英語で茶道を教えられるようになりたい!/茶道家 舩越宗英さん

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茶道家 舩越宗英さん
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仕事のため、趣味や毎日の生活を充実させるためと、英語を勉強する目的は人それぞれ。今回ご登場いただくのは、自分の愛する日本文化を世界に向けて紹介したいと、レアジョブ英会話を中心に英語学習に励む茶道の先生、舩越宗英さんだ。お茶と英語学習の道には共通点が多いと語る舩越さんは、予習はしない、わからない単語はあやふやにせずその場で尋ねるなど、試行錯誤しつつ独自の学習方法を確立。レアジョブ英会話開始後、約半年にして「言いたいことの一部がやっと少し言えるようになった」と目を輝かせる舩越さんに、レッスンの活用法や、やる気を保つ秘訣などの話を聞いた。

外国人に茶道を教える仕事が!英語が急に必要不可欠に!!

Q:レアジョブ英会話を始めたのはいつからですか?

今年の1月からです。正月に実家に帰った時に、高校生の甥っ子がやっているという話を聞いたんです。スカイプで英会話レッスンができるんだと思って、すぐに体験レッスンを受けてみました。

Q:そもそもなぜ英会話を習おうと?


私の場合は自分の仕事が発端です。お茶の先生をしているのですが、楽天の企業研修の一環として、同社の外国人社員さんに日本に来た際にうちの茶道教室に来てもらい、お茶や懐石料理を体験してもらうという仕事を担当させてもらう機会があったんです。説明は全部英語でしなければならないので、帰国子女で英語が堪能な妻に最初は任せきりでした。私はお点前をする(お茶を立てる)だけして、あとは黙っていました。

でもそれでは、どうも雰囲気がまずいなと思うようになりました。楽天は公用語も英語ですから、同行する日本人社員の方も英語がペラペラです。英語が飛び交う中、1人沈黙する自分……。これではいけないという焦りが湧いてきました。

その後すぐ2回目の企業研修があったときは、2つの部屋で別々に同時進行でお茶を体験してもらうことになり、妻と離れてしまったんです。こうなると何を言っていいのやらとパニック寸前でした(笑)。幸い、社員の方で日本語が話せる人がいたので助かったんですが、このとき「ちゃんと英語でお茶の説明ができるようになろう」と決意しました。そんな矢先にレアジョブ英会話の話を聞いて飛びついたというわけです。

Q:以前に英語の学習をしたご経験は?

大手の英会話スクールに3年ぐらい行っていました。日本人の先生に、生徒が3人という週1のグループレッスンでした。当時は京都で働いていて、そこでベトナム、メキシコ、中国、韓国など海外に行って、お茶を紹介する機会がよくあったんです。通訳がいるので、お茶の説明に英語は必要なかったので、学習の動機としては、出張先の外国の空港やホテル、移動先、買い物でこまらない程度に英会話ができるようにしておきたい、というものでしたね。

仕事を終わらせてから行くので、レッスンは一番遅い午後9時からのクラスを取っていました。でも、講師の先生は朝からずっといるからでしょう、教えてもらっていても、疲れた感じが伝わってきましたね。レッスンが終わると、先生はさっさと帰り支度を始めるんです。授業が終わったあとに、この前の海外出張の際に空港でうまくできなかった質問の仕方を個人的に質問したいなと思っても、まったくチャンスがない。

その上、レッスンの振替をするのも面倒でしたね。実際別のクラスのレッスンに急に混ざっても、打ち解けにくく発言もしにくくて。そんな感じで、せっかく忙しい中時間を割いてお金をかけて行ってもさほど楽しくもなく、上達も実感できない……。

ゆっくり口調の先生を指名

Q:レアジョブ英会話の体験レッスンはどうでしたか?

