「ぶっちゃけ」は英語で?感情や微妙なニュアンスを伝えるために、今日から使える『不定詞イディオム』

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英単語もフレーズもたくさん暗記し、自分でセンテンスを作る力がついてきた実感はある。けれど、自分が話す英語はなんだか単調で、伝わっている感じがしない。そんな悩みを抱えている方はいませんか?

会話の目的は伝えること。まずは「話せること」が大切ですが、相手に自分の意図や感情を伝えられなければ、コミュニケーションは深まりません。そこで役立つのが、文のトーンやリズムを調整することで、自分の感情や微妙なニュアンスを伝えてくれる『不定詞イディオム』です。

感情や意図が伝わらない“のっぺり英語”から卒業し、ステップアップを目指すために使える不定詞のイディオム、”to”を使ったイディオムをご紹介します!

(1) 前置きに使える!“to be 〜”で始まる不定詞イディオム

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“to be 〜”表現

話し始めのフレーズとしてよく使われる表現で、文全体を修飾します。いわゆるクッション言葉の役割となり、これから話す内容に対する自分の気持ちや細かなニュアンスを表現することができます。

■ to be honest:正直に言うと、本当は、実をいえば

To be honest, I don’t understand exactly.
(正直に言うと、私は完全には分かっていません。)

日本語の「ぶっちゃけ」という言葉もこの“to be honest”で表現することができます。“to tell(you)the truth”も同じ意味を持つ頻出の表現ですので、覚えておくといいでしょう。英語圏では、チャットやメールなどで「TTTT」(“to tell the truth”の略)というネットスラングも使われています。

To tell the truth, I don’t know much about it.
(実を言うと、私はそれについてよく知りません。)

■ to be exact[accurate]:正確に言うと

To be exact, the train was five minutes late.
(正確に言うと、電車は5分遅れました。)

■ to be frank(with you):率直に言うと

To be frank with you, I don’t think the proposal is practical.
(率直に申しあげると、その提案は現実的ではないと思います。)

【参考】副詞を加えてさらに詳しく表現できる!
“to be 〜”の表現は、間に副詞を入れることで文のトーンを変化させることもできます。自分の言葉として馴染んできたら、副詞をひと加えして、より活き活きとした文にしてみましょう。
to be completely[totally] honest:本当に正直にいえば
to be perfectly honest:何一つ包み隠さず正直に言うと
to be quite honest:極めて正直に言うと
to be more exact:もっと正確にいえば
to be technically accurate:専門的に正確に言うと
to be perfectly frank with you:包み隠さず言うと

(2) “put”“say”を使って表現に深みを持たせる不定詞イディオム

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“to put it 〜”の表現

言葉に詰まってしまったときや間を埋めるときに使えるフレーズに “How should[can] I put it?”(なんて言えばいいのだろう)がありますが、“put”には「(言葉で)表現する」と言う意味があります。

これを使った便利なイディオムが“to put it〜”(〜に言うと、〜にいえば)です。「〜」の部分にさまざまな単語を入れることで、豊かな感情表現ができます。

■ to put it bluntly:遠慮なく言うと、ざっくばらんに言えば

To put it bluntly, nobody takes much interest in the new plan.
(遠慮なく言うと、誰もその新しい計画に興味を持っていない。)

■ to put it lightly[mildly]:控えめに言うと

These last few weeks have been a challenging time, to put it lightly.
(この数週間は、控えめに言っても大変だった。)

■ to put it briefly:手短に言うと

To put it briefly, we postponed the event.
(手短に言うと、イベントを延期しました。)

■ to put it simply:簡単に言うと

To put it simply, we didn’t come to an agreement.
(簡単に言うと、合意には至らなかった。)

■ to put it another way:言い換えれば、別の言い方をすると
She doesn’t pay attention to others; to put it another way, she is selfish.
(彼女は他人のことを気にしない。言い換えれば、自己中心的だ。)

