようになると、「ロンドンに来た!」という実感が増すかもしれませんね。

ところで、ロンドンで何度か地下鉄に乗っていると、電車のドアが開いた瞬間に、いつも同じアナウンスが流れていることに気づくかもしれません。それは、こういう表現です。

Mind the gap.

mindはここでは動詞で「気をつけなさい」、gapは列車とホームの間の「すき間」のことなので、意味としては「すき間に気をつけてください」。日本語では「足元にお気をつけください」といったところでしょうか。実際に聞いてみると「マイーンザギャーップ」とどこか間延びした話し方が独特で、このアナウンスはいつの間にかロンドンの名物のひとつとなってしまいました。お土産屋さんに行くと、MIND THE GAPと書かれたTシャツやキーホルダーを目にすることがあるはずです。

実は、gapを「すき間、間隔=人種や国籍の違いによる価値観の違い」ととらえ、Mind the gap.は「相手との違いに敬意を払いましょう」という意味で使われることがあるのです。こんなことを考えながら地下鉄に乗ってみてもおもしろいかもしれません。

なお、ロンドンの地下鉄は普段、朝5時半から深夜1時ごろまで運転していますが、金曜と土曜のみ、一部の路線はオールナイトで運行することになりました。これをNight Tube Serviceと呼びます。パブやクラブでうっかり遊びすぎたときも、Night Tube Serviceがある路線にホテルを取っておけば、無事に帰りつけるというわけです。

英国政府観光庁のウェブサイトVisit Britainには、イギリス旅行にまつわる便利な情報が掲載されているので、イギリス旅行を計画するときは、一度見てみることをお勧めします。旅行者用のOyster Cardを、出発前にここのオンラインショップで購入することもできあます。

Visit Britain
http://www.visitbritain.com/ja/JP/

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