すごく緊張しました。レアジョブ英会話のサイトに、レッスンを初めて体験した人の動画がありますよね?(動画はこちら)まずはそれを見て流れを一通り把握しました。でも、「あんなふうにうまくいくのかな?」半信半疑でしたけれども(笑)。あとは、先生を探すときの検索条件で、日本語について「簡単な会話は可能」という人を選んで最初のレッスンに臨みました。ところが先生は全然日本語を話してくれなくて、こちらは先生の英語を聞き取ろうと必死になっているうちに、あっという間に25分が終わったという印象でした。

2度の体験レッスンで入会を即決して、入会してからも立て続けに違う先生のレッスンを受けましたが、私にとっては早口に聞こえるような会話のペースで話す先生と、こちらがわからないという前提でゆっくりしゃべってくれる先生の二通りに大きくわかれました。ですので「わからなくてもいいよ」的なムードが漂う、ゆっくり口調の先生を選んでレッスンを受けるようになりました。

いちばん頻繁にとっているのは、60歳ぐらいの男の先生です。話が合うというか波長が合うんです。私のいちばん下の2歳の子供はレッスン中もちょこちょこ顔を出したりしてくるので、先生は彼の名前ももう覚えてしまっていて。 家族の話などの雑談をすることもたまにありますよ。

Q:レッスンは普段どんなふうにやっているんですか?

最も多いのは、レアジョブ英会話オリジナルの『英会話 初級者用』という教材を使ったものです。もう40回分を超えました。普通のスピードなら1つの教材は25分の1レッスンでおそらく終わると思うのですが、私は単語の語彙が少ないので、つっかかるところがたくさんあるんです。

以前はわからない単語があっても流していたんですが、今は「これの意味がわかりません」とその都度、しつこく聞くようにしています。たとえば、habitという単語の意味がわからないと先生に伝えれば、「それは、あなたがいつもやっていることだよ」と噛み砕いて教えてくれるんです。するとよくわかるし、記憶にも残るんですよね。

だから、 1つの教材が25分で終わらなくてもいいと決めて、単語は細かく質問しています。

Q:ほかにはどんなレッスンを?

教材は基本、先生にお任せなので、最近は『Daily News Article』(時事ネタを中心に幅広い世界のニュースを網羅したレアジョブ英会話公式の記事教材。毎日更新)やTOEIC教材をやることもありますが、これらはちょっと私のレベルにはまだ難しいというのが実感です。特に『Daily News Article』は興味のないニュースだと難しさが倍増してしまう。記事を読み込むとstudyが「勉強」ではなくて「研究」という意味として使われていることが分かったりしてためにはなるんですが、高度すぎると集中力が続かない。最近、先生もそれがわかったみたいで『Daily News Article』の出番は減ったかな(笑)。

でも、「理解するのに時間がかかっても、仮に最後まで理解できなくてもいいよ。費やした時間は絶対身になるから」という先生の言葉は、ホントに励みになりました。学習者の気持ちをよくわかってくれているなと感じて、先生への信頼度も高まりました。

予習をしないのは、自分を追い込むため!

Q:予習はされるんですか?

いえ、しません。あえて予習をしないようにしているんです。やっぱり人は追い込まれないと必死にならないと思うので、予習をして準備万端という状況にはしたくないんです。たとえば、「教材は来週これやるからね」と言われて予習して答えを考えて、完璧に言えるように用意しておくと、確かにちゃんと伝わります。でも、実際に外国に行ったりして外国人と初対面で会話をしたりするときに予習はできませんよね? 

私のように話したいことがあって、それを目的に勉強している者にとっては、予習は実践につながりにくい気がしています。TOEICテストで点数を上げるのが目的であれば、大いに予習するべきでしょう。でも、私が目指しているはのTOEICではなく、会話でまずお茶を紹介できるようになること。そして、冗談をよくいう外国人とジョークで渡り合えるようになることなんです。

レッスン時間は、子供のお昼寝中

Q:決まった時間にレッスンを受けるのですか?


いえ、空いた時間でやるようにしています。自宅がお茶の教室でもあるため家で仕事ができるので、会社に長い時間拘束されるということはありませんが、小学生、幼稚園生、2歳の3人の子供がいるので、習い事の送り迎えなどもあり、けっこう毎日が煩雑になりがちです。そんなときは、朝6時から夜中の1時まで受けられるのが便利だと感じますね。

2歳の息子が起きていてレッスン中にうろちょろ私のとこにやって来ると、ヘッドセットをいじったり、話しかけてきたりと授業がやりづらい。でも、一度疲れて寝ると2時間は起きてこないというのがわかっているので、「今だ!」というタイミングで、すぐに先生を探して受けられるのがありがたいです。

積極性と切迫感が生んだ「こんな英語でも伝わるんだ」体験

Q:レッスンが続いているのはなぜだと思いますか?

