LINEは、日本だけでなく、近年タイや台湾、インドネシアなどの海外でも多くのユーザーに利用されています。様々な国・地域で事業を展開していくにあたって、各国の現地スタッフとコミュニケーションをとるために英語が必要となってきました。
また、LINEのサービスをより良いものにしていくためにも、世界的なトレンドの最前線を知っておく必要があります。特にエンジニアはシリコンバレーなどの海外の情報をいち早く取り入れることが重要であり、その上でも英語力が有無やそのレベルによって大きな差が出てくると感じていました。
最初は通学型の英会話スクールでレッスンを受けられるようにしたのですが、実際のところ仕事の都合で通学し続けることが難しい社員もいました。そういった社員にも対応できるように、Skypeでオンライン英会話ができるレアジョブを導入しました。
レアジョブであれば毎日レッスンを受講することも可能なので、英語初級者から中級者を対象に、英語に触れる機会を増やすという目的もありました。
特に朝や深夜に受講したいという要望があったので、レアジョブを導入したことで受講率も増加し、より多くの社員の英語力アップのサポートができるようになりました。
ただ、レアジョブは講師数が多いため、自分に合った講師選びをするのが難しいという声もありました。そこでレアジョブの方に「講師の選び方」に関する説明会をしてもらったり、利用している社員同士で経験をシェアしてもらったりしています。
また、社員のモチベーション維持のために、受講率が低い社員には研修担当者から呼びかけをするようにしています。しかし、当社としては受講してもらうことが目的ではなく、海外スタッフとコミュニケーションをとれるようになることが目的です。英語が必要だと思っている社員が、自発的にレアジョブを利用して英語力をアップさせているケースが多いです。
まったく英語が話せなかった社員が、グローバルのワークショップで30分の英語スピーチをしたり、英語でコミュニケーションをとれるようになったりしています。また、VERSANTの点数が半年で平均3.6点アップするなど、目に見える成果も出てきています。
当社では「英語ができないと取り残される」という危機感を持っている社員も多く、企業側が英語研修を提供することがそこに勤める社員や会社の成長につながると思っています。今後も、特に海外と関わる社員に関しては、英語で議論をしたり、意見を述べたりできるようになってほしいと思います。