英語の形容詞は難しくない!使い方や代表例を一覧で解説

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英会話や英作文で、必ずといっていいほど登場する形容詞。確実に覚えておきたい重要な品詞ではあるものの、どのように使うのか用法まで完璧に理解している方は少ないのではないでしょうか。

そこで本記事では、be動詞の有無や不定代名詞の修飾、形容詞的用法など、形容詞の使い方をパターン別にまとめました。記事の最後には“中学で習う頻出形容詞の一覧”も紹介しているので、確実に押さえておきましょう。

形容詞は物や人の状態・性質を詳しく説明するもの

形容詞とは、人や物などの名詞(または代名詞)を説明する言葉のこと。例えば「かわいい犬」という日本語の場合、犬を説明する「かわいい」が形容詞にあたります。

A beautiful girl. (美しい少女)

John is clever. (ジョンは賢い)

This book is big. (この本は大きい)

細かな用法は後ほど説明しますが、上記の例文ではbeautiful(美しい)とclever(賢い)、big(大きい)が形容詞にあたります。修飾している名詞は、上から順番に少女、ジョン、この本です。少女やジョン、この本がどのような性質や状態なのか、形容詞で詳しく説明されていることが分かるはず。

なお、形容詞がなくても文章自体は成り立ちますが、もしなければ細かな状況を表現できず相手を混乱させる可能性も。相手へ詳細な情報を伝えるためにも、形容詞は確実に押さえておきたい重要な品詞だと言えます。

形容詞と副詞は似ている?どう違うの?

形容詞は名詞を修飾するのに対して、副詞は名詞以外の品詞を修飾します。具体的に、下記の例文で確認してみましょう。

This tea is very hot. (このお茶はとても熱い)

まず形容詞は、This tea(このお茶)という名詞を修飾しているhot(熱い)です。それに対して副詞は名詞以外を修飾する言葉であり、上記の例文ではhot(熱い)という形容詞を修飾するvery(とても)が該当します。

そのほか、副詞が形容詞とは異なることが分かる例として、下記も確認してみましょう。

I speak English fluently. (私は英語を上手に話す)

上記の例文における副詞はfluently(上手に)で、speak(話す)という動詞を修飾しています。形容詞は動詞を修飾できないため、「何を修飾しているのか」を確認することで形容詞か副詞かを見抜くことが可能です。

形容詞の使い方は?わかりやすく解説!

実際に形容詞はどのように使えるのか、こちらでは具体的な用法を解説します。

形容詞の限定用法:名詞の前に置く使い方

最初に紹介する「形容詞の限定用法」は、形容詞を名詞の前に置くことで名詞の意味を限定する使い方です。

例えばa new bag(新しいバッグ)やa delicious cake(美味しいケーキ)、a difficult question(難しい問題)などが挙げられます。bagという名詞の前にnewという形容詞を置くことで、ただのバッグではなく“新しい”バッグであると意味を明確に限定しています。

限定用法は形容詞を連続して重ねられる

また限定用法における形容詞は、一つだけでなく複数連続して重ねられます。形容詞の順番を間違えても意味は通じますが、下記の順番を意識すると違和感がないため覚えておきましょう。1から順番に先に置くと考えてください。

1.限定詞a、my、the
2.意見や感想などの主観beautiful、cool、cute
3.大きさbig、small、tall
4.新しさ・古さnew、young、old
5.形sharp、square、round
6.色white、black、blue
7.所属Japanese、American、Christian
8.素材silk、leather、wool
9.目的shopping、swimming、cooking

例えば上記の順番を意識して形容詞を並べてみると、a cool black shopping bag(限定詞・主観・色・目的・名詞)などの単語が作れます。

順番を覚えるのが難しい場合は、自分が強調したい形容詞や、「かっこいい」など主観に近い形容詞を先に置くと考えて問題ありません。

形容詞の叙述用法:名詞より後に置く使い方

限定用法の次に、こちらでは「形容詞の叙述用法」について解説します。

叙述用法は「be動詞が必要な使い方」と「be動詞が必要ない使い方」の2パターンあるため、それぞれの使い分けを確認しておきましょう。

be動詞が必要な使い方

叙述用法の一つ目は、be動詞を必要とする形容詞の使い方。下記のような「名詞+be動詞+形容詞」の語順で名詞を修飾する方法です。

You are kind. (あなたは親切だ)