目的意識がはっきりしているからでしょう。また次に「英語でお茶を教える」という仕事がきたときにできないとマズいという気持ちがあるので、切迫感がありますね。

この夏には、ある大学で留学生向けに英語でお茶を紹介してほしいという依頼が来ているんです。留学生なので日本語もわかるので、いい加減な英語と簡単な英語のちゃんぽんでやることになると思うんですが、それでも人前で英語をしゃべるということには変わらない。

やっぱり人間は自分が追い込まれた状況であればあるほど、必死でやるんですよね。「レッスンでうまくいかなかったらどうしよう」ともじもじ考えてる暇はない。もう私は、お尻に火がついている状態なんです。

Q:レアジョブ英会話を始めてから半年ほど立ちますが、会話力が上がったと実感する瞬間はありますか?

先日、鎌倉に行った時、大仏を見物している外国人観光客が近くに咲いている蓮の花を指して「これは何だ?」と英語で話しているのに遭遇したんです。たまたま知っていたんでlotusだよと教えてあげました。それから、寄進者の名前が書いてあるのを見て、これは何だと聞かれたときも、These are the names of people who donated their money.といった感じで答えたら、それもあっさり理解されました。あんな適当な答えでも通じるんだと思えて、とても自信になりました。

お茶はいつも同じメンバーがいる教室で習うだけより、発表会、お茶会などといった、知らない方が来るような場に積極的に参加したほうが上達していくものなんですよね。同様に英語も、外国人と接して使う機会があればあるほどいいのではないでしょうか。つい最近、渋谷に英語カフェがあるというのをネットで知ったので、近いうち行ってみようと思っています。

Q:今、英語学習で悩んでいることは?

先ほど、言いたいことが通じた話をしましたが、とてもレアなケースなんです。こんなに必死にやっていても、今はレッスンで先生の言っていることはわかっても、中々自分の言いたいことが言葉にできない状況です。耳で聞いてわかったことに対してどう返すかというのが難しい。

レアジョブ英会話には先生と話すときによく使うフレーズ集(『レッスンで使える表現集』)というのがありますよね?私はこれをプリントアウトしているんですが、確かによく使うし、もう大体自分のものになったと思っています。このフレーズ集と同じように、相手からの発信に対して、どんな風に返せばいいのかというツールというかフレーズ集もあると、うれしいですね。

たとえば、私は自分の仕事をI am a tea ceremony teacher in Tokyo.というふうに伝えて自己紹介をします。レッスンでは英語を勉強している目的も聞かれるので「お茶を広めたくて〜」。「茶道とは〜」というような話もします。私のつたない説明を聞いて、「あなたが言いたいのはこういうことね」先生がsummarize(要約)してくれて、「お、これは使えそうだな」と思ったら、メモもするようにしています。次回の自己紹介で使えるようにね。

英語で茶道を教えられるようになりたい!

Q:舩越さんの目標を教えてください。


英語で茶道を教えられるようになりたいです! 茶道の先生で英語も堪能な人の数はかなり限られているので、需要もあるでしょうし、自分自身の可能性を広げるためにもぜひ実現させたいです。日本人に日本語で説明するのも難解な茶道の世界の精神性や歴史を、英語で説明するのは並大抵のことではないと思いますが、ぜひ実現させたいと考えています。

さきほどもお話したように、茶道と英語は似ていて、自分でやらないとできるようにならない。頭だけで理解してもだめなんです。頭ももちろんいるけど、無意識のうちに所作/口から出るようになるまで繰り返さないとないといけない。大きな壁です。

今の私にとっての壁は、英語で言われたことに対して、返答が瞬時に口から出てこないこと。継続は力なりという言葉を信じて、乗り越えていきたいです!

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