“say”(言う、述べる)を使った表現

“say”(言う、述べる)を使った不定詞イディオムは多数あります。文頭や文末にひとこと付け加えるだけで、表現の幅はぐんと広がります。

■ strange to say:おかしいことに、奇妙なことに

Strange to say, nobody noticed the mistake.
(おかしなことに、誰もその間違いに気付かなかった。)

■ needless to say:言うまでもなく、言うまでもないことだが

Needless to say, we have to make efforts to achieve the goal.
(言うまでもなく、我々は目標達成に向けて努力しなければならない。)

■ not to say〜(〜とは言えないまでも)

He is able, not to say excellent.
(彼は優秀とは言わないまでも、有能である。)

■ to say the least of it:控えめに言っても

It is not good, to say the least.
(控えめに言っても、これは良くない。)
【補足】
the leastはlittleの最上級で、「もっとも小さい・少ない」という意味になります。直訳すると「もっとも少なく言っても」となり、ここから「控えめに言っても」という意味に派生します。

(3) 短い表現にいろいろな感情や考えを込める、”to”を使ったイディオム

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“to one’s 感情名詞”の表現

“to one’s 感情名詞”は、「(人)が〜したことに」という意味になります。 “one’s”には、my, her, his, ourといった所有格を入れ、その後に感情に関する名詞を入れるだけです。とてもシンプルですが、便利な表現方法です。

■ to one’s surprise[amazement]:驚くことに

To my surprise, he didn’t know how to use the system.
(驚いたことに、彼はそのシステムの使い方を知らなかった。)

■ to one’s disappointment:残念なことに

To her disappointment, she failed in the exam.
(残念なことに、彼女は試験に落ちた。)

■ to one’s sorrow:悲しいことに

To his sorrow, he had no one to rely on.
(悲しいことに、彼には頼れる人が誰もいなかった。)

■ to one’s joy[delight]:嬉しいことに

To our joy, our sales showed an upturn last week.
(嬉しいことに、先週私たちのセールスが好転した。)

【参考】“to one’s 〜”の表現
感情に関する名詞の他にもさまざまな単語を入れることができます。
■ to one’s advantage:〜に有利な、〜に有利に
He knows how to manipulate situations to his advantage.
(彼は、状況を自分に有利になるように操作する方法を知っている。)

■ to one’s way of thinking:〜の意見では、考えでは
He shouldn’t be given a promotion, to my way of thinking.
(私の考えによると、彼は昇進を受けるべきではない。)

■ to one’s mind[thinking]:〜の意見では、考えでは
To my mind, it might be better to change our plan.
(私の考えでは、計画を変更した方が良いかもしれない。)

■ to (the best of) one’s knowledge:〜の知る限りでは
This is the only case to the best of my knowledge.
(自分の知る限りでは、他に例はありません。)

“to 〜extent[degree]”の表現

“to a 〜extent[degree]”は、物事の程度に変化をつけることができる便利な表現です。さまざまな形容詞を入れることで、より細かなニュアンスを伝えることができます。

■ to a great[large]extent:大いに

Judging from what he says, our clients are satisfied to a great extent.
(彼の言葉から判断するに、顧客は大いに満足しているようだ。)

■ to some extent:ある程度

Her opinion is right to some extent.
(彼女の意見はある程度正しい。)

■ to a certain extent:ある程度

I was able to anticipate that to a certain extent.
(私は、それはある程度の予想ができた。)

■ to a slight degree:わずかに、軽度に

Our sales have increased to a slight degree.
(我々の売上はわずかに増加した。)

おわりに

以上、便利な不定詞イディオムをご紹介しました。これらの表現をうまく使いこなせるようになると、文と文とのつながりも自然になり、相手により伝わりやすい英語になります。

いつもの英語にひとこと付け加えるだけで、無表情だったあなたの英語が活き活きとしたものになるはずです。コミュニケーションを深めるには、まずはあなたが会話を楽しむことが大切です。自分の感情を伝えるのにぴったりな表現を見つけて活用しましょう。

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