主語と形容詞をbe動詞でつなぐだけで良く、形容詞の使い方のなかでは比較的シンプルな用法だと言えるでしょう。形容詞をより強調したいときは、You are very kindのように副詞を形容詞の前に置くのも一つの方法です。

ただ、この用法の場合、形容詞を複数重ねることができない点が注意すべきポイント。複数の形容詞で修飾したいときは、下記の通りandでつなげる必要があります。

You are kind and cool. (あなたは親切でかっこいい)

複数の形容詞を重ねて名詞を修飾する場合は、andやbutなどの接続詞が使えるので覚えておきましょう。

be動詞が必要ない使い方

「be動詞が必要ない使い方」は、大きく3つの用法に分かれます。

1つ目は「複合語の不定代名詞の修飾」、2つ目は「単一語の不定代名詞の修飾」、そして3つ目は「数量のあとに形容詞をつけて修飾する」パターンです。言葉だけ見ると難しいので、以下の解説をチェックしてみてください。

複合語の不定代名詞を修飾する場合

複合語の不定代名詞には、anybody(誰でも)やeverybody(みんな)、anything(何でも)、someone(誰か)などがあります。

基本的には、語末にthing・body・oneがつくものが該当すると考えて問題ありません。複合語の不定代名詞を修飾したいときは、下記のように形容詞を後ろに置くのが基本です。

I want to see something beautiful. (私は何か美しいものを見たい)

Can you invite me someone nice? (誰か素敵な人を私に紹介できる?)

Please give me something cold to drink? (何か冷たい飲み物をください)

1番目はsomethingを後ろからbeautifulが修飾し、2番目はsomeoneを後ろからniceが修飾しています。また3番目はsomethingを後ろからcoldが修飾しており、さらにその後ろから「to+drink(動詞の原形)」が修飾する形で、「飲むための冷たいもの」という意味を表しています。

単一語の不定代名詞を修飾する場合

単一語の不定詞代名詞には、all(すべて)やboth(両者)、every(すべての)、no(ひとつも~ない)などがあります。複合語と同様に単一語も、名詞の後ろに置いて修飾できます。

This hotel had no rooms available.  (このホテルは部屋が空いていない)

I couldn’t join the event because there were no seats available. (私はそのイベントに参加できなかった、なぜなら席がなかったからだ) 

上記の例文では、availableという形容詞がその前にあるno roomsとno seatsという名詞を修飾しています。availableのような後ろにableやibleが付いた形容詞は、noやanyなどの単一語の不定詞代名詞とセットで修飾する役割を果たすことが多いので覚えておきましょう。

数量のあとに形容詞をつける場合

さらに人や物だけでなく、形容詞は大きさや量、長さなど数量の後に置くこともできます。具体的には下記のような使い方ができるので、例文で確認しておきましょう。

3 centimeters long (長さ3センチメートル)

10 meters high (高さ10メートル)

3 meters wide and 2 meters tall.(幅3メートル、高さ2メートル)

上記の例文において、1番目は形容詞のlong(長い)が3 centimetersを修飾し、2番目は形容詞のhigh(高い)が10 metersを修飾しています。また例文3番目のように、幅や高さを説明するときはandでつなげることも可能です。

ほかの品詞が形容詞になることも?!形容詞的用法について解説

そのほか、名詞や動詞、過去分詞を形容詞として使う用法も存在します。

これらの品詞は、本来は形容詞以外の意味で使われますが、英会話や英作文のバリエーションを増やしたい方は、下記で紹介する形容詞的用法も覚えておきましょう。

名詞の形容詞的用法

まず名詞の形容詞的用法とは、「名詞+名詞」の順番で前の名詞が後ろの名詞を説明する使い方です。説明だけでは少し分かりにくいので、実際に例文で確認してみましょう。

chicken curry (チキンカレー)

dog food(ドッグフード)

arrival gate(到着ゲート)

vegetable soup(野菜スープ)

1番目の例文の場合、curryだけではどのようなカレーなのかが分からないため、その前にchicken(チキンの)という名詞を置くことで具体的にcurryの内容を説明しています。

残りの例文では、dog(犬)・arrival(到着)・vegetable(野菜)という名詞が、後ろの名詞を修飾しています。また形容詞的に使われる名詞は、後ろにsが付かない単数形となるためあわせて覚えておきましょう。

動詞の形容詞的用法

動詞の形容詞的用法では、現在分詞を形容詞的に使うことが可能です。現在分詞は「動詞+ing」で「~している」という意味を表す品詞ですが、形容詞的用法として使う場合は「現在分詞+名詞」で「~している〇〇(名詞)」という表現ができます。

a swimming man (泳いでいる人)

a singing girl (歌っている少女)

an interesting book (面白い本)

Chinese-speaking people. (中国語を話す人々)

1番目の例文は、swimming(泳いでいる)という現在分詞がman(人)という名詞を説明しています。2番目以降の例文でも同様に、現在分詞が後ろの名詞を「どのような人(物)」なのかを詳しく説明していることが分かるはず。

また4番目の例文に関しては、Chinese-speakingと2つの語をハイフンでつなぐことで「中国語を話す」という意味を表現しています。

過去分詞の形容詞的用法

現在分詞と同様に、過去分詞も形容詞的用法として使えます。過去分詞は「動詞+ed」で「~された」という意味を表す品詞ですが、形容詞的用法として使う場合は「過去分詞+名詞」で「~された〇〇(名詞)」となります。

a broken camera (壊れたカメラ)

an experienced chef (経験豊富なシェフ) 

an open-minded woman (心の広い女性)

freshly baked bread(焼きたてのパン)

例文2番目のexperiencedは、「経験された(経験がある)」を「経験豊富な」と訳します。たとえ過去分詞でも、一概に全て「~された」と日本語的に訳せるわけではないため注意してください。

また4番目の例文のように、freshly(新しく)という副詞を最初に置いて、「副詞+過去分詞+名詞」という使い方もできます。この例文の場合は「新しく焼かれたパン(焼きたてのパン)」という表現になります。

代表的な語尾を覚えておくと便利!

その単語が形容詞かどうか見分けたいときは、語尾に注目するのがおすすめです。形容詞の語尾にはルールがあり、似たようなスペルであることが多いです。

下記で紹介する形容詞の代表的な語尾を覚えておくと、その単語が形容詞かどうかすぐに気づけるのでチェックしておきましょう。

語尾単語例
-able,ible,blepossible
-anEuropean
-ant,entapplicant
-arpopular
-arynecessary
-engolden
-ernwestern
-fulbeautiful
-ic,ical,al,ialmusical
-ivecorrective
-ishchildish
-le, -ialgentle
-lesscareless
-likechildlike
-oryintroductory
-ousambitious
-worthytrustworthy
-ysleepy

ただし、なかには上記に当てはまらない例外もあるので、その場合は個別に覚える必要があります。

中学で習う頻出形容詞一覧!おさえておくとさまざまなシーンで活躍

それでは最後に、中学で習う形容詞を一覧で紹介します。下記の形容詞は使う機会が多い頻出の単語なので、この機会にまとめて覚えておきましょう。

形容詞日本語訳
good良い
nice良い
kind親切な
big大きい
small小さい
tall背が高い
short背が低い
young若い
old年を取った
weak弱い
strong強い
beautiful美しい
cuteかわいい
cheap安い
expensive高い
dangerous危険な
safe安全な
easy簡単な
difficult難しい
white白い
sweet甘い
cool涼しい
sunny晴れた
rainy雨の
snowy雪の
dark暗い
late(時間が)遅い
slow(行動が)遅い
famous有名な
popular人気の
useful便利な
important重要な
just正しい
hungryお腹が空いた
ready用意ができた
true本当の
various多様な
natural自然の
next次の
otherほかの
much, manyたくさんの

まとめ

ひとまとめに形容詞といっても、名詞の前に置く限定用法や名詞より後に置く叙述用法、複合語、過去分詞などさまざまなパターンがあります。いきなり全てを理解するのは難しいかもしれませんが、表現の幅を広げることに役立つので少しずつ覚えていきましょう。

また英語の試験や英会話でスラスラと形容詞を答えたい方は、今回解説した語尾のルールや中学レベルの形容詞の代表例をマスターし、実践の場でぜひ活用してみてください